●魏【ギ】
魏
中国の王朝の1つで、220年から265年まで続きました。
三国時代の国の1つです。
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ぎ【魏 Wèi】
中国,戦国
七雄の一つ。前403‐前225年。
始祖の畢万(ひつばん)は晋の大夫で,魏(山西省芮城県)を
領地とし,魏氏と称した。勢力を蓄え,春秋末には韓・趙・知氏とともに晋の
国政を握った。前453年韓・趙と知氏を滅ぼして晋を三分,前403年周王より独立を認められ,安邑(山西省夏県)に都を置いた。文侯は政治を改革し,戦国初期第一の
強国となり,
境域を拡大した。文侯死後,秦の攻撃を受け,都を大梁(河南省開封市)に遷し,国を梁とも称した。
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ぎ【魏 Wèi】
中国の三国時代に
呉・
蜀の2国と対峙して華北を支配した国(220‐265)。曹氏を
皇帝とするので曹魏ともいう。後漢末の動乱期に,
曹操が対立する
群雄を倒して華北を平定し,213年(建安18),
献帝から
鄴(ぎよう)(
河北省臨漳県)を中心とする魏国公に封ぜられたのが始まりで,3年後に魏王に進められたが,220年のはじめに死ぬ。後をついだ子の曹丕(そうひ)がその年の10月,献帝の禅譲を受けて帝位に昇り,ここに後漢は滅んで,同じく洛陽を首都とする魏国が正式に成立した。
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ぎ【魏 Wèi】
中国,南北朝時代の北朝の一つで,
鮮卑族
拓跋部が4世紀末から約1世紀半華北に建設した国家。北魏,後魏,拓跋魏などともいう。拓跋部の故地は興安嶺北部と見られ,西遷して盛楽(内モンゴルのホリンゴール)を
根拠に諸部族の
盟主となり,部族連合によってなる代王国を建設,魏・晋両王朝とも交渉をもった。西
晋の滅亡過程には山西方面から
南進を試み,397年代王
拓跋珪は後燕の首都中山を攻略して河北一帯を領有,その翌年平城(山西省大同)を首都として魏帝国を建てた(道武帝)。
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ぎ【魏】
中国の国名。
① 戦国時代の七雄の一。晋の有力世族魏氏が韓・趙両氏とともに晋の領地を三分し、今の山西省南西部から河南省北部を領有、文侯が周王より諸侯に封じられて成立(前403~前225)。李悝りかいらを重用し富国強兵に努めたが、秦に滅ぼされた。
② 三国の一。後漢末の群雄割拠に華北を統一し実権を握って魏王となった曹操そうそうの死後、その子曹丕そうひ(文帝)が、後漢の献帝に譲位を迫って王朝を建てた(220~265)。都は洛陽。国力は三国のうち最強で、蜀・呉を圧したが、五代元帝の時、臣下の司馬氏に代わられた。 → 晋② ③ 北朝の一。鮮卑族の拓跋珪たくばつけいが華北に建国(386~534)。都は平城、のち洛陽に遷うつる。積極的な中国同化政策を進めたが、その矛盾から反乱が起こり、534年、東魏(534~550)と西魏(535~557)に分裂した。北魏。後魏。元魏。拓跋魏。
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ぎ【魏】
古代中国の国名。
[一] 戦国七雄の一つ。もと安邑(山西)に封ぜられた
晉の六卿の筆頭。前四五三年、趙、韓とともに晉の領土を三分し、山西の南部から
陝西の東部および河南の北部を領有。前四〇三年、文公のとき、諸侯として認められ強盛を誇ったが、常に秦の圧迫を受け、大梁(河南)に遷都し、前二二五年秦に滅ぼされる。
[二] 三国の一つ。二二〇年、曹操の子丕(ひ)が後漢の献帝を廃してたてた国。首都は洛陽。華北を領し、呉、蜀と天下を三分したが、二六五年、臣下司馬氏の晉に代わった。
[三] 南北朝時代の北朝の一つ。鮮卑の拓跋珪(たくばつけい)(=道武帝)が三八六年に建国し、四三九年、五胡十六国の北中国を統一した。極端な漢化政策をとり、その矛盾から反乱が起きて五三四年東西に分裂し、東魏は五五〇年、西魏は五五六年に滅んだ。北魏。後魏。拓跋魏。
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