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長老【ちょうろう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

長老
ちょうろう
一般には,年とった人に対する尊称。経験,徳行ともにすぐれた年長者をいうが,宗教用語として次のものがある。 (1) sthavira 仏教では,出家者のうちで,智慧があり,行が高い人の尊称。必ずしも年老いている必要はない。日本では,鎌倉や京都五山の住持の称として用いられる。 (2) presbyteros キリスト教職制の一つ。元来政治集団の年長の指導者。古代イスラエルでも,他のセム族同様長老があり,モーセと民の仲介者として,のちには宗教・政治共同体の指導者として支配。原始キリスト教もこの制度を採用したらしく,エピスコポス (のちの司教) とともに地域教会の指導者として言及され,しばしば両者の区別は困難で,詳しい機能も不明。2世紀以降,司教司祭助祭の3階層が確立するにつれ長老は司祭と同一視された。 16世紀の宗教改革で,ある教会では長老職が復活。特に長老派諸教会では,牧師である教職としての長老と会衆を牧する牧師を補佐する者として会衆から選ばれた平信徒の長老とがある。

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デジタル大辞泉

ちょう‐ろう〔チヤウラウ〕【長老】
年老いた人を敬っていう語。特に、経験が豊かで、その社会で指導的立場にある人をいう。「村の長老」「財界の長老
年長で徳の高い僧。禅宗で、住持。また、律宗では、主管者。
初期のキリスト教会の指導者。使徒に次いで重んじられた。現在では長老派教会での信徒の代表。教会を代表し信徒の訓練に当たる。

出典:小学館
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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション

ちょうろう【長老】
京都の日本酒。酒名は、長老山に由来し、幾久しく長寿を願う意味を込めて命名純米吟醸酒純米酒本醸造酒、普通酒などがある。原料米は主に五百万石。仕込み水は長老山系の伏流水蔵元の「長老」は明治36年(1903)創業。所在地は船井郡京丹波町本庄ノヲテ。

出典:講談社
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世界大百科事典 第2版

ちょうろう【長老 elder】
古来,家族や部族の年長者が社会的代表者・指導者の位置を占めることが多い。これを長老と呼ぶ。キリスト教会の職務としても古くからあり,カトリック教会の司祭を意味する英語プリーストpriestもpresbyterと同語源である。プロテスタント教会の中で,長老によって教会的な行為を執行する制度をもつものに,長老派教会がある。これらの職務においては,年長であることが不可欠の条件となってはいない。【加藤 常昭】

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大辞林 第三版

ちょうろう【長老】
年長の人、学徳のある人、経験豊富で指導的立場にある人に対する尊称。
修行の年期が長く、学徳にすぐれた僧。禅宗では寺院の住職の称としても用いられる。上座・上席・耆宿きしゆくなどともいう。
キリスト教の初期に、使徒に次いで重要な役割を果たした教会の指導者。

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

ちょう‐ろう チャウラウ【長老】
〘名〙
① 年をとった人を敬っていう語。経験が豊かで知徳のすぐれた指導的な立場にある人。
※性霊集‐一〇(1079)暮秋賀元興寺僧正大徳八十詩・序「誰遺尊長老、貴眉寿乎」
※文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉三「年若き者は何事も差控て長老を敬す可しとのことなり」 〔史記‐文帝本紀〕
② 仏語。
(イ) (sthavira の意訳) 比丘中の修行・学徳にすぐれた年長の大比丘。上座、上首、首座などともいう。
※雑談集(1305)九「寝食を忘て、終夜学問する僧、少々侍し、時々制してやすめなと、長老被申し」 〔長阿含経‐八〕
(ロ) 禅宗や律宗で、住持、和尚(おしょう)を敬っていう言葉。また、特別の地位の称として、管長を退いた高僧にいう例がある。
※正法眼蔵随聞記(1235‐38)二一「暁は四更の二点三点よりをきて坐禅す。長老ともに僧堂裏に坐す」
③ 初期キリスト教会で、使徒につぐ教会の指導者。また、長老教会における信徒代表をいう。
※引照新約全書(1880)提摩太前書「言を伝へ教をなして労する長老(チャウロウ)を殊に尊むべし」

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