Rakuten infoseek

辞書

黄道十二宮【こうどうじゅうにきゅう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

黄道十二宮
こうどうじゅうにきゅう
zodiac
古代の天文学では,天球黄道の目印に,その南北それぞれ8°または9°ずつの帯域を定め,これを獣帯と呼び,だいたいその中に含まれる 12の星座を黄道十二宮と呼んだ。太陽は平均して毎月1ずつその星座を移っていくことになる。ただし,太陽はへびつかい座も通るが,これは黄道十二宮に入れない。十二宮にはそれぞれ性格が与えられ,この組合せで占星術が行われる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

こうどう‐じゅうにきゅう〔クワウダウジフニキユウ〕【黄道十二宮】
黄道帯を、春分点を起点として30度ずつ12等分してつけた名称。白羊金牛双子(そうし)巨蟹(きょかい)獅子(しし)処女天秤(てんびん)天蝎(てんかつ)人馬磨羯(まかつ)宝瓶(ほうへい)双魚(そうぎょ)の12宮。太陽は1年間これらの宮を順に移動するので、古代オリエントから占星術に使われた。現在は歳差により春分点が双魚宮に移ったので、十二宮はほぼ一つずつ前にずれている。→黄道十二星座

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

とっさの日本語便利帳

黄道十二宮
→「日常生活でに立つ! 」の「黄道十二宮と十二星座」

出典:(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」

世界大百科事典 第2版

こうどうじゅうにきゅう【黄道十二宮 zodiac】
黄道に沿って各宮30度の広がりをもった弧よりなる12宮をとり,ギリシアのヒッパルコスの解釈によれば,黄道の南北に一宮の弧の広がりが30度を超えない幅をもった帯状の部分を黄道十二宮という。前2100年ころの楔形文字板に黄道十二宮の痕跡があり,はじめはバビロニア天文学において使用され,前800年以後ギリシアに伝えられたとされている。宮のほとんどが動物名で表され,その名称がそのまま星座名にもなったが,黄道帯はギリシア語ではもともと動物を意味し,したがって獣帯ともよばれた。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

こうどうじゅうにきゅう【黄道十二宮】
黄道帯を12等分し、30度ずつに区分したもの。また、その各区画。白羊・金牛・双子・巨蟹きよかい・獅子しし・処女・天秤てんびん・天蠍てんかつ・人馬・磨羯まかつ・宝瓶ほうへい・双魚の十二宮をいう。太陽が一か月ごとにこれらの宮を順に移動すると考えられた。バビロンに始まる。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

黄道十二宮
こうどうじゅうにきゅう
黄道に沿った天域を12分割して十二宮とよぶ。春分点に始まり、黄経0~30度を白羊宮、30~60度を金牛宮、以下30度分割で双子(そうし)宮(双児宮)、巨蟹(きょかい)宮、獅子(しし)宮、処女宮、天秤(てんびん)宮、天蝎(てんかつ)宮、人馬宮、磨羯(まかつ)宮、宝瓶(ほうへい)宮、双魚宮とよんだ。これは黄道上の12星座である、おひつじ、おうし、ふたご、かに、しし、おとめ、てんびん、さそり、いて、やぎ、みずがめ、うおの各座に対応するもので、とくに古代オリエントに始まり、中世ヨーロッパで流行した、出生時の天界のありさまで人間の運命を占うホロスコープ占星術において、太陽、月、五惑星の位置を示すのに使われた。天球の歳差運動により春分点が現在ではうお座に移っているが、十二宮ではこの天域の名称は白羊宮で、現実の星座とは一つずつ食い違った命名になっている。
 仏教では密教体系に十二宮が移入され、『大日経疏(だいにちきょうしょ)』では十二宮神を西方月天の眷属(けんぞく)とし、胎蔵界曼荼羅(まんだら)図の外縁部にその姿が描かれていることがあり、その名称は、獅子宮、女(にょ)宮、秤(しょう)宮、蝎(かつ)宮、弓宮、磨羯宮、(へい)宮、魚宮、羊宮、牛宮、婬(いん)宮、蟹(かい)宮の順で、図形も、やぎ、ふたごなどはギリシアの星座とはまったく違った姿になっている。[石田五郎・藤井 旭]
『沼沢茂美写真、NHK取材班編『大星夜ウオッチング』(1991・日本放送出版協会) ▽ジャン・カレルズ著、阿部秀典訳『占星術大全』(1996・青土社) ▽ルドルフ・シュタイナー著、西川隆範訳『星と人間――精神科学と天体』(2001・風濤社) ▽矢島文夫著『占星術の起源』(ちくま学芸文庫)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

こうどう‐じゅうにきゅう クヮウダウジフニキュウ【黄道十二宮】
春分点を基準にして、黄道帯を三〇度ずつ十二等分し、付近の星座の名をあてはめたもの。白羊宮、金牛宮、双子宮、巨蟹(きょかい)宮、獅子宮、処女宮、天秤(てんびん)宮、天蝎(てんかつ)宮、人馬宮、磨羯(まかつ)宮、宝瓶(ほうへい)宮、双魚宮の総称。古代オリエントに始まり、中世ヨーロッパで流行した。現在は歳差のため、一宮ずつ星座名とずれている。十二宮。獣帯。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

黄道十二宮」の用語解説はコトバンクが提供しています。

黄道十二宮の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.