Rakuten infoseek

辞書

D-ガラクツロン酸【ガラクツロンサン】

化学辞典 第2版

D-ガラクツロン酸
ガラクツロンサン
D-galacturonic acid

C6H10O7(194.14).ガラクトースのウロン酸D-ガラクツロン酸は,ペクチン,植物粘質物,細菌の多糖類などの構成成分である.ペクチン質中のペクチン酸を酸で加水分解すると得られる.α形(一水和物)は分解点159~160 ℃(110 ℃ で軟化).+107.0→+51.9°(水).β形(無水物)は分解点166 ℃.+27→+56.7°(水).α形の結晶水が除去しがたいこと,シッフ試薬をβ形はゆっくり発色させるが,α形の場合はすみやかなことなどから,α形は環状のヘミアセタール構造ではなく,鎖状構造をとると考えられている.両形ともフェーリング液を冷時還元する.塩酸と熱すると容易に二酸化炭素とフルフラールに分解するので,この反応はガラクツロン酸の定性,定量に利用される.[CAS 685-73-4]

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

D-ガラクツロン酸」の用語解説はコトバンクが提供しています。

D-ガラクツロン酸の関連情報

関連キーワード

633美の里イズロン酸グルクロン酸ケトヘキソン酸D-マンヌロン酸ニゲルいの(町)吾北イズロン酸ガラクツロン酸

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.