Rakuten infoseek

辞書

酢酸カルシウム【サクサンカルシウム】

デジタル大辞泉

さくさん‐カルシウム【酢酸カルシウム】
水酸化カルシウム酢酸を作用させて作る、白色粉末。酢酸・アセトンの製造、織物捺染剤(なっせんざい)、なめしなどに使用。化学式Ca(CH3COO)2

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

酢酸カルシウム
さくさんかるしうむ
calcium acetate
酢酸とカルシウムのつくる塩。化学式Ca(CH3CO2)2。分子量158.17。水酸化カルシウムに酢酸を反応させて、瀘過(ろか)、冷却すると二水和物が得られ、これを熱すると84℃で一水和物が得られる。これらを脱水して酢酸カルシウムとする。酢酸カルシウム(無水和物)は、白色粉末、20℃の水100グラムに34.73グラム溶ける。160℃に加熱すると炭酸カルシウムと、アセトンに分解する。
 酢酸、アセトンの製造、染色、なめしなどに用いるほか、皮膚治療剤、食品安定剤の用途がある。[佐藤武雄]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

さくさん‐カルシウム【酢酸カルシウム】
〘名〙 (カルシウムはcalcium) カルシウムの酢酸塩。化学式は Ca(CH3COO)2 無色の結晶。水酸化カルシウムに酢酸を作用させてつくる。他に二水塩、無水塩がある。医薬品、アセトン、酢酸塩などの製造、織物の捺染(なっせん)剤などに用いられる。酢酸石灰。酢石。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

酢酸カルシウム
サクサンカルシウム
calcium acetate

Ca(CH3COO)2(158.18).酢酸と水酸化カルシウムまたは炭酸カルシウムとを反応させ,濾過したのち濃縮し,冷却すると二水和物(無色結晶)が得られる.二水和物を熱すると84 ℃ で一水和物(無色の結晶)が,また100 ℃ で無水物(白色の粉末)が得られる.無水物は吸湿性があり,160 ℃ 以上で乾留するとアセトンとCaCO3とに分解する(アセトンの実験室的製法).二水和物を空気中に放置すると徐々に結晶水の一部を失って一水和物となる.いずれも水に可溶,エタノールに難溶.アセトン,酢酸,酢酸塩の製造,染色,皮なめし,食品安定化剤,プラスチックの安定剤,医薬品などに用いられる.[CAS 62-54-4:Ca(CH3COO)2][CAS 5473-26-0:Ca(CH3COO)2・H2O]

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

酢酸カルシウム」の用語解説はコトバンクが提供しています。

酢酸カルシウムの関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.