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青年【セイネン】

デジタル大辞泉

せい‐ねん【青年】
青春期の男女。10代後半から20代の、特に男子をいうことが多い。若さを強調する場合には30代にもいう。わかもの。わこうど。「青年実業家」
[補説]書名別項。→青年

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せいねん【青年】[書名]
森鴎外の小説。明治43(1910)から明治44年(1911)に発表。作家志望で上京した青年の小泉純一が、都会生活の中で成長していく過程を描く。
林房雄長編小説。明治維新直前の時代を背景に、井上馨伊藤博文をモデルとした青年たちの姿を描く。昭和7年(1932)から昭和9年(1934)にかけて「中央公論」「文学界」などの雑誌で発表し、その後、書き下ろしの章を加えて昭和9年3月に刊行した。

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世界大百科事典 第2版

せいねん【青年 adolescent】
もはや子どもではなく,しかもいまだ大人ではない人間の存在形態を広く指す。若者ともいう。どの年齢層をもって青年と呼ぶかは,時代と文化によって著しく異なる。だが今日いう青年は,18世紀半ば以降の近代産業社会の所産である。
[産業社会以前の青年]
 古来から,年齢に応じての人間の変化が何ほどか認識され,いわゆる青春期の兆候が漠然とながら気づかれていた。たとえばアリストテレスは人の一生を子ども,青年,老人に3区分したが,青年は7歳から40歳ころまでを幅広く指した。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

せいねん【青年】
青春期にある若い男女。一四、五歳から二四、五歳頃までをいうが、広く三〇代をも含めていう場合もある。若者。わこうど。 「 -の主張」 「 -実業家」
書名(別項参照)。

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せいねん【青年】
小説。森鷗外作。1910(明治43)~11年発表。作家を志望して上京した青年小泉純一を主人公とする教養小説。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

青年
せいねん
森鴎外(おうがい)の長編小説。1910年(明治43)3月から翌年8月まで『昴(スバル)』に連載。Y県から上京した作家希望の美青年小泉純一は、まず、作家大石路花(ろか)を訪ねて満足せず、ついで、作家平田拊石(ふせき)の講演を聞いて、心をひかれつつも釈然としないところを、医大生大村荘之助(しょうのすけ)の講釈によって自得する。一方、たまたま観劇の場で知り合った坂井法学博士の未亡人と肉体関係をもつに至り、それに幻滅するという体験を経て、古伝説を現代化した作品を書こうと思い立つ。夏目漱石(そうせき)の『三四郎』を意識しつつ、当代の知識青年の心的成長を扱った作品で、当時としては珍しい思想小説である。ただし、小説としての膨らみには欠けるところがある。[磯貝英夫]
『『青年』(岩波文庫)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

せい‐ねん【青年】
[1] 〘名〙 年の若い人。青春期にある男子、また女子。多く、一四、五歳から二十代くらいの時期の人をいう。わかもの。わこうど。
譬喩尽(1786)八「青年 若年者を云」
※雁(1911‐13)〈森鴎外〉二一「教育家は〈略〉青年(セイネン)に床へ入ってから寐附かずにゐるな、目が醒めてから起きずにゐるなと戒める」 〔剪燈余話‐瓊奴伝〕
[2] 小説。森鴎外作。明治四三~四四年(一九一〇‐一一)発表。地方出身の作家志望の青年小泉純一が、都会での経験、思索の中で次第に成長していく姿を描いたもの。当時の社会、文壇が批判的に描かれている。

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