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【もん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


もん
gate
建築敷地の入口に建てられる構築物。2本の柱で入口を示唆する単純なものから,防御儀礼格式を示すなどの目的をもった複雑な楼門まである。日本では中国建築の様式伝来とともに貴族邸宅宮城,都市などに用いられ,地位を象徴する意味をもって造られた。平安時代にはすでに住宅の門として身分に応じた大きさと形式が定まっていた。

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もん
phylum
生物分類学における分類群の一階級で,界を大きく分ける場合に用いられる。すなわち,界の下で,綱の上。動物では軟体動物門,脊椎動物門など基本的体制の差が門として区別されるが,植物ではミドリムシ,コケ,シダ種子植物を緑色植物門として一括する立場があるなど,まとめの原理は必ずしも一様でない。

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朝日新聞掲載「キーワード」

三四郎」「それから」とともに夏目漱石の3部作をなす小説。親友の妻(御米)を奪って結婚した主人公(宗助)が、負い目を引きずりながら生きていく姿や親友の消息を耳にして動揺する胸中などが描かれている。
(2012-06-22 朝日新聞 夕刊 1総合)

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デジタル大辞泉

かど【門】
家の外構えの出入り口。もん。「をたたく」
門の前。また、門の辺りの庭。「で見送る」
家。また、一族。一門。「笑うには福来(きた)る」

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もん【門】
[名]
建築物の外囲いに設けた出入り口。また、その構築物。かど。「を閉ざす」
事物が必ず通る所。ある事のために通らなければならない過程。「合格への狭き」「再審のが開かれる」
弟子となって教えを受ける所。また、一人の師を中心とする一派・流れ。「著名な学者のに学ぶ」
生物分類の段階の一。の下、の上に位置する。「動物界脊椎動物哺乳綱」
門限。
「いやもう、直(すぐ)に帰らう。―がやかましい」〈洒・辰巳之園
[接尾]助数詞。火砲(かほう)の数を数えるのに用いる。「大砲五

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もん【門】[書名]
夏目漱石の小説。明治43年(1910)発表。不義の結婚による夫婦のわびしい生活を通し、人生の深淵を描く。

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もん【門】[漢字項目]
[音]モン(呉) [訓]かど
学習漢字]2年
〈モン〉
出入り口。「門戸門歯門番開門関門鬼門軍門舷門(げんもん)肛門(こうもん)獄門柴門(さいもん)山門城門水門正門声門洞門閉門砲門登竜門
家柄。一族。「門地門閥一門家門権門名門
教えを受ける所。師を同じくする仲間。「門下門人蕉門(しょうもん)同門入門破門
学問や教義の系列。「宗門専門部門仏門
梵語の音訳字。「沙門(しゃもん)
〈かど〉「門口門出門松
[名のり]かな・と・ひろ・ゆき
[難読]鳴門(なると)

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デジタル大辞泉プラス

別役実の戯曲。1966年5月、鈴木忠志の演出により、劇団早稲田小劇場が旗揚げ公演として、アートシアター新宿文化で初演。同年、第12回「新劇岸田戯曲賞(のちの岸田国士戯曲賞)の候補作品となる。

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世界大百科事典 第2版

かど【門】
門(もん)とは元来家・屋敷地の出入口をいうが,奈良時代以降中世にかけて多様な語義を派生した。まず空間的な視角から門の付近の内外を門(かど)といった。門田(もんでん∥かどた)などはその例である。また,門が外に対して家を象徴するところから,家・屋敷そのものを門と呼ぶことがあった。他方人間集団に関して,譜代の下人・被官などを門の近くの小屋に住む者の意で門または門の者と呼んだり,家そのものに比重をかけて,家を構成する人々を一族・一門の意味で門と呼んだりした。

出典:株式会社平凡社
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もん【門】

【日本】
 神社の鳥居や,住宅の簡単な門を除いた大部分の門は,中国伝来の形式であると考えられる。門は形式によって名づけられるほか,寺院の南大門,中門,総門,三門(山門)など場所による名称,仁王(におう)門,随身(ずいじん)門など安置された像による名称があり,そのほか建礼門,桜田門など固有名詞をつけられたものなどがある。木造建築であるから,正面の柱間(はしらま)の数と,そこに開かれる戸口の数とによって,その規模が表され,五間三戸(ごけんさんこ),三間一戸,一間一戸というふうに呼ばれる。

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大辞林 第三版

かど【門】
家の出入り口。もん。また、その前。 「 -を出る」
屋敷。いえ。 「笑う-には福来たる」
家族。一門。一族。 「みな-わかちたまへりけり/大鏡 藤氏物語

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もん【門】
[1] ( 名 )
家の外構えやある敷地に設けた出入り口。かど。 「 -を閉める」 「 -をくぐる」 「公園の-のところで待っている」
物事が出入り、また経由する所。 「入試の狭き-を突破する」 「登竜-」
ある師をとりまく学問・芸道などの一派。また、その系譜。 「漱石-の俊秀」
生物分類上の一段階。界の下、綱の上。脊椎動物門など。 → 亜門
「門限」の略。 「いやもう、直に帰らう、-がやかましい/洒落本・辰巳之園」
( 接尾 )
助数詞。大砲を数えるのに用いる。 「四六センチ砲九-」
[句項目] 門に入る 門を叩く

