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【カ】

デジタル大辞泉

か【霞】[漢字項目]
人名用漢字] [音]カ(漢) [訓]かすみ かすむ
かすみ。もや。「雲霞煙霞
朝焼けや夕焼け。「晩霞

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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かすみ【×霞】
空気中に浮かんでいるさまざまな細かい粒子のため、遠くがはっきり見えない現象。また、霧や煙が薄い帯のように見える現象。「がたなびく」 春》「指南車を胡地に引去る―かな/蕪村
(「翳み」と書く)視力が衰えて、物がぼんやりと見えること。「目にがかかる」
色紙・短冊などの上方を絵の具や金粉などでぼかした模様。大和絵では場面転換や空間の奥行などを示すために雲形に描かれる。
衣類などが日に焼けて変色すること。
「袖口の毛繻子に褐色(ちゃ)の―が来て居るのを」〈緑雨・油地獄〉
朝または夕方、雲に日光が当たって赤く見える現象。朝焼けや夕焼け。〈和名抄
酒のこと。
「―を入るる徳利一対」〈大句数・五〉
[補説]1は、平安時代ごろから春のは霞、秋のはと区別されるようになったが、上代では、その区別は定かでなく、春秋どちらにも両者が使われていた。

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とっさの日本語便利帳

空気中に浮かぶ水滴、ちり、火山灰スモッグ、靄(もや)などにより遠くがはっきり見えない現象。気象学的定義はない。夜の霞が朧(おぼろ)。

出典:(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」

デジタル大辞泉プラス

石材の名。山口県美祢市で産出される大理石、美祢大理石のひとつ。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

かすみ【霞】
修験道における,縄張とも言える支配地域のこと。修験当山派では有力修験寺院(先達)が末端山伏を人と人とのつながりを通して組織化したため,地域単位の支配は行わず,霞という言葉も用いなかった。これに対して修験本山派では,院家(京都の若王子,住心院など)などの先達が1国1郡単位の支配地域を霞と呼んで統轄し,これを聖護院門跡が保障するという,地域単位の組織化を進めた。院家などの先達は,在地の有力修験者(年行事や触頭)に霞支配を委任して得分を上納させた。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

かすみ【霞】

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


かすみ
絵画用語。日本絵画における重要な技法の一つ。霞の使用は画面に空間的な広がりを与えると同時に,場面の時間的,空間的な展開を示すのに有効。周囲をぼかし自然な空白をとった霞はすでに平安時代よりみられるが,鎌倉時代の特に絵巻においては「すやり霞」と呼称される,画面ににたなびく定型化した霞が多用されている。中世以後は横長の霞や弧線による雲形の使用が増すと同時に,その装飾化が強まった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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かすみ
mist
大気中に浮遊する微細な水滴あるいは微小粒子のため天空がぼんやりして見える現象。日本では古来から春霞などと使われてきたが,気象学の専門用語ではなく,天気予報では用いない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)


かすみ

遠景がぼんやりと見えている現象。また別に、焼けの現象。朝霞といえば朝焼けをさす。和歌や俳句は前者の意に用いているが、漢詩では後者の場合が多い。

 遠景がぼんやりと見えるのは、大気中に細かな水滴やちりなどが平常よりは増えているときであり、気象的には薄い霧、もや、黄砂、煙などの場合が考えられる。どの場合も風が静かである。吹雪(ふぶき)によって遠景がぼんやりすることがあるが、そのようなときは霞とはいわない。

[平塚和夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

かすみ【霞】
[1] (動詞「かすむ(霞)」の連用形の名詞化)
① 空気中に広がった微細な水滴やちりが原因で、空や遠景がぼんやりする現象。また、霧や煙がある高さにただよって、薄い帯のように見える現象。比喩的に、心の悩み、わだかまりなどをいうこともある。《季・春》
※万葉(8C後)二〇・四四三四「ひばり上る春へとさやになりぬれば都も見えず可須美(カスミ)たなびく」
② 朝または夕方、雲や霧に日光があたって赤く見える現象。朝焼け。夕焼け。
※十巻本和名抄(934頃)一「霞 唐韻云霞〈胡加反 和名 加須美〉赤気雲也」
③ 酒(さけ)の異称。
※蔭凉軒日録‐延徳三年(1491)六月二七日「顕等喫雲飲霞又喫瓜」
④ 酒または酢などを温める時に出る湯気。
※日葡辞書(1603‐04)「サケノ casumiga(カスミガ) タツ」
⑤ (「翳」とも書く) 視力が衰えてはっきり見えないこと。
※俳諧・犬俤集(1615‐22頃)「年よりの眼よりたつ霞かな〈為春〉」
⑥ 衣類などが、日に焼けて変色すること。
※油地獄(1891)〈斎藤緑雨〉六「黒の太利(ふとり)とかいふ袢纏の、袖口の毛繻子に褐色(ちゃ)の霞(カスミ)が来て居るのを」
⑦ 大和絵で時間的経過、場面の転換、空間の奥行きなどを示すために描かれる雲形の色面。多くは絵巻物に用いられた。
⑧ 「かすみあみ(霞網)①」の略。
※物類称呼(1775)四「てんのあみ 小鳥を捕あみ也。〈略〉京にては、かすみといふ」
※雑俳・柳多留‐一三(1778)「小百万石もかすみの中に見え」
[語誌]古く「かすみ」と「きり」が同様の現象を表わし、季節にも関係なく用いられたことは、「万葉‐八八」の「秋の田の穂の上(へ)に霧相(きらふ)朝霞」などの例で知られるが、「万葉集」でも、「かすみ」は春、「きり」は秋のものとする傾向が見えており、「古今集」以後は、はっきり使い分けるようになった。現在の気象学では、視程が一キロ以上のときは「靄(もや)」、一キロ未満のときは「霧」とし、「かすみ」は術語としては用いない。

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