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酸欠空気【さんけつくうき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

酸欠空気
さんけつくうき
environmental oxygen deficiency
地下の工事現場などで地層のすきまや工事用の穴から吹出してくる酸素含量の少い空気。酸素欠乏症防止規則では,空気中の酸素の濃度が 18%未満の状態をいう。通常の濃度は 21%程度。酸欠を起す原因は,鉄分の多い砂礫層から地下水が汲上げられ,空気で置換されたときに,鉄分と酸素が反応し酸素が消費されるためとされ,これに圧気工法で空気が吹込まれた場合や,低気圧のときに大量に外へ吹出し,死者を出すこともある。 1971年の東京消防庁調査では,ビル地下の井戸や室などでも吹出すことがわかった。この対策のため,労働省は 71年9月 13日省令 26号で酸素欠乏症防止規則を定め,酸欠危険作業を表示し,使用者に,酸素欠乏症を防止するため,作業方法の確立,作業環境の整備,その他必要な措置を講じることを義務づけるとともに,圧気工法を行うときは半径 1km以内の古井戸などの酸素濃度を測定することなど,注意事項を定めた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

さんけつ‐くうき【酸欠空気】
通常よりも酸素含有量が少ない空気。地下工事現場や船倉など、通気の悪い場所に生じやすい。

出典:小学館
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精選版 日本国語大辞典

さんけつ‐くうき【酸欠空気】
〘名〙 ふつうの空気中に約二一パーセント含まれている酸素が、一五~一六パーセント以下になる状態をいう。人間の正常な機能が維持できなくなり、いろいろな障害が出はじめ、七~五パーセント以下では死ぬ場合もある。

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