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風解【ふうかい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

風解
ふうかい
efflorescence
結晶水を含む結晶を空気中に置くと,水分子を失って粉末状の無水物になる現象。たとえば芒硝を空気中に置くと,結晶水を失って白色粉末になる。(→潮解

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デジタル大辞泉

ふう‐かい【風解】
[名](スル)結晶水を含む結晶体が、空気中で結晶水を失い、粉末になる現象。風化

出典:小学館
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岩石学辞典

風解
結晶質物質が空気にさらされて,その結晶水を放出し崩壊する現象.岩石や建築材料の表面に柔らかい砕けやすい結晶質の粉末が形成される.これは岩石の面が持っていた水分が蒸発した結果か,または結晶作用の水分の消失によってできたもの.風解作用による代表的な鉱物には石膏方解石,ハライト(halite)などがある.ロンドン粘土で作った煉瓦では炭酸カルシウム黄鉄鉱の間の反応で風解現象が起こる[Blyth & De Freitas : 1974].→ブルーム(2.1.1)

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

ふうかい【風解 efflorescence】
結晶水を有する結晶や水和物が,大気中でその水分を失う現象。多くの場合,結晶状から粉末状に変化する。これは,結晶のもつ水蒸気圧が大気中の水蒸気の分圧よりも高い場合に,結晶中の水分が大気中へ移っていくために起こる。たとえば硫酸ナトリウム10水和物Na2SO4・10H2Oは,外見氷砂糖のような結晶であるが,大気中に放置しておくと,表面から徐々に(数日で)白い粉末状に変化していく。表に風解する物質のをあげる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ふうかい【風解】
スル
結晶水をもつ結晶が空気中で徐々に水分子を失い粉末になる現象。風化。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

風解
ふうかい
efflorescence
水和物結晶と平衡にある水蒸気圧が、大気中の飽和水蒸気圧よりも大きい場合には、結晶から水分子が遊離して、水和数のもっと少ないもの、あるいは無水物となり、結晶格子の崩壊がおこる。これを風解という。潮解とはちょうど逆である。炭酸ナトリウム十水和物、あるいは硫酸ナトリウム十水和物などは風解性の著しい結晶の例である。[山崎 昶]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ふう‐かい【風解】
〘名〙 結晶水を含む結晶を空気中に放置しておくと、水分子を徐々に失い、粉末になる現象。芒硝、洗濯ソーダなどに見られる。風化。〔稿本化学語彙(1900)〕

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化学辞典 第2版

風解
フウカイ
efflorescence

水和水をもつ結晶を空気中に置くと,水和水がとれて粉末になる現象.固体塩類の分解反応の一つである.水和水をもつ塩が分解して無水塩と共存すると,この系は相律から一定温度では一定の水蒸気分圧をもつ.この分圧が空気中の水蒸気分圧より高いと,分解は完全に進行して新しく無水塩のみになる.無水塩の結晶成長速度が核生成速度に比べて遅いため,微粉末が生成する.例としては,Na2CO3・10H2O,Na2SO4・10H2O,Na2HPO4・12H2Oなどがある.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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