Rakuten infoseek

辞書

高地性集落【こうちせいしゅうらく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

高地性集落
こうちせいしゅうらく
弥生時代の集落形態の一つで,比高の高い台地や山頂に防衛的あるいは畑作農耕を営む目的で形成されたもの。特に中期後半頃から大阪湾に面した高地瀬戸内海沿岸の地では,高台に空濠や土塁をめぐらし,その内側に住居を構えた例がある。遺跡からは日常の雑器をはじめ石鏃鉄鏃などの武器が少数出土する場合もある。遺跡の立地や構造からして,一時的に低地から離れて生活した短期間集落と考えられる。集落間の戦乱に際してつくられたものとされる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

防府市歴史用語集

高地性集落
 弥生時代のながめのよい高台に作られた集落です。役割についてはいろいろな説がありますが、見張り台やのろし台、逃げ城といった役割が考えられます。

出典:ほうふWeb歴史館
Copyright 2002,Hofu Virtual Site Museum,Japan
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

こうちせいしゅうらく【高地性集落】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

こうちせいしゅうらく【高地性集落】
弥生時代中期の瀬戸内海・大阪湾沿岸の丘陵・山頂につくられた集落。兵庫県芦屋市会下山遺跡・香川県三豊みとよ市詫間たくま町紫雲出遺跡では、石槍・石鏃が多く、軍事的緊張に対応した防御集落と考えられる。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

高地性集落
こうちせいしゅうらく
稲作と低地居住が時代の趨勢(すうせい)になっていた原史時代に、水田経営と日常の居住条件を犠牲にし、斜面の急な比高の高い所に営まれた異常ともみられる弥生(やよい)系統の集落遺跡を「広義の高地性集落」とよんでいる。「狭義の高地性集落」は、展望がきく山頂や尾根筋とか、斜面の急峻(きゅうしゅん)な高い台地に立地し、武器的遺物や防備施設の遺構など、軍事的防衛機能をもつとみられる集落遺跡で、一般に「高地性集落」とよぶときは狭義の高地性集落をさし、集落成立の主体的機能と、その後に生じた派生的副次機能をもつものとがある。いま一つの特色は、高地への出現と消滅という垂直的遷移現象が特定の時期と地域に現れることがある。それらの分布は本州、四国、九州にみられるが、大部分は北部九州と畿内(きない)を結ぶ瀬戸内と四国に集中している。原因は、潜在的な自然環境の変化のほか、稲作前線の拡張や政治を背景とする軍事的緊張と緩和が作用していると考えられている。[小野忠

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

こうちせい‐しゅうらく カウチセイシフラク【高地性集落】
〘名〙 瀬戸内海沿岸・畿内とその周辺地域から関東地方にかけて、比高差数十メートル以上の山頂や丘陵上に営まれた、軍事的性格の強い彌生時代集落。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

高地性集落」の用語解説はコトバンクが提供しています。

高地性集落の関連情報

他サービスで検索

「高地性集落」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.