Rakuten infoseek

辞書

陳舜臣【ちん しゅんしん】

美術人名辞典

陳舜臣
小説家・歴史家。大正13年(1924)神戸市生。本籍は台湾台北市。大阪外大卒。西南アジア語研究所助手、家業の貿易業等を経て、小説を書きはじめ、「枯草の根」で江戸川乱歩賞を受賞。のち、中国歴史小説に進出、「青玉獅子香炉」で直木賞、『敦煌の旅』で大仏次郎賞を受賞した他、翻訳文化賞・放送文化賞等も受賞している。

出典:(株)思文閣

デジタル大辞泉

ちん‐しゅんしん【陳舜臣】
[1924~2015]小説家。兵庫の生まれ。中国史を扱った小説を多く執筆し、日本人の中国への理解の深化に大きく貢献した。「青玉獅子香炉(せいぎょくししこうろ)」で直木賞受賞。他に「枯草の根」「孔雀の道」「玉嶺よふたたび」「諸葛孔明」など。本格的な中国史書や「ルバイヤート」の翻訳でも知られる。芸術院会員。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

陳舜臣 ちん-しゅんしん
1924-2015 昭和後期-平成時代の小説家。
大正13年2月18日生まれ。昭和36年「枯草の根」で江戸川乱歩賞,44年「青玉獅子香炉」で直木賞,45年「玉嶺よふたたび」「孔雀(くじゃく)の道」で日本推理作家協会賞。中国の歴史ものに作域をひろげ,51年「敦煌(とんこう)の旅」で大仏次郎賞,平成4年「諸葛孔明」で吉川英治文学賞。7年芸術院賞,翌8年芸術院会員。平成27年1月21日死去。90歳。兵庫県出身。大阪外国語学校(現・大阪外大)卒。作品はほかに「阿片戦争」「琉球の風」など。

出典:講談社
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

知恵蔵mini

陳舜臣
作家、評論家。1924年、台湾出身の貿易商の次男として神戸市で生まれる。大阪外国語学校(現大阪大学外国語学部)を卒業後、同校の助手となりインド語辞典の編纂作業に携わった。敗戦により国籍が日本から中国に変わり、学者としての見通しが立たなくなっため同校を辞職。61年、長編推理小説『枯草の根』(講談社)で江戸川乱歩賞を受賞し作家デビューした。初期にはミステリー小説が多かったが、以降は67年に大作『阿片戦争』(講談社)を完成させるなど、中国の歴史を題材にした小説を多く著した。69年『青玉獅子香炉(せいぎょくししこうろ)』(文藝春秋)で直木賞、70年『玉嶺よふたたび』(徳間書店)『孔雀の道』(講談社)で日本推理作家協会賞、76年『敦煌の旅』(平凡社)で大沸次郎賞を受賞し、「三冠受賞」と話題になった。72年の日中国交回復前後から中国各地を巡り、長編小説や紀行書、評論を発表。90年、日本国籍を取得。95年「日本芸術院賞」、98年「勲三等瑞宝章」を受けた。2001年、代表作を集めた「陳舜臣中国ライブラリー」(全30巻)が完結。14年には、神戸市に「陳舜臣アジア文藝館」が完成した。15年1月21日、老衰のため死去。享年90。
(2015-1-23)

出典:朝日新聞出版
(C)Asahi Shimbun Pubications Inc
本事典の解説の内容はそれぞれの執筆時点のものです。常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

陳舜臣
ちんしゅんしん
(1924―2015)
小説家。神戸市生まれ。中国籍だったが1990年(平成2)に日本国籍を取得。大阪外国語学校(現大阪大学外国語学部)印度(インド)語科卒業。卒業後、研究所助手として母校に残ったが、第二次世界大戦後は、家業の貿易商に従事しながら小説を書き、1961年(昭和36)、神戸の中国人金貸し殺人事件を描いた『枯草の根』で江戸川乱歩賞を受賞し、執筆に専念した。続いて1969年『青玉獅子香炉(せいぎょくししこうろ)』(1969)が直木賞を、『玉嶺よふたたび』、『孔雀(くじゃく)の道』(ともに1969)が日本推理作家協会賞(1970)を受賞。一方、『実録アヘン戦争』(1971。毎日出版文化賞)、『敦煌(とんこう)の旅』(1976。大仏(おさらぎ)次郎賞)、『中国の歴史』(1980~1983)、『太平天国』(1982)、『諸葛孔明(しょかつこうめい)』(1991。吉川英治文学賞)など中国関係の作品も多く「中国と日本の歴史を踏まえた文学作品を通して日本文化に大きな貢献」をしたことで朝日賞(1993)を受賞。1995年(平成7)にこれまでの業績により日本芸術院賞、1998年に勲三等瑞宝章を受けた。2001年『陳舜臣中国ライブラリー』全30巻完結。[都築久義]
『『玉嶺よふたたび』(1969・徳間書店) ▽『孔雀の道』(1969・講談社) ▽『敦煌の旅』(1976・平凡社) ▽『中国の歴史』全15巻(1980~1983・平凡社) ▽『太平天国』全4巻(1982・講談社) ▽『陳舜臣全集』全27巻(1986~1988・講談社) ▽『諸葛孔明』上下(1991・中央公論社) ▽『陳舜臣中国ライブラリー』全30巻・別巻1(1999~2001・集英社) ▽『枯草の根』(講談社文庫) ▽『青玉獅子香炉』(文春文庫) ▽『実録アヘン戦争』(中公文庫)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

陳舜臣」の用語解説はコトバンクが提供しています。

陳舜臣の関連情報

関連キーワード

島津保次郎衣笠貞之助溝口健二村田実伊藤大輔清水宏山本嘉次郎実験映画ビダールビッチ

他サービスで検索

「陳舜臣」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE GROUP, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.