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関東【カントウ】

デジタル大辞泉

かん‐とう〔クワン‐〕【関東】
《関所の東の意》
関東地方」の略。
奈良時代以来、鈴鹿不破愛発(あらち)の三関以東の地。のちに、逢坂(おうさか)の関より東の地域。中世以降、箱根の関より東の8か国、関八州の称。これに伊豆甲斐出羽陸奥(むつ)を加えて関東十二国と称したこともある。
(中国で)
函谷関(かんこくかん)以東の地。
山海関以東の地。以前の満州、現在の中国北部。

鎌倉幕府のこと。
室町時代、関東公方(くぼう)(鎌倉公方)、関東管領(かんれい)のこと。
江戸幕府のこと。

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世界大百科事典 第2版

かんとう【関東】
(1)中国の地名。Guān dōng。函谷関(河南省の北西部)または潼関以東の地を指し,現在の河南省,山東省などの地をいう。別称は関左。なお,山海関(河北省臨楡県)以東の地も関東といい,かつての遼寧吉林,黒竜江の三省関東三省と称した。【永田 英正】(2)朝鮮の地名。現在の江原道地方さし,関東八景など山水名勝に富み,鄭澈の〈関東別曲〉など多くの詩文に詠まれた。(3)日本の地名。奈良時代は,伊勢国の鈴鹿,美濃国の不破,越前国の愛発(あらち)という三関の東の地方を関東(西の地方を関西)と称した。

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大辞林 第三版

かんとう【関東】
関の東の意
◇「関東地方」の略。 ⇔ 関西
◇律令制下では鈴鹿すずか・不破ふわ・愛発あらちの三関以東の地。平安時代には逢坂おうさかの関以東をさすことが多かった。中世以降、箱根の関以東をさし坂東とほぼ同意となり、江戸開幕後は現在の関東地方にあたる関八州をさすようになった。関左。 ⇔ 関西
◇中国で、函谷関以東の地。また、山海関以東の地。
関東に所在する政治中枢の称。
鎌倉幕府。また、鎌倉幕府方。
室町時代、鎌倉公方、関東管領かんれいのこと。
江戸幕府のこと。

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精選版 日本国語大辞典

かん‐とう クヮン‥【関東】
[1] (関所の東の意)
[一] 奈良時代以来、伊勢国の鈴鹿(すずか)、美濃国の不破(ふわ)、越前国の愛発(あらち)の三関の東の地。のち、近江(滋賀県)の逢坂(おうさか)の関より東方、またその諸国の総称。また、東海道の発達とともに現在の関東地方をさし、相模、武蔵、安房、上総、下総、常陸、上野、下野の八か国(関八州)を総称した。
※続日本紀‐天平一二年(740)一〇月己卯「朕縁意、今月之末、暫往関東
[三] (中国で)
① 函谷関より東の地方。おもに現在の河南省北部および山東省をさす。
② 山海関より東の地方。以前の満州、現在の黒龍江、吉林、遼寧の東北三省にあたる。
[2] 〘名〙 (関東における政治的な中枢をさしていう)
① 鎌倉幕府、または幕府方のこと。
※吾妻鏡‐治承五年(1181)正月三一日「彼山依関東繁栄、為平氏方人、有此企云々」
※平家(13C前)一〇「関東へ下向せらるべきにさだまりしかば」
② 室町時代、関東公方(くぼう)、関東管領(かんれい)のこと。
③ 江戸幕府、またはその将軍のこと。
※随筆・槐記‐享保一七年(1732)「先関東へ申し遣はし、其儀もただされずしては」
※洒落本・松登妓話(1800)二「わっちも関東と出かけて一とちんぼこ、ひょぐりの判官とやらかそう」

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日本大百科全書(ニッポニカ)

関東
かんとう

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