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韋駄天【いだてん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

韋駄天
いだてん
スカンダ」のページをご覧ください

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デジタル大辞泉

いだ‐てん〔ヰダ‐〕【韋駄天】
《〈梵〉Skandaの音写。塞建陀・建陀の「建」を「韋」に誤ったものか》増長天の八大将軍の一。仏法守護神。もとバラモン教の神で、シバまたはアグニ神の子。俗説に、仏舎利(ぶっしゃり)を盗んだ捷疾鬼(しょうしつき)を追いかけて取り返したというので、足の速い神とされ、足の速い人のたとえにされる。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

韋駄天 いだてん
古代インドの神。
シバ神の子。バラモン教の神であったが,仏教に導入され,仏法や伽藍(がらん)の守護神とされる。甲冑(かっちゅう)をつけ,宝剣をささげもつ。釈迦が死んだとき仏舎利をぬすんだ魔を追跡してとりかえしたことから,足のはやい神とされる。私建陀(しけんだ),塞建陀(そけんだ)などともいう。

出典:講談社
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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション

いだてん【韋駄天】
宮崎の麦焼酎。蔵元の「王手門酒造」は明治28年(1895)創業。所在地は日南市北郷町大藤甲。

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世界大百科事典 第2版

いだてん【韋駄天】
サンスクリット語のスカンダskandaの音を写したもので私建陀,建陀とも表す。バラモン教の神で,シバ神またはアグニ神の子であるが,仏教に入って護法神や伽藍の守護神となった。南方増長天の八将の一人で,四天王に属する三十二将の長とされ,速やかに邪神を降伏させる。釈迦が涅槃(ねはん)のとき仏舎利を盗んだ捷疾鬼(しようしつき)を追ってそれを取り戻したという説話によって,足の速いことを〈韋駄天走り〉と呼ぶようになった。

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大辞林 第三版

いだてん【韋駄天】
Skanda 塞建陀と音訳〕
○ バラモン教の神。シバ神の子。仏教に入って仏法、特に僧や寺院の守護神。捷疾鬼しようしつきが仏舎利を持って逃げ去ったとき、これを追って取り戻したことからよく走る神として知られる。増長天八将軍の一。四天王三十二将の長。 「彼の制帽は駆け足の姿勢をとつて根拠地の方へ-の如く逃げて行く/吾輩は猫である 漱石
足の速い人。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

韋駄天
いだてん
仏教の天神の一つ。ヒンドゥー教の軍神が仏教に取り入れられて、仏教の守護神になったもの。サンスクリット語ではスカンダSkandaとよばれ、これが塞建陀(そけんだ)、建陀(けんだ)などと訳された。「韋駄」(もしくは違駄)は「建駄」の誤字らしい。またスカンダは、アレクサンドロス大王の東方における呼び名イスカンダルIskandarに由来するといわれる。南方を守護する増長天(ぞうちょうてん)に属する八将の一つ。その像は甲冑(かっちゅう)を着け、合掌した腕の上に剣や独鈷(どっこ)をのせる。なお、疾走を意味する「韋駄天走り」という表現はこの神に由来する。[定方 晟]

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精選版 日本国語大辞典

いだ‐てん ヰダ‥【韋駄天】
[1] (Skanda 塞建陀、揵陀、韋駄などと音訳。韋将軍ともいう)
[一] 仏語。南方の増長天に属する八将軍の一。四天王の八将軍を合わせた三十二将軍全体の長。もとバラモン教の神で、シバ神またはアグニ神の子という。仏教に取り入れられ、僧あるいは寺院の守護神となった。形像は、身に甲冑(かっちゅう)を着け、合掌した両腕に宝剣を持つ。釈迦が涅槃(ねはん)の後、捷疾鬼(しょうしつき)が仏舎利から歯を盗み去ったとき、この神が追いかけて取り戻したという俗説がある。非常な速さで駆け、魔鬼を排除するとされるところから、足の速いことや人をもいう。
[二] 能楽。観世小次郎信光作。韋駄天から舎利を受けた律師が一寺を建立するという曲。番外曲で現在は上演されない。
[2] 〘名〙
※たけくらべ(1895‐96)〈樋口一葉〉四「今の間とかけ出して韋駄天(イダテン)とはこれをや」
② 足の速い人。
※浮世草子・好色盛衰記(1688)二「いだてんの茂作という船頭」
③ 芝居の囃子(はやし)の合方の一つ。「伊勢音頭恋寝刃‐油屋の段」の追っかけのように、駆け出す場に用いる。
④ 文楽で用いる人形の型の一つ。団七走りに比べるといくぶんやさしい走り方。

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