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電子レンジ【でんしレンジ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

電子レンジ
でんしレンジ
microwave oven
マイクロ波などの高周波電界による誘電加熱現象を利用して,調理する器具食品を高周波電界の中に入れると,食品がエネルギーを吸収して内部で発熱し,食品の外部を熱する従来の調理法に比し短時間で料理ができる。食品は陶磁器,耐熱ガラスなどの容器に盛付けたまま,または電波を通しやすい材料に包んだまま調理・再加熱できる。冷凍食品の解凍にも適する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

でんし‐レンジ【電子レンジ】
マイクロ波によって分子が振動して発熱する現象を利用して、食品を短時間に加熱する調理器。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

電子レンジ
 マイクロ波を利用して加熱する器具.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

でんしレンジ【電子レンジ】
通信にも利用されるマイクロ波帯の電磁波を使って食品を加熱調理する器具。1955年アメリカのレーセオン社が商品化,日本では61年国産1号機が作られた。当初はレストラン,列車食堂などもっぱら業務用であったが,65年に家庭用が発売されて普及し始め,81年には37.4%(経済企画庁調)の普及率に達している。 マイクロ波を発生するマグネトロンとその電源と冷却装置,調理物を入れるオーブン,マイクロ波をオーブンに導く導波管,マイクロ波を乱反射させる可動の金属板,タイムスイッチなどからなる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

でんしレンジ【電子レンジ】
高周波による誘電加熱を利用した電気調理器。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

食器・調理器具がわかる辞典

でんしレンジ【電子レンジ】
箱形の庫内に食品を密閉し、マイクロ波を発生させて食品に当て、食品に含まれる水の分子などを振動させて熱を生じさせることによって食品を温める調理機器。短い調理時間で効率的に加熱する。◇「レンジ」と略す。1945年ごろに、アメリカのレイセオン社のパーシー・スペンサーが開発した。

出典:講談社
(C)Kodansha.
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日本大百科全書(ニッポニカ)

電子レンジ
でんしれんじ
マイクロ波の性質を利用して食品を加熱する調理器具。1955年アメリカのレイセオン社で初めて商品化され、日本では61年(昭和36)東京芝浦電気(現東芝)で国産1号機がつくられた。マイクロ波は電磁波の一種で、ガラス、紙などを透過し、金属によって反射されるが、食品、水などには吸収されやすい性質をもっている。吸収された電磁波エネルギーは熱に変わり、その物質を発熱させる。電子レンジで使われている電波は、国際的に割り当てられた2450メガヘルツという高い周波数で、マグネトロンで発生させる。マグネトロンは従来レーダーや通信に用いられていた超高周波用の真空管で、加えられた高圧直流電力の60%以上をマイクロ波電力に変換できて効率が高い。マグネトロンで発生させたマイクロ波は、食品にできるだけ均一に当て、加熱むらが生じないように金属製の攪拌(かくはん)翼を設けるか、食品をのせ加熱中回転させるようにくふうされている。一般に食品はマイクロ波の吸収が多く、内部で熱に変換されるが、この現象に寄与しているのは、食品の中に60~96%含まれている水である。電子レンジは、加熱品目に応じてその出力を可変できるものがあり、弱い出力は卵料理やなま物の解凍に使われている。
 人間が考え、行ってきた調理法は、食品の外部から熱を加え、熱伝導によって内部まで加熱調理する方法であった。ところが食品は一般に熱伝導が低いために、短時間で中心まで急速に加熱して調理しようとすれば、表面と中心との温度勾配(こうばい)が大きくなる。そのため、表面は過熱して組織が破壊し、焦げなどを生じて栄養分が失われる結果となる。これに反し、マイクロ波による加熱調理は、ガラス、陶磁器、プラスチックなどの電波を通しやすい容器を使って加熱すると、食品自体が内部から加熱するので、調理品目によってはほかの加熱方法より効率が高く、調理時間が短縮され、ビタミンの残存率も高くなる。また電波を通しやすい材料の容器やシートで包んだまま加熱する方法、冷凍食品の解凍、温め加熱、殺菌効果の利用なども、電子レンジの特徴を生かした利用方法といえる。[慶野長治]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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