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配偶子【はいぐうし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

配偶子
はいぐうし
gamete
有性現象としての合体や接合に関与する細胞をいう。合体する2者が形態的に同じものを同型配偶子,形の大小などの相違を示すものを異型配偶子といい,前者の例にはミドリムシ,サビツボカビ,クラミドモナスなどが,後者の例はカワリミズカビなどがある。配偶子には運動性をもつものともたないものがあり,前者を動性配偶子,後者を不動性配偶子という。一般動植物では,典型的には,雌性配偶子は不動性のであり,雄性配偶子は,動物では可動性の精子,また植物でこれに相当するのは花粉 (厳密には花粉管内の精核あるいはその前身の精細胞) である。

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デジタル大辞泉

はいぐう‐し【配偶子】
有性生殖で、接合合体受精にあずかり新個体をつくる生殖細胞同形配偶子異形配偶子とに分けられる。時には単独で単為生殖を行うものもある。

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栄養・生化学辞典

配偶子
 動物では卵,精子のこと.

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世界大百科事典 第2版

はいぐうし【配偶子 gamete】
有性生殖のための単一の生殖細胞で,雌雄の配偶子は合体あるいは接合する。動物およびラン藻以外の有性生殖を営む植物に広く存在する。植物では配偶体上に生じる配偶子囊gametangiumの中につくられるが,クラミドモナスChlamydomonasなどの単細胞の藻類では,配偶子は個体細胞と外形上区別がつかない。クラミドモナス,ウロツリックスなどの藻類のように,雌雄の配偶子が同形で区別がつかないものを同形配偶子isogamete,雌性配偶子が大きく,雄性配偶子が小さいものを異形配偶子anisogameteという。

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大辞林 第三版

はいぐうし【配偶子】
有性生殖において、合体や接合に関与する生殖細胞。精子や卵がその例。一般に同形の二つの配偶子、あるいは大小・雌雄など二種の配偶子の合体によって新個体が生ずるが、一つの配偶子が単為生殖により単独で新個体を生ずる場合もある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

配偶子
はいぐうし
gamete
性を異にする生物からつくられ、互いに合体して新しい個体を発生させるための生殖細胞をいう。夫婦を意味するギリシア語のガメートgameteに由来する。2個の配偶子または単細胞生物が合体してできた細胞、あるいは緑藻類や褐藻類でみられる2個の配偶子形成器官(配偶子嚢(のう))が結合して生じた細胞を接合子という。動植物の受精卵は接合子である。配偶子が形成されるときに、染色体が半減した単相細胞になる。藻類のなかには、接合子が発芽するときに減数分裂のおこるものもある。シダ植物では配偶子をつくる有性世代と、胞子をつくる無性世代がある。減数分裂は胞子形成のときにおこる。胞子が発芽して前葉体になると造卵器と造精器ができるが、卵と精子の受精卵からは倍数染色体のシダ植物になる。雌雄の配偶子が卵と精子のように形態的、機能的に異なった細胞であるとき、これらを異型配偶子という。クラミドモナスのような緑藻類や多くの有孔虫類では、合体する配偶子に形態的に差が認められないので同型配偶子という。配偶子は接合してから新個体に発生するが、ときには単独で個体発生をする単為生殖を行うこともある。[高杉 暹]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

はいぐう‐し【配偶子】
〘名〙 植物の接合、合体、受精に参加する生殖細胞。雌雄の分化の程度、運動性の有無によって同形配偶子・異形配偶子、大配偶子小配偶子不動配偶子・運動性配偶子などの区別がある。配偶子の核相は体細胞の半分のnで、単独で新個体にはならないが時には単為生殖を行なって新個体になることがある。

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