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馬渡島【まだらじま】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

馬渡島
まだらじま
佐賀県北西部,東松浦半島の北西方,玄界灘に浮かぶ唐津市に属する。玄武岩台地からなり,本村新村の二つの集落がある。新村は江戸時代,弾圧を逃れて定住したキリスト教徒の村で,教会修道院がある。本村は漁業,新村は畑作が主産業。玄海国定公園に属し,呼子港との間に定期船がある。面積 4.13km2人口 601 (2000) 。

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デジタル大辞泉

まだら‐じま【馬渡島】
佐賀県西北部、壱岐(いき)水道に臨む県内最大の島。唐津市に属する。全体が玄武岩におおわれた台地。面積4.1平方キロメートル、周囲約12キロメートル、最高点は238メートル。東松浦半島最北端の波戸(はど)岬から西北西7キロメートルの地点に位置する。

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世界大百科事典 第2版

まだらしま【馬渡島】
玄界灘西部,壱岐水道に浮かぶ島。佐賀県東松浦郡鎮西(ちんぜい)町に属する。東松浦半島北端の波戸(はど)岬西方約7kmに位置し,面積4.13km2,人口620(1995)。玄武岩類などの溶岩台地をなし,最高点は番所ノ辻とも称する遠見(とおみ)(238m)。古く大陸交通のルート上にあり,旧石器時代石器をはじめ多くの考古遺物が出土している。中世には松浦党斑島(まだらしま)氏が島を支配し,また文永・弘安の役にはモンゴル軍に襲われたと伝える。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

馬渡島
まだらしま
佐賀県北西端、壱岐(いき)水道(玄界灘(げんかいなだ))に浮かぶ島。東松浦(ひがしまつうら)半島北西端の波戸岬(はどみさき)西方約7キロメートル、唐津市(からつし)に属する。面積4.24平方キロメートル、周囲約12.5キロメートル。佐賀県内では最大の島。玄武岩・粗面岩類の丘陵性台地からなり、最高地点は標高約238メートルの番所ノ辻(つじ)(遠見(とおみ)岳)で、海岸は大部分断崖(だんがい)をなす。南東部の小さな入り江一帯に、馬渡島漁港や通称本村の宮ノ本漁村が立地する。呼子港(よぶここう)から定期船で約45分(名護屋(なごや)港経由)。島名については、斑(まだら)島の書き改め説や、大陸から最初に「馬渡る島」の由来伝説などをもつ。
 古来、大陸交通の中継地で、遣唐使や元寇(げんこう)ほか、それにまつわる遺跡や伝承が多い。江戸期には唐津藩のウマやシカの藩営放牧地があった。本村はブリ、イカ、フグ、イワシ、アワビ、サザエ、ウニなど各種の水揚げをもつ漁村で塊村形態をなすが、台地上の新村は畑作主体で散村形態をなす。1981年(昭和56)には、田5ヘクタール、畑48ヘクタール、樹園地40ヘクタール、牧草地18ヘクタールで、いも類や甘夏柑(あまなつかん)などを栽培し、肉牛飼育をみた。『離島統計年報』2005年版によると、2004年(平成16)には、田17ヘクタール、畑73ヘクタール、樹園地5ヘクタール、牧草地2ヘクタールとなっている。近年は、豊富な海産物を生かした加工品製造にも力を入れている。仏教徒の本村に対し、新村はカトリック教徒の集落で、寛政(かんせい)年間(1789~1801)に長崎方面から移住してきた隠れキリシタンの地として知られる。新村地区の馬渡島カトリック教会(御堂天主堂)は、長崎県平戸の旧紐差(ひもさし)教会を移築した木造建築。海外移民の歴史をもつ。玄海国定公園の一角で、釣りなどを楽しむ来島者も多い。国指定天然記念物カラスバトの生息域。人口504(2009)。[川崎 茂]

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