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【エ】

デジタル大辞泉

え〔へ〕【重】
[接尾]助数詞。数を表す語に付いて、重なったものを数える語。「二(ふた)まぶた」「八咲き」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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じゅう〔ヂユウ〕【重】
[名]
重箱」の略。「お
段階。位。
「面白き位より上に、心にも覚えず、あっと云ふ―あるべし」〈花鏡
(他の語の上について)
㋐一般的なものより重いことを表す。「金属」「機関銃」
㋑程度がはなはだだしいことを表す。「過失」「加算税」
[接頭]
同位体のうち、普通より質量の大きいほうのもの、または、それを含む化合物であることを表す。「水素」「水」
酸の1分子中に、中心原子が2個以上含まれていることを表す。「クロム酸カリウム」
酸性塩であることを表す。現在は用いない。「炭酸ソーダ」
[接尾]助数詞。重なったものを数えるのに用いる。「二

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じゅう【重】[漢字項目]
[音]ジュウ(ヂュウ)(慣) チョウ(漢) [訓]え おもい かさねる かさなる
学習漢字]3年
〈ジュウ〉
目方がおもい。「重量重力重金属加重荷重体重比重
程度がはなはだしい。容易でない。「重罪重傷重税重責重体重篤重労働
大切である。大切にする。おもんじる。「重視重大重鎮重点重役重要
軽々しくしない。おもおもしい。「重厚厳重
かさなる。かさねる。「重婚重箱(じゅうばこ)重版重訳多重
〈チョウ〉
おもい。「軽重輜重(しちょう)
大切にする。おもんじる。「重宝貴重自重尊重珍重
軽々しくしない。「慎重鄭重(ていちょう)
かさなる。「重畳重複重陽九重
〈え〉「幾重(いくえ)二重(ふたえ)十重二十重(とえはたえ)
〈おも〉「重荷気重身重
[名のり]あつ・あつし・いかし・おもし・かさぬ・かず・かたし・しげ・しげし・しげる・のぶ・ふさ
[難読]重石(おもし)重籐(しげどう)

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ちょう【重】[漢字項目]

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大辞林 第三版

え【重】
( 接尾 )
助数詞。重なったもの、重なった回数をかぞえるのに用いる。 「二-まぶた」 「八-桜」

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

じゅう【重】
[1] ( 名 )
重なっていること。段階。階級。 「同じ上手なりともそのうちにて-あるべし/風姿花伝」
重箱」に同じ。 「 -詰め」 「二の-」
(他の語の上に付いて)
重さが重いことを表す。 「 -戦車」
程度がはなはだしいことを表す。 「 -過失」
▽⇔
( 接頭 )
オキソ酸で、酸一分子中に、中心原子が二個、またはそれ以上含まれていることを表す。 「 -クロム酸」 〔現在では、重クロム酸のように、酸二分子から水一分子がとれたかたちのものは、二クロム酸のように、「二」をつけて表す〕
酸性塩であることを表す。 「 -炭酸ナトリウム」 〔現在では、炭酸水素ナトリウムなどのように呼ぶ〕
同位体のうち、質量数の大きい方のもの、またそれから成る化合物であることを表す。 「 -水素」
( 接尾 )
助数詞。重なっているものを数えるのに用いる。 「二-窓」 「五-の塔」

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食器・調理器具がわかる辞典

じゅう【重】
「重箱」の略。⇒重箱

出典:講談社
(C)Kodansha.
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精選版 日本国語大辞典

【重】
[1] 〘名〙 へだてになるもの。垣、戸、几帳など、ある物と他の物をさえぎるもの。「へだてる」の語源は「へ立つ」である。
※万葉(8C後)九・一七四〇「海神(わたつみ)の 神の宮の 内の隔(へ)の 妙なる殿に」
[2] 〘接尾〙 重なったものの数、重なった回数を数えるのに用いる。かさなり。「二重(ふたえ)」「八重(やえ)」「二十重(はたえ)」など。
書紀(720)仁徳二二年正月・歌謡「衣こそ 二幣(へ)も良き さ夜床を 並べむ君は 恐きろかも」

