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駅馬【エキバ】

デジタル大辞泉

えき‐ば【駅馬】
律令制で、駅家(えきか)に備えて駅使乗用に使った馬。また、中世以降、宿駅に備えて一般の旅客の用に供した馬。はゆま。

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はゆま【駅馬/駅】
《「はやうま(早馬)」の音変化》古代、官吏などの公用の旅行のために、諸道の各駅に備えた馬。はいま。
「さぶる児(こ)が斎(いつ)きし殿に鈴掛けぬ―下れり里もとどろに」〈・四一一〇〉

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世界大百科事典 第2版

えきば【駅馬】
日本古代の駅伝制で駅に配置した馬。公務出張の官人や公文書伝送の駅使が前の駅から駅馬に乗り駅子に案内されて駅家(うまや)へ到着すると,駅長は前の駅の駅馬をその駅子に送り返させ,当駅の駅馬に駅子を添えて次の駅まで送らせる。貸与する駅馬数は利用者が六~八位なら3匹,初位以下なら2匹というように,位階によって定まっているが,案内する駅子は1人だったらしい。駅馬の各駅配置数は,山陽道が20匹,東海・東山両道が10匹,北陸・山陰・南海・西海の4道が5匹という規準だが,国司の判断で実情に即した増減が可能であり,10世紀初頭の延喜式では40匹から2匹までが全国で402の駅に配置され,総数は4000匹に達した。

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大辞林 第三版

えきば【駅馬】
律令制で、駅使や官人の往来に供するため駅家で常備していた馬。はゆま。

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

えき‐ば【駅馬】
〘名〙
① 令制の駅制で、官道三〇里ごとに設置された駅家に備えて駅使の乗用に使う馬。また、宿駅に備えて、一般の旅客の用に供する馬。はゆま。
※令義解(718)厩牧「凡諸道置駅馬。大路廿疋。中路十匹。小路五匹」
※日葡辞書(1603‐04)「Yeqiba(エキバ)。ウマヤヂニ アル ウマ」 〔史記‐鄭当時伝〕
② 九星にあてた神の名の一つ。遠行、赴任、移居、また、医療、祈福によいという日。正月・五月・九月は申(さる)の日、二月・六月・一〇月は巳(み)の日、三月・七月・一一月は寅(とら)の日、四月・八月・一二月は亥(い)の日が、この神の当番日にあたるという。
[語誌]「古事記‐中」に倭建命の死に際して「駅使(はゆまづかい)」を貢上したとの記事があり、大宝令以前にも①は存在したか。駅家が律令制の崩壊とともに衰微し、鎌倉時代以降、代わって宿が発達すると、官制に限らず、民間の宿駅の馬についても用いられるようになった。

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はゆま【駅馬】
〘名〙 (「はやうま」の変化した語) 奈良時代の駅制で、役人や公用の旅行者のために、諸道の各駅に置かれた馬。
※万葉(8C後)一八・四一一〇「左夫流子が斎(いつ)きし殿に鈴掛けぬ波由麻(ハユマ)下れり里もとどろに」

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