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IP電話【アイ ピー デンワ】

知恵蔵

IP電話
インターネット技術を利用した電話のこと。従来の電話技術に比べ、設備投資と回線維持にかかるコストが低いのが特徴。サービスの特徴は様々だが、一般的には、家庭などに敷設されたブロードバンド回線を使い、音声をインターネット網を介して伝送することで、通話料金を安価にする。例えば、国内で最も利用者の多いソフトバンクグループの「BBフォン」の場合、BBフォン利用者同士は無料で、一般加入電話へは3分8.3895円(税込み・全国一律、2006年9月現在)で通話が可能。その性質上、多くのサービスは、ブロードバンド回線とセットで提供されている。特殊なアダプターを使い、通常の電話をインターネットにつないで利用するほか、パソコンからの通話も可能。特に最近は、「Skype」に代表される、パソコン同士で無料通話が可能なサービスの人気も高い。コストが低い半面、既存電話網ほどの信頼性がないこと、音質が若干悪いことなどが問題とされてきたが、技術革新に伴い、それらの問題も徐々に解決されつつある。
(西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

パソコンで困ったときに開く本

IP電話
通常の電話回線の代わりに、インターネットの技術で実現する低価格な電話サービスのことです。電話番号が与えられて一般の電話として使えるものと、会員同士でのみ通話できるものとがあります。IP電話対応のルーターなどに電話機を接続するもの、「Skype(スカイプ)」のようにパソコン上で利用するものがあります。
⇨IP、Skype

出典:(株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本

朝日新聞掲載「キーワード」

IP電話
固定電話回線ではなく、インターネットのデータ通信方法を使った電話サービス。通話距離に関係なく、料金が割安になるのが特徴とされる。
(2007-02-21 朝日新聞 朝刊 岡山全県 1地方)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

アイピー‐でんわ【IP電話】
一般の加入者回線のような回線交換を使用せず、パケット通信を利用する通話サービス。VoIP技術を用い、音声データの送受信を行う。スマートホンで同サービスを利用するIP電話アプリも普及している。データ通信にインターネットを使う場合はインターネット電話ともいう。IPホン。IPテレフォニ。→アイ‐ピー(IP)

出典:小学館
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IT用語がわかる辞典

アイピーでんわ【IP電話】
インターネットのパケット通信技術を利用する電話サービス。アナログ加入電話のような回線交換方式ではなく、VoIPを用い、音声データをパケットに分割してIPネットワーク網を通じて伝送する。◇「IPテレフォニー」「IPフォン」ともいう。⇒ソフトフォン

出典:講談社
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

IP電話
あいぴーでんわ
インターネット・プロトコル(→TCP/IP)というインターネットの通信の仕組みを用いる電話。通話時に回線を専有しないので従来の電話に比べ通話料金が安い。当初は一般のインターネットを経由していたが,通信が安定している専用の IP通信網によるサービスが提供されるようになった。一般のインターネット経由の電話を特にインターネット電話と呼び,専用通信網経由の IP電話と区別することもある。インターネットでの電話は 1995年頃から使われはじめ,インターネットに接続したパーソナル・コンピュータ同士が専用プログラムを使って音声を交換していたが,音声の品質は低かった。1997年頃には一般加入電話同士を専用機器に接続しインターネットを経由して通話できるサービスが現れた。2001年,専用 IP通信網を使用し一般加入電話で通話できるサービスが日本で始まり,音声の品質,利便性とも大幅に向上した。一方で ADSLやケーブルインターネットなどの高速接続が普及し,一般のインターネット経由でも安定した通話が可能になって利用者の増加にはずみがついた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

IP電話
あいぴーでんわ
インターネットのプロトコル(IP=Internet Protocol)を使って音声通話をする仕組みのこと。これまでの電話による音声通話は電話機と電話局にある交換機が専用のケーブルで直接に接続されているいわゆる公衆回線網を使い、交換機は入力された電話番号によって発信元と着信先の回線を接続していたものであった。しかし、インターネットの普及とそのブロードバンド化にともなって、音声をデジタル化し、インターネットの回線網を使い、IPのパケットでの通信により音声通話をすることができるようになった。これがIP電話である。
 IP電話のメリットは通話時に占有されてしまうような回線を保持しなくてよく、インターネットの通信のように共通のインフラストラクチャー(インフラ)をパケットで共有して利用できるところである。その結果、料金は回線を占有することを根拠に設定された通話時間課金ではなく、同じ網(ネットワーク)のなかであれば月額定額料金通信ができる。
 これまでにもパソコンにアプリケーションをインストールすることで音声通話をする仕組み(Skypeなど)があったが、これは「インターネット電話」とよび、パソコン間、またはパソコンから電話機への発信機能しかなかった。IP電話では電話機がインターネットにつながるか、電話機は公衆回線網につながっていても長距離通信のときの局舎間のみをIP電話にするなど、既存の電話網の置き換えとして考えられているものである。また、IP電話はそれぞれの電話機に050で始まる電話番号が付与され、公衆回線網からの着信も可能になっているところが異なる。
 現在、主要なインターネット・サービスプロバイダー(ISP)はIP電話のサービスを提供していて、同一のISP内で双方ともIP電話を使う場合には月額定額料金、またIP電話と公衆回線網を組み合わせて使った通話(つまり片方がIP電話でない場合)は長距離であっても市内通話なみの料金で通話ができる。
 企業では、同一オフィスビル内や地理的に離れた本社と支社の間の通話をIP電話にすることで、通話料金を安価にすませることができる。通話料金のみならず、設備投資の面でも、電話の回線や設備とコンピュータ・ネットワークの回線や設備を併設しなければならないという二重投資の必要性が解消されるというメリットもある。
 一方で、事件捜査や緊急通話のときに、着信側から発信場所を特定できないなどの問題もある。将来は携帯電話もIPの技術によって通話を行うようになるともいわれており、すべての通信がIPの技術を使う「オールIP化」の流れは加速することが予測される。[中島由弘]
『湯山尚之著『よくわかる最新IP電話の基本と仕組み』(2003・秀和システム) ▽IP電話普及推進センタ監修『企業IP電話比較・検討・導入ガイド』(2004・インプレス) ▽都丸敬介著『IP電話のすべて』(2004・電波新聞社) ▽岩橋努著『IP通信技術テキスト』(2005・日本理工出版会)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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