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おも・い【重】
〘形口〙 おも・し 〘形ク〙 目方が多い状態、また重量のある状態を表わす。転じて、身分、性質、動作、気持などについて、程度のはなはだしい状態を表わす場合に広く用いる。⇔軽い
① 目方が多い。重量がある。
※書紀(720)神代上(水戸本訓)「重(ヲモク)(にご)れるものは、淹(しつみ)(とも)りて地(つち)と為(な)るに及びて」
② (病気など)物事の程度がはなはだしい。なみなみでない。容易でない。重大である。
※書紀(720)継体二四年九月(前田本訓)「吾が罪過必ず重(オモカラ)むものを」
※源氏(1001‐14頃)帚木「月ごろ風病(ふびゃう)おもきにたへかねて」
③ 身分が貴い。地位が高い。家柄がしっかりしている。家門に格式がある。また、勢力がある。価値が高い。
※観智院本三宝絵(984)序「貴き家より生れ、重き位に備はりたりしかど」
④ 尊い。大切である。必要である。重要である。
※宇津保(970‐999頃)国譲下「世におもく思はれ、人にゆるされたり」
※逆徒(1913)〈平出修〉「人の生命は如何にも重い」
⑤ 態度や性質が落ち着いている。軽率でない。おもおもしい。慎重なさまである。
※宇津保(970‐999頃)国譲下「ざえもあり、心もいとかしこくおもし」
※最後の旅(1969)〈加賀乙彦〉「重い男の声で」
⑥ 気持がはればれとしない。沈んでいる。浮き立たない。ふさいでいる。
雑俳・水加減(1817)「重い顔して御勘当様に逢ふ太夫」
⑦ 動き、働きが鈍い。動作がおっくうである。てきぱきしない。生彩がない。〔名語記(1275)〕
※風姿花伝(1400‐02頃)七「力なく、五体もをもく耳も遅ければ」
⑧ 相場が上がりそうで上がらない。〔新聞語辞典(1933)〕
⑨ 囲碁で、石の手割り上の価値が大きくて捨てにくい。また、さばきにくい。
⑩ 将棋で駒の働きが重複している。
⑪ 競馬での用語。
(イ) 競走馬の体重がその馬の理想体重より重い。
(ロ) 雨などで馬場が悪化している。
おも‐が・る
〘自ラ五(四)〙
おも‐げ
〘形動〙
おも‐さ
〘名〙
おも‐み
〘名〙

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おもき【重】
〘名〙 (形容詞「おもし」の連体形の名詞化) 重いこと。また、重大なこと。重要性。おもみ。「重きを置く」「重きをなす」などの形で用いる。
※嚼氷冷語(1899)〈内田魯庵〉「著作者の思想及び文章は多年の造詣と経験とを積んで成功したもの故出板者が金銭を運用する労力よりは比較的重(オモ)きを有するは当然である」

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おも・し【重】
〘形ク〙 ⇒おもい(重)

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おもじ【重】
〘形シク〙 身分や地位がおもおもしい。世の柱石となっている。国家の重鎮となっている。
※続日本紀‐天平宝字三年(759)六月一六日・宣命「藤原の卿等をば、掛けまくも畏き聖の天皇が御世重ねて、於母自(オモジキ)人の門よりは、慈び賜ひ上げ賜ひ来る家なり」

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おもせ【重】
〘名〙
寒川入道筆記(1613頃)落書附誹諧之事「おもせの石をもたぬ日はなし」
※翁問答(1650)上「大臣は家のおもせ、君の腹心なれば、高位大祿をあたへ」

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おもた・い【重】
〘形口〙 おもた・し 〘形ク〙 目方が多い状態を表わす。ほぼ「重い」に同じだが、意味、用法は「重い」よりもせまい。
① 重い。目方がある。
※堤中納言(11C中‐13C頃)虫めづる姫君「『袋などあぐるだにあやしくおもたきかな』とて」
② 物事の程度がはなはだしい。なみなみでない。重大である。
※浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)三「つくりし罪のおもたきを」
③ はればれしない。沈んでいる。浮き立たない。
※邪宗門(1909)〈北原白秋〉魔睡・魔国のたそがれ「声もなく甘く重たき靄の闇」
※風景の中の関係(1960)〈吉行淳之介〉「重たくわだかまっていた、鬱陶しいうんざりした心持」
④ 身体、身体の一部などが、動きが悪く、鈍くて、①のように感じられる。
※洒落本・辰巳婦言(1798)四つ明の部「おもたいくちのしゃれ地口などをやらかしたがる風なり」
※滑稽本・浮世床(1813‐23)初「翌る日は天窓(あたま)が重(オモ)てへとか、お頭痛が遊ばすとか云て」
おもた‐が・る
〘自ラ五(四)〙
おもた‐げ
〘形動〙
おもた‐さ
〘名〙

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おもた・し【重】
〘形ク〙 ⇒おもたい(重)

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おも・る【重】
〘自ラ四〙
① 重量が増す。重くなる。
※六百番歌合(1193頃)恋二「風くらき本あらの小萩袖に見て更けゆく夜半におもる白露〈藤原家隆〉」
② (病気や悩みが)重くなる。重態になる。
※書紀(720)敏達一四年八月(前田本訓)「天皇、病彌留(オモリ)て大殿に崩(かむあが)りましぬ」
③ (疲労などで)からだが自由に動かなくなる。
※義血侠血(1894)〈泉鏡花〉五「過度の馳騖(ちぶ)に疲れ果てたる馬は、〈略〉策(う)てども走れども、足は重(オモ)りて地を離れかねたりき」

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おもん・じる【重】
〘他ザ上一〙 (サ変動詞「重んずる」が上一段活用に転じた語) =おもんずる(重)
女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉七「衛生を重んじると称して」

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おもん‐・ず【重】
〘他サ変〙 ⇒おもんずる(重)

