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GSIA【じーえすあいえー】

日本大百科全書(ニッポニカ)

GSIA
じーえすあいえー

環境保護や社会問題などへの取り組みを考慮して、企業向け投資の可否を決める持続可能な投資(SI:Sustainable Investment、サステイナブル投資)を普及するための国際組織。GSIAは Global Sustainable Investment Allianceの頭文字をとった略称で、日本では世界持続可能投資連合、世界持続的投資連合などと訳されている。アメリカのワシントンに本部を置くUSSIF(The Forum for Sustainable & Responsible Investment)、カナダのトロントに本部を置くRIA(Responsible Investment Association)、イギリスのロンドンに本部を置くUKSIF(UK Sustainable Investment & Finance Association)、ベルギーのブリュッセルに本部を置くEurosif(The European Sustainable Investment Forum)、オランダのユトレヒトに本部を置くVBDO(The Dutch Association of Investors for Sustainable Development)、オーストラリアのシドニーに本部を置くRIAA(Responsible Investment Association Australasia)、香港に本部を置くASrIA(Association for Sustainable & Responsible Investment in Asia)といった世界7地域を代表する持続可能な投資の普及団体が中心となって立ち上げた。また、世界の主要な資産運用団体、年金基金、非政府組織などの運用関係者も加わっている。エネルギー大手エンロンの破綻(はたん)やリーマン・ショックなどの経験から、目先の業績拡大ばかりを優先する企業行動が不正会計や金融危機の一因になったとの反省に立ち、業績などの財務情報だけでなく、環境保護、社会貢献、人権・弱者尊重、企業統治、コンプライアンス、長期経営ビジョン、人材開発などへの取り組みといった非財務情報をも重視することが企業の長期的な価値を高め、持続的投資につながるとの考え方が広がっている。GSIAはこうした流れにのって、持続可能な投資の普及・啓蒙(けいもう)に取り組んでいる。2012年には、世界の持続可能な投資に関する初の報告書「世界持続可能投資報告2012(Global Sustainable Investment Review 2012)」を発表。2012年時点で、世界の機関投資家の資産の22%は持続可能な投資であったが、日本国内の同投資額は全体の0.2%にとどまっていると報告した。なおGSIAの持続可能な投資の概念には、社会的責任投資やESG投資のほか、インパクト投資、マイクロファイナンスへの投資なども含まれている。

[編集部]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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