Rakuten infoseek

辞書

酸塩化物【さんえんかぶつ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

酸塩化物
さんえんかぶつ
acid chloride
カルボンカルボキシル基水酸基塩素で置換した化合物総称。一般式 RCOCl 。一般にカルボン酸にリンか硫黄の塩化物を作用させると生成する。酸塩化物はきわめて水と反応しやすく,空気中の湿気と反応して酸と塩化水素とに分解する。また有用なアシル化剤で,アルコールアミンと激しく反応して,それぞれエステル酸アミドになる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

さん‐えんかぶつ〔‐エンクワブツ〕【酸塩化物】
カルボン酸のカルボキシル中の水酸基塩素置換された化合物の総称。一般式RCOClで表される。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

さんえんかぶつ【酸塩化物 acid chloride】
広義には酸の水酸基を塩素で置換した化合物の総称で,カルボン酸塩化物RCOCl,スルホン酸塩化物RSO2Clなどがある。単に酸塩化物といえばカルボン酸塩化物をさすことが多く,塩化アシルacyl chlorideともいう。命名はアシル基RCO-名の前に〈塩化〉をつける。たとえばCH3COClを塩化アセチルと呼ぶ。低位の酸塩化物は刺激臭をもつ無色液体で,湿気にあうと発煙する。高位のものは固体で比較的安定である。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

さんえんかぶつ【酸塩化物】
COCl という基をもつ一群の有機化合物の総称。塩化アセチル CH3・COCl など。一般に無色の発煙性液体で、刺激臭がある。水と反応して酸を、アルコールと反応してエステルを生じる。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

さん‐えんかぶつ ‥エンクヮブツ【酸塩化物】
〘名〙 酸の水酸基を塩素で置換した化合物。カルボン酸などに五塩化燐、三塩化燐などの塩素化剤を反応させて得る。刺激臭のある無色の液体で、空気中で発煙する。アシル化剤として有機物の合成に用いられる。塩化アシル。〔稿本化学語彙(1900)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

酸塩化物
サンエンカブツ
acid chloride

塩化アシルともいう.カルボン酸のカルボキシル基に含まれるヒドロキシ基を,塩素で置換した化合物.炭化水素基をRで表せば,一般式はRCOClとなる.カルボン酸やカルボン酸の塩に,五塩化リン,塩化チオニルなどの塩化物を作用させると得られる.非常に反応性の高い化合物で,水,アルコール類,アンモニア,カルボン酸,グリニャール試薬などと反応し,それぞれカルボン酸,エステル,アミド,酸無水物,ケトンなどを生じ,また,芳香族炭化水素に対しては,塩化アルミニウムの存在下で,フリーデル-クラフツ反応によって芳香族ケトンを生じる.硫酸やリン酸の塩化物も酸塩化物であり,アシル化剤として合成反応に広く利用されている.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

栄養・生化学辞典

酸塩化物

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

酸塩化物
さんえんかぶつ

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

酸塩化物」の用語解説はコトバンクが提供しています。

酸塩化物の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.