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銅剣【どうけん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

銅剣
どうけん
青銅製の剣。青銅器時代の最も普遍的な武器で,一部では鉄器時代にも使用された。最も古いものは古代エジプト,メソポタミアのもので,剣の身と柄が別々につくられている。また東アジアでは,身と柄が一鋳されている中国系,スキタイ系の剣と,別々につくられ組合せるようになっている細形銅剣などがある。遼東から朝鮮にかけて分布する遼寧式銅剣 (満州式銅剣) も組合せ式である。日本では鉄器時代に入ってから使われ,細形銅剣のほかに,仿製の中細形・平形銅剣などが存在する。

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デジタル大辞泉

どう‐けん【銅剣】
青銅製の剣。日本では弥生時代に朝鮮半島製の短剣が入り、実用の武器としても使用。日本製のものはしだいに実用を離れて祭祀(さいし)・儀式に用い、土中に埋納した。

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防府市歴史用語集

銅剣
 青銅[せいどう]で作られた剣で、弥生時代に北部九州に伝えられました。他の青銅で作られた武器と同じように、お祭り用の道具へと変わっていきます。

出典:ほうふWeb歴史館
Copyright 2002,Hofu Virtual Site Museum,Japan
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世界大百科事典 第2版

どうけん【銅剣】
刺突と斬撃のための両刃の武器。権威や宗教的な象徴としての機能もあった。
[ヨーロッパ,西アジア]
 銅剣とはいえ,ほとんどの材質は青銅である。もっとも銅剣のはじまりはすでに銅器時代の末期にみられる。ハンガリーユーゴスラビアにおけるブチェドールVučedol文化に属するものである。これらは剣身の元部に短い茎(なかご)がつき,ここに別材の柄(把)(つか)を目釘でとめたり,紐で緊縛するなどして固定する形の短剣である。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

どうけん【銅剣】
青銅製の剣。日本では弥生時代につくられ、両刃で中央に鎬しのぎがあり、その両側に溝がある。実用の武器から、儀礼・祭祀用の祭器へ変化した。 → 銅戈どうか銅鉾どうほこ

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

銅剣
どうけん
青銅製の剣。柄(え)を共鋳した有柄(ゆうへい)式のものと、柄をつけて使用する無柄式または有茎式のものに大別できる。中国では西周時代に有茎式の銅剣が出現するが、春秋戦国時代には有柄式銅剣が使用された。紀元前一千年紀前半期には、中国東北地区から朝鮮半島に及ぶ広い地域で、有茎式の遼寧(りょうねい)式銅剣(=曲刃剣、琵琶(びわ)形短剣)が使用された。前3世紀ごろには、遼寧式銅剣から派生した細形銅剣が朝鮮半島でつくられ始めた。日本には弥生(やよい)時代前期末ごろ朝鮮から細形銅剣が舶載されたが、同中期中ごろには日本でも銅剣が製作され始めた。当初は舶載の銅剣に似たものがつくられていたが、しだいに大形化し、実用を離れ、祭器と化した。銅剣は、剣身の大きさによって、細形、中細形、中広形、平形(広形)の四類に分けられる。細形銅剣のうちの大部分は舶載であるが、なかには(ぼうせい)(中国製のものを模倣して国産化)のものもあろう。中細形より大きいものは、みな製である。銅剣の製作は北部九州のみならず、瀬戸内沿岸や大阪湾沿岸でも製作され、各地に地域色の強い銅剣が分布している。1984年(昭和59)、島根県荒神谷(こうじんだに)遺跡から358本の中細形銅剣が一括して発見された。[田村晃一]

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精選版 日本国語大辞典

どう‐けん【銅剣】
〘名〙 彌生時代の青銅製利器。中国に起源し、朝鮮・東北中国にも分布。日本では北九州を中心とした甕棺墓や祭祀遺跡より出土し、その出土地域は近畿中心の銅鐸分布圏と対比される。形態的には細形・中細形・広形(平形)に区別され、細形は大陸輸入品、他は日本製と考えられる。

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