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風神【フウジン】

デジタル大辞泉

ふう‐じん【風神】
風をつかさどる神。ふつう、裸形風袋をかついで空を駆ける姿に描かれる。寺内では、千手観音二十八部衆に付して雷神とともに安置される。風の神。→風天(ふうてん)

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デジタル大辞泉プラス

風神
三菱電機のサイクロン式掃除機のシリーズ名。遠心力でごみを3段階に分離し吸引力の低下や排気の汚れを防ぐ機能やダストボックスの分解水洗い機能などを搭載。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

ふうしん【風神 fēng shén】
いわゆる〈風の神〉をいう。中国では,風伯,風師ともいい,飛廉,箕伯などの名で呼ばれる。風は大気の動きであり,日々の天候や時節移り変りと深いかかわりがあるので,古くからとくに注意をはらわれており,東西南北の四方にそれぞれの風神が考えられた。甲骨文では,鳳形の鳥によって示されており,古くは鳥形の神と考えられたらしい。殷代では,犬を犠牲としてこれを祭ることが多く,後世,風を止めるのに,大道で犬を磔(たく)する習俗となって残った。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ふうじん【風神】
風をつかさどる神。一般に裸形で風袋をかつぎ天空を駆ける姿にかたどる。風の神。風伯。
風格。 「 -高邁」

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日本大百科全書(ニッポニカ)

風神
ふうしん
風をつかさどる神。古代中国では風伯(ふうはく)といい、つねに雨の神「雨師(うし)」とともに、丙戌(ひのえいぬ)の日に西北で祭るという慣行があった。わが国では主として雷神と対(つい)にして考え、中世にはこの二神を鬼形に表現した絵や彫像も発達した。
 風神の社として古く著名であったのは大和(やまと)(奈良県)の龍田比古(たつたひこ)神社・龍田比女(ひめ)神社で、『延喜式(えんぎしき)』には四時祭式(しじさいしき)にその祭式規定があり、祝詞(のりと)式にその祝詞の全文が収められている。伊勢(いせ)の内宮(ないくう)・外宮(げくう)にはともに別宮(べつぐう)として風宮(かぜのみや)があり、かの元寇(げんこう)のときにはここから神風が吹いたという伝承がある。信州(長野県)の諏訪(すわ)大社も風の宮といわれ、このほうではもっぱら風の害のないことが祈念された。近代に入ってからでも風祭りとか風祈祷(きとう)といって、風害のないことを祈る風(ふう)は多かった。その時期は主として二百十日前後であったが、所によっては5月・6月、あるいは春先にもこれを行っていた。その祭りに念仏踊が結び付いている例もある。[石塚尊俊]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

かぜ‐の‐かみ【風神】
[1] 〘名〙
① 風をつかさどる神。裸形で風袋(かざぶくろ)をかついだ姿に描く。風神(ふうじん)
※書紀(720)神代上(水戸本訓)「号(な)を級長戸辺(しながとへ)の命と曰(まう)す。〈略〉是れ風神(カセノカミ)なり」
② 風邪をはやらせる厄病神。
※人倫訓蒙図彙(1690)七「世間に風気時行(はやり)ぬれば、風(カセ)の神(カミ)をおひはらふとて」
※雑俳・青木賊(1784)「ぞっとする・ぬるい風呂場に風の神」
③ こじきの一種。江戸時代、風邪がはやった時、風の神を追い払うといって、仮面をかぶり、太鼓を打って、金品をもらい歩いた者。風の神払い。
浮世草子・傾城色三味線(1701)大坂「風の神と相住して」
④ 江戸時代、風邪が流行した時、②に見立ててつくった人形。→風の神を送る
※浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(1712頃)上「風の神か鳥おどしのようなざまで」
※浮世草子・西鶴置土産(1693)四「いよいよ雨の宮、風の神をいのりけるが」

出典:精選版 日本国語大辞典
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ふう‐じん【風神】
〘名〙
① 風をつかさどる神。一般には裸形で風袋をかつぎ天空をかける姿にかたどる。寺内では千手観音の眷属である二十八部衆と並べて安置される。ほかに雷神と対にしてあらわされる。風の神。
※浄瑠璃・烏帽子折(1690頃)一「風神(フウジン)・雷神・厄神」
② 風貌にあらわれた精神。風格。〔晉書‐裴楷伝〕
③ 気品のあるおもむき。すぐれたおもむき。気韻。
※淡窓詩話(19C中)上「王が景を写すは、写意を主として微細に及ばず。貴ぶ所は風神に在り」 〔南史‐褚彦回伝〕

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