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おもん‐・ずる【重】
〘他サ変〙 おもん・ず 〘他サ変〙 (「おもみす」の変化した語)
① 価値あるものとして大切にし、敬う。尊ぶ。尊重する。
※書紀(720)継体元年正月(前田本訓)「但、其の心をのみ重(オモムズ)べし」
② 重用する。重要な役目につける。
※玉塵抄(1563)五二「謝玄従兄の朗とをぢの謝安に器用なによってをもんぜられたぞ」

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かさなり【重】
〘名〙 (動詞「かさなる(重)」の連用形の名詞化)
① 重なること。また、重なっている様子。
※雪国(1935‐47)〈川端康成〉「国境の山々はもう重なりも見分けられず」
② 特に、色の重ね合わせ方。
※源氏(1001‐14頃)朝顔「鈍(にび)たる御衣(ぞ)どもなれど、色あひ、かさなり好ましく」

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かさな・る【重】
〘自ラ五(四)〙
① あるものの上に、他のものが添い加わる。
※書紀(720)推古三五年五月(図書寮本訓)「蠅(はへ)有りて聚集る。其の凝(こ)り累(カサナレ)ること十丈(とつゑあまり)ばかり」
※源氏(1001‐14頃)蛍「御衣に、直衣はかなくかさなれるあはひも」
② あるもののうしろに、他のものが続き加わる。物や人が次々と後方に位置して連なって見える。
※書紀(720)孝徳即位前(北野本訓)「百官(つかさつかさ)〈略〉羅列(つらな)りて匝(カサナ)りて拝(をか)みたてまつる」
※平家(13C前)五「福原は山へだたり江かさなて」
③ あることの上に、さらに他のことが添い加わる。また、同じ物事が繰り返される。歳月の繰り返しにもいう。
※万葉(8C後)一八・四一二二「雨降らず 日の可左奈礼(カサナレ)ば」
※竹取(9C末‐10C初)「節を隔ててよごとに金(こがね)ある竹を見つくる事かさなりぬ」
※平家(13C前)二「月日のかさなるにしたがひて」
④ 物事が豊かになったり、深まったりする。
※仮名草子・可笑記(1642)五「所にぎはひ国かさなり、御代万歳(ばんぜい)なりしとかや」
⑤ 二つ以上の物事が同じ時にかち合う。同時に起こる。
※東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉五月暦「お祭が初まり出すと、〈略〉日によると二つも三つも重(カサ)なることが珍らしくない」

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かさ・ぬ【重】
〘他ナ下二〙 ⇒かさねる(重)

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かさ・ねる【重】
〘他ナ下一〙 かさ・ぬ 〘他ナ下二〙
① ある物の上に、他の物を添え加える。
※書紀(720)雄略八年二月(前田本訓)「然も国の危殆(あやう)きこと、卵(かひこ)を累(カサ)ぬるに過ぎたり」
② ある事の上に、さらに他の事を添え加える。また、同じ物事を繰り返す。歳月の繰り返しにもいう。
※万葉(8C後)一八・四〇九四「天皇(すめろぎ)の 神のみことの 御代可佐禰(カサネ)
※平家(13C前)八「しづがふしどに夜をかさね」
③ 酒を何杯も繰り返し飲む。
※人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)四「お前さんこそお気ばらしに、お重(カサネ)被成(なさゐ)まし」
④ 二つ以上の物事を、同じ時に行なうようにする。「試験期日を国立校と重ねる」

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しま【重】
〘形動〙 駕籠舁(かごかき)仲間で、重いさまをいう。
※歌舞伎・桑名屋徳蔵入船物語(1770)三「サア棒組、上げるぞ。オオしまなもんぢゃ」

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じゅう ヂュウ【重】
[1] 〘名〙
① おもいこと。おもみのあること。おもさ。転じて、大切なこと。〔工学字彙(1886)〕
② かさなり。段階。くらい。程度。
愚管抄(1220)五「法勝寺九重塔は〈略〉かたぶきてひえんは重ごとに皆をちにけり」
※花鏡(1424)上手之知感事「面白き位より上に、心に覚えず、あつと云重あるべし」
③ 「じゅうばこ(重箱)」の略。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※雑俳・住吉おどり(1696)「野がけかな・蒔絵の重にすすき箸」
[2] 〘接尾〙 重なったものを数えるのに用いる。「二重」「五重」など。
※法隆寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747)二月一一日「塔壱基 五重〈高十六丈〉」
[3] 〘接頭〙
① ふつうに存在する原子よりも質量数の大きい同位体、もしくはそれを含む化合物にいう。重水素、重水など。
② 二つ重なったの意。たとえばクロム酸にはクロム原子一個だが、重クロム酸では二個、重炭酸ナトリウム炭酸水素ナトリウム)は一当量の水酸化ナトリウムと二当量の炭酸の塩であるなど。

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じゅう‐・す ヂュウ‥【重】
〘自サ変〙 おもくるしくなる。
※五音三曲集(1460)「きばにていふ字を、くちびる・したなど合力すれば、重してきたなくきこゆるなり」

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