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もん【門】
小説。夏目漱石作。1910年(明治43)発表。親友の妻お米と結ばれひっそりと暮らす主人公野中宗助は、不安から宗教の門をたたくが、入ることができない。社会の片隅の幸福の裏にひそむ精神の不幸を描く。

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日本の地名がわかる事典

〔岩手県〕門(かど)

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精選版 日本国語大辞典

かず かづ【門】
〘名〙 門(かど)をいう上代東国方言。
※万葉(8C後)二〇・四三八六「わが加都(カヅ)の五株柳(いつもとやなぎ)いつもいつも母(おも)が恋ひすすなりましつしも」

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かど【門】
〘名〙
① 家の周囲に巡らした、かこいの出入り口。また、家の出入り口。もん。
※古事記(712)下・歌謡「真木栄(さ)く 檜の御加度(カド)
※伊勢物語(10C前)五「かどよりもえ入らで、童べのふみあけたる築地(ついひぢ)のくづれより通ひけり」
② 門の前。また、門に近い庭。門のあたり。門の付近。
※万葉(8C後)一七・三九七八「可度(カド)にたち 夕占(ゆふけ)問ひつつ 吾(あ)を待つと」
※新古今(1205)冬・六〇六「我が門の刈田のねやにふす鴫(しぎ)の床あらはなる冬の夜の月〈殷富門院大輔〉」
③ 家。家屋。宅。屋敷内。
※平家(13C前)二「積善の家に余慶あり、積悪の門に余殃とどまるとこそ承はれ」
④ 一族。一門。
※続日本紀‐天平宝字元年(757)七月二日「己が家家、己が門門、祖の名失はず、勤め仕へ奉れ」
⑤ 譜代の下人。一般に門屋または門の者といい、地方によって名子(なご)、被官、家来、家抱(けほう)などという。大部分は親方の屋敷内の小屋に住み、形式的には一家を形成しているが、親方への隷属性の強いものが多かった。
※佐久郡桜井村家改帳(信州)‐延宝三年(1675)「一高弐拾八石五斗四升 吉右衛門 門 彌五郎 門 吉蔵 門 三之助 右吉右衛門屋敷内に居住仕候」
⑥ 薩摩藩で、小農民の組合をいう。

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もん【門】
[1] 〘名〙
① 建築物の外構えに設けた出入り口。かど。
※令義解(718)宮衛「凡開閇門者。第一開門鼓撃訖。即開諸門
※滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)上「門の出入とがむづかしい事な」 〔礼記‐曲礼上〕
② 平安京の条坊制で、東西方向の区画帯のうちの最小単位。一坊を東西・南北方向に四等分して一六の正方形を作り、その各々を町と称し、町を東西方向の区画帯で八等分してこれを門という。南北方向には町を四等分区画帯で分け、これを行という。門と行の区画帯を組み合わせると一町の中に三二の小区画ができ、これを戸主(へぬ)といい、一戸の住居単位となった。一門の区画帯の中には四つの戸主が東西に並ぶことになる。
※史料編纂所所蔵春日社旧記‐長承四年(1135)四月二六日・藤原某家地売券「在右京捌条壱坊拾参町内肆戸主東肆行北壱弐参肆伍陸柒捌門内者 東西陸丈陸尺柒寸 南北参拾丈」
③ 町境の木戸。
※浮世草子・懐硯(1687)一「辻番手柄を見るより心して門うたずして通しける」
④ 門の出入りの改めや、門限のことをいう。
※洒落本・辰巳之園(1770)「いやもう直に帰ろふ、門(モン)がやかましひ」
⑤ 事物が必ず通るところ。ある状態・境地に達するために、まず経過しなければならない段階、また、試練。また、物事の生まれ出てくるところ。「登龍門」「狭き門」など語素的な形で用いられる。〔易経‐繋辞上〕
⑥ 学問・芸道を教える家、施設など。ある師を中心とする一派、または一つの系統を引く学問・芸道の流れをいう。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉四「ある大学の門(モン)に入りて、脩学おこたりなかりけり」 〔孟子‐告子・下〕
⑦ 生物分類上の階級の一つで、「界」の下位で、「綱」の上に当たる。動物・植物の各分類群の中で最も高い階級の名称。「脊椎動物門」「種子植物門」など。〔生物学語彙(1884)〕
[2] 〘接尾〙 大砲を数えるのに用いる。
※西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉六「十八門(モン)の大炮(ほう)
[3] 小説。夏目漱石作。明治四三年(一九一〇)発表。不義の結婚により、社会の片隅にひっそりと生きる宗助、お米夫婦のわびしい生活を通し、人生の深淵を描く。「三四郎」「それから」と三部作をなす。

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