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随想録【ズイソウロク】

デジタル大辞泉

ずいそうろく〔ズイサウロク〕【随想録】
原題、〈フランスEssaisモンテーニュの随筆集。3巻。1580~1588年刊。自己の経験・観察を通して人間性を探求した、モラリスト文学の古典的作品。エッセー

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世界大百科事典 第2版

ずいそうろく【随想録 Essais】
フランスの思想家,モラリスト,モンテーニュの随想集。人間の性質や行動,事象や事件についての多様な主題による長短さまざまな論考3巻計107章より成る。題名の《エセー》は判断力の試行の結果,自発的な知的実験の報告という意味。著者が自邸の管理と読書の生活にはいった1572年ころから感想記録として綴られはじめ,おいおい自ら取りあげた題材についての積極的な論述となり,第1巻57章,第2巻37章にまとめられて80年に出版された。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ずいそうろく【随想録】
モンテーニュ著。三巻。1580~95年刊。自己を語りつつ、読む者を人間性一般の考察に導く。モラリスト文学の代表的作品。エッセー。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

随想録
ずいそうろく
Essais
フランスの思想家モンテーニュの著作。1570年ボルドー高等法院参事を辞したあとの後半生を通して執筆された。1580年ボルドーで二巻本として刊行。その後大幅な加筆を行ったうえ、新たに第3巻を執筆し、1588年パリで刊行。その後も死に至るまで加筆訂正が続けられ、死後の1595年新版が出た。現在もっとも信頼される原本は、著者が加筆した手沢(しゅたく)本(「ボルドー本」)であり、現代の各版は直接間接にこれに依拠している。全3巻は独立した107章からなり、ごく初期の短い読書録・訓話集(ルソン)といった体(てい)のものから、やがて主題を広く見込んで自由な展開を楽しむような、独特の形式へと移りゆく。古今の著作家に親しむとともに、政治的・宗教的動乱や日常生活にも題材を求め、扱う内容はほとんど無限であるが、体系的記述はなさず、むしろつねに自己のあり方を中心に据えた考察となっている。序文には、「私が描くのは私自身である」と記されている。
 作品中、死の考察にあたってストア主義的論調が表れる(・20など)が、同時に快楽主義的傾向もみられ、それらは、作品を貫く穏やかな懐疑精神によって和らげられる。「レーモン・スボン弁護」(・12)には、古代に源泉をもつ懐疑主義がやや強調されて述べられているが、そこに現れる有名なQue sais-je ?(私は何を知っているのか?)の句は、人間の知的営為に謙虚さを求めるものといえ、この書物の精神を決定している。第3巻では懐疑的傾向をやや弱め、「各人は人間の性状の全き姿を備えている」(・2)といいきることで、人間性を積極的に認める姿勢を示す。「空虚について」(・9)、「経験について」(・13)などの章は、その確信に支えられ、無限定な主題を個性的な文体で展開し、自己と人間、人間と世界との無理のない連接を実現しているようにみえる。ルネサンスの人文主義(ユマニスム)の到達点ともいえるこの作品は、フランス・モラリスト文学の源をなすのみならず、思想・表現の両面で現代的意義を豊かに含んでいる。[大久保康明]
『関根秀雄訳『モンテーニュ全集1~7 随想録』(1982~83・白水社)』

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精選版 日本国語大辞典

ずいそう‐ろく ズイサウ‥【随想録】
[1] 〘名〙 折りにふれて思ったり感じたりしたことを文章にし、書物としてまとめたもの。
[2] ⇒エッセー(二)

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

随想録
ずいそうろく
Les Essais
フランスの思想家モンテーニュの随筆
第1〜2巻が1580年に,第3巻が88年に刊行。懐疑精神から人間本来のあり方を探求し,偏狭な理性の高慢を最も嫌い,真理が相対的であることや,自然と調和して生きることを説いている。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

随想録
ずいそうろく
エセー」のページをご覧ください

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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