Rakuten infoseek

辞書

銀河座標【ぎんがざひょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

銀河座標
ぎんがざひょう
galactic coordinates
天球座標の一つ。天の川天球上でほぼ大円をなす。天の川の平均中心を通る大円を銀河圏または銀河赤道と呼ぶ。この大円の中心を貫く垂直軸と天球の交点を銀河極という。旧銀河座標では光で見た天の川で銀河圏を決め,それを主圏として銀緯を定め,銀河圏が天の赤道を南から北へ横切る点を起点として東回り銀経を定めた。現在使われている新しい銀河座標は電波観測で得られた天の川から決る銀河圏と銀河系の中心方向 (電波源いて座Aの方向) を起点にとって定められる。新銀河座標の銀河北極の位置は赤経 12時 49分,赤緯 27°24′ (1950) ,赤道昇交点は赤経 18時 49分,銀河系の中心方向 (銀経0°,銀緯0°) は赤経 17時 42分,赤緯は-28°55′である。銀河系の構造の研究には,この銀河座標が最も便利である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ぎんが‐ざひょう〔‐ザヘウ〕【銀河座標】
天球座標の一。銀河系のほぼ中心、天の川を通る天球上の大円を銀河赤道とし、経度・緯度に相当する銀経・銀緯を用いて天体の位置を表す座標。銀河系の構造などを研究するのに利用。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ぎんがざひょう【銀河座標 galactic coordinate】
銀河系内の天体の分布や運動を記述するために用いられる球面座標。銀経,銀緯によって天体の位置が記述される。球面座標の基準面として,中性水素ガスがもっとも強く集中する平均平面が採用されている。この平面は,銀河系内の物質分布の一つの対称面に対応し,銀河面といわれている。銀河面と天球との交線が銀河座標における赤道,すなわち銀河赤道を与える。銀河赤道は,いわゆる天の川に沿って走っている。銀河北極は銀河面に直角な方向で,かみのけ座にある。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ぎんがざひょう【銀河座標】
天球座標の一種。銀河系の構造を研究するのに用いられる。銀河赤道を基準として銀緯・銀経の座標で表す。銀緯は銀河赤道を0度とし南北へ90度ずつ銀河北極・南極まで目盛り、南側をマイナスとする。銀経は銀河赤道上の電波源射手いて座 A (銀河系の中心方向)の方向と銀河北極を含む経線を0度として360度まで東回りに測る。 → 銀河赤道

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

銀河座標
ぎんがざひょう
天球上の天体の位置を表す座標、すなわち天球座標の一種。わが銀河系内の天体の位置・運動、さらに銀河系の構造などを研究するのに便利なようにつくられた座標である。すなわち、この座標は次のように設定されている。
 銀河赤道(銀河座標の赤道で、銀緯が0度となる)なる大円(天球上、電波強度が最大となる大円)を、ほぼ天の川に沿って設け、銀河系の中心方向(いて座の1点)を銀河座標の経度(銀経という)の起点とし、はくちょう座の方向へ測る。銀河赤道から90度離れ、かみのけ座にある点を銀河座標の北極とする。銀河赤道から天体までの角、つまり緯度のように測った角が銀緯である。角の大きさは角度で表わされ、度、分、秒の単位で示される。銀経と銀緯が銀河座標となる。
 銀経の起点は銀河系中心の方向で、その赤経・赤緯はそれぞれ17時45.6分、およびマイナス28度56分(いて座)、銀河北極のそれは12時51.4分、および27度8.0分(かみのけ座)、銀河赤道と天の赤道との交点(昇交点)の赤経は18時51.4分、この交点の銀経は32度56分(わし座)、銀河赤道の天の赤道に対する傾斜は62度52分である(以上いずれも2000.0年分点)。[大脇直明]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ぎんが‐ざひょう ‥ザヘウ【銀河座標】
〘名〙 天球座標の一つ。天球上をほぼ大円に沿って一周する銀河の平均中心線を銀河赤道とし、それぞれ銀河の北極・南極、緯度・経度に相当する銀緯・銀経を定めたもの。銀河系内の諸天体の分布、銀河系の構造などを論ずるときに用いられる。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

銀河座標」の用語解説はコトバンクが提供しています。

銀河座標の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.