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里子【さとご】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

里子
さとご
子供を他人に預けて養ってもらうこと,また,その子供をいう。古くから行われており,貧しくて養育できない,婚姻外の子の処置に困る,あるいは母乳が出ない,悪い年回りの生れであるなどの理由で,自分の子供を他人に預けた。また,里子を預る側 (里親) では,子のない寂しさをまぎらすためや,若干の収入を望んだり (里扶持といって養育料を出すことが多かった) ,将来の労働力の確保のためなどで預ることが多かった。現在では,1947年児童福祉法による里親制度ができて,保護者がいないか,または保護者に監護させることが不適当と認められる児童で,18歳未満の心身ともに比較的正常な者が里親のもとで養育されることになった。さらに,88年には里親制度創設 40年ぶりに全面的な改正が行われ,制度のより一層の充実がはかられた。

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デジタル大辞泉

さと‐ご【里子】
他人に預けて育ててもらう子。「里子に出す」

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世界大百科事典 第2版

さとご【里子】
子どもを他家へあずけて養わせることを里子に出すといい,養育する側を里親という。里子・里親の制度は古く,京都の公卿社会では,幼年の間だけ近郊の農家へ里子に出す風習があった。あずける側は里扶持(さとぶち)などといって養育料を出す風があった。武家の間でも家臣や百姓などに里子に出し,京都,大阪,江戸の町屋では子どもを近郊の村々の農家へあずけ,手習いをするころに実家へ戻す風があった。里子をあずかるほうは実子がない場合とか,乳のある女が乳をのませるなどという意味もあったが,子どもをあずかることによって若干の収入を得ること,また将来の労働力の確保を期するというものが多かった。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

さとご【里子】
子供を他人に預けて養育してもらうこと。また、その子供。 「 -に出される」

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

里子
さとご

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精選版 日本国語大辞典

さと‐ご【里子】
〘名〙 (「さとこ」とも) 他人に預けて養育してもらう子。里の子。さとっこ。
※俳諧・毛吹草(1638)五「竹田なる竹は伏見の里子哉」 〔随筆・松屋筆記(1818‐45頃)〕

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さとっ‐こ【里子】
〘名〙
① 「さとご(里子)」の変化した語。
雑俳柳多留‐七六(1823)「里っ子をかへして淋し閨の乳」
② (ホトトギスは卵をウグイスの巣にうみつけて育てさせるというところから) 「ほととぎす(杜鵑)」の異名。
※雑俳・柳多留‐四〇(1807)「鶯はないが里っ子集に入り」

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