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電熱【でんねつ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

電熱
でんねつ
electric heat
電流の流れている導体 (抵抗体) に発生するジュール熱。暖房器具,調理用具,電気炉などに利用される。抵抗体として普通はニッケル・クロム合金 (ニクロム線) ,鉄クロム合金があり,電熱線と呼ばれている。ほかに炭化ケイ素とか,高温度用として白金などの重金属,炭素などが用いられる。また,電気エネルギーを熱エネルギーに変換することをさしていう場合もあり,例として抵抗加熱,アーク加熱,誘導加熱,誘電加熱などがあげられる。

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デジタル大辞泉

でん‐ねつ【電熱】
電気によって発生する熱。電気抵抗アーク放電によるものなどがある。

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世界大百科事典 第2版

でんねつ【電熱】

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大辞林 第三版

でんねつ【電熱】
電気エネルギーによって得る熱。発熱の方式によって、抵抗発熱・アーク発熱・誘導発熱・誘電発熱などがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

電熱
でんねつ
electric heating
電力を熱に変換し、発生する熱で物質を加熱すること。電気加熱ともいう。また、電気によって加熱を行う装置、器具または加熱手段を電熱ということがある。電気による加熱には、石油やガスその他の燃料によって加熱するのに比べて、温度の制御が容易なこと、被加熱物の内部または局部的な加熱ができること、2000℃以上の高温も得られること、真空内でも加熱可能なこと、さらに煙やガスを出さないことなどの特長がある。
 加熱の方法には、抵抗加熱、アーク加熱、誘導加熱、誘電加熱、赤外線加熱、ヒートポンプ加熱などがある。抵抗加熱は、抵抗Rオームに電流Iアンペアを流すとI2Rワット(ジュール毎秒)の大きさで生ずる熱によって加熱する方法をいい、被加熱物に電流を流す直接抵抗加熱と、被加熱物の近傍に発熱体を置く間接抵抗加熱とがある。前者は被加熱物が導電性をもっていることが必要であり、金属や黒鉛の加熱に適用される。これは内部加熱であり、加熱効率が高く高温にしやすい。後者は被加熱物の種類に制約がなく、簡単に適用できるので用途が広い。また真空内での加熱もできる。電気炊飯器、電気オーブン、電気ポットなどはヒーターを用いる間接抵抗加熱式である。アーク加熱はアーク放電の生ずる高温を利用するもので、製鋼用などの大規模なアーク炉がこれにあたる。誘導加熱は、導電性をもつ被加熱物を取り巻くコイルをつくり、これに交流電流を流すと電磁誘導作用によって被加熱物内に渦電流が流れ、ジュール熱により発熱することを利用する直接式と、炭素のような導電性をもつ材料でつくったるつぼ内に被加熱物を置く間接式とがある。交流の周波数は数十ヘルツから数メガヘルツの広い範囲に及び、大規模な誘導加熱炉として金属の溶融に用いられてきた。1990年代以降、パワーエレクトロニクスの進歩により高周波電源が小型化できるようになったので調理用の誘導加熱induction heating(IH)装置が開発され、IHクッキングヒーターとよんで広く使われている。この場合、20キロヘルツ程度の高周波を用いる。鉄質の平鍋(ひらなべ)を誘導加熱により高温にして食品を煮る、焼く、揚げるなどの調理をするのに用いる。1990年代以降は炊飯器にも使われている。誘電加熱は、導電性をもたない被加熱物(誘電体)を1~3ギガヘルツの電界内に置くことによって誘電損失により発熱させるもので、木材、プラスチック、薬品などの乾燥、食品の熱処理、殺菌などに用例がある。電子レンジも誘電加熱の一種で2.45ギガヘルツの高周波を用いている。赤外線加熱は、波長が0.76マイクロメートル以上の電磁波である赤外線を用いて乾燥、焼付けなどに応用される。赤外線の熱源はニクロム線、タンタル線などを用いたヒーターや、赤外線電球を用いる。ヒートポンプ加熱は、ルームエアコンなどに使われる熱移動による加熱技術である。ヒートポンプは投入エネルギーよりも大きな熱エネルギーを移動させることができるので、省エネルギー技術として比較的低温の加熱分野で用途が広まっている。[磯部直吉・森本雅之]

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精選版 日本国語大辞典

でん‐ねつ【電熱】
〘名〙 電力によって発生する熱。抵抗体に電流を通じて発生するジュール熱、アークによる発熱などがある。
※紙風船(1925)〈岸田国士〉「四万坪の地区には、整然たる道路、衛生的な下水水道電熱供給装置、テニスコート等の設備があり」

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