Rakuten infoseek

辞書

農業全書【のうぎょうぜんしょ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

農業全書
のうぎょうぜんしょ
江戸時代の農書。筑前福岡藩士宮崎安貞。11巻。元禄10(1697)年刊。農村生活の体験と日本各地の農業の状態を調査,研究して農事農法を詳述したもの。農事総論に始まり五穀,山野菜,三草四木,播種期,栽培法などを図説。中国代の『農政全書』の影響を受けているといわれるが,日本では最初の体系的農書で,長く農書の規範とされた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

のうぎょうぜんしょ〔ノウゲフゼンシヨ〕【農業全書】
江戸中期の農書。10巻、付録1巻。宮崎安貞著。元禄10年(1697)刊。中国の「農政全書」を参考に、著者の体験・見聞により農事・農法を体系的に記述したもの。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

のうぎょうぜんしょ【農業全書】
1697年(元禄10)に出版された,刊本としては日本最古の体系的農書。元福岡藩士宮崎安貞が福岡城外女原(みようばる)村に帰農40年にして著述したもの。全11巻。貝原益軒の序がある。第11巻は益軒の兄楽軒の筆で付録とする。10巻は農事総論,五穀,菜(2巻),山野菜,三草,四木,菓木,諸木および生類養方,薬種に分かれる。農事総論をはじめ各論の栽培技術においても耕作農民の立場から詳細な記述をしている。本書が本邦農書の原典と称されるのも,まさにこの点にもとづく。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

のうぎょうぜんしょ【農業全書】
農書。一一巻。宮崎安貞著。1697年刊。中国の「農政全書」に基づきながら、実地の見聞により農事・農法を体系的に叙述。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

農業全書
のうぎょうぜんしょ
農書名。著者は宮崎安貞(やすさだ)。1697年(元禄10)京都の書堂柳枝軒から刊行。本書以前にも多くの農書がつくられたが、それらはすべて写本として流通したのに対し、本書は初めて版本として広く世間に流布し、1894年(明治27)に至っても出版された。本書は宮崎安貞の40年にわたる研鑽(けんさん)の結晶である。その特色は、著者の村居体験のなかでの観察と蓄積、中国農書への知識・方法とそのわが国への適用、畿内(きない)各地をはじめ諸国旅行による農業技術の調査・吸収である。中国農書については同郷の貝原益軒(かいばらえきけん)の寄与が大きく、また益軒の兄楽軒が一部を書き、また補っている。その内容構成は、第1巻農事総論、第2巻五穀之類、第3・第4巻菜之類、第5巻山野菜之類、第6巻三草之類(ワタ、藍(あい)、タバコなど工芸作物)、第7巻四木之類(茶、漆、楮(こうぞ)、桑)、第8巻果木之類、第9巻諸木之類、第10巻生類(しょうるい)養法(家畜、家禽(かきん)、養魚)・薬種類、第11巻附録(楽軒著、農民の心得を述べたもの)。本書は、一般農業技術、とくに商品作物栽培技術の指導書として当時の時世に迎えられたものである。[福島要一]
『『農業全書 巻1~11』(『日本農書全集11・12』1978・農山漁村文化協会)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

のうぎょうぜんしょ ノウゲフ‥【農業全書】
江戸中期の農学書。一〇巻付録一巻。宮崎安貞著、貝原楽軒補。元祿一〇年(一六九七)刊。中国、明の「農政全書」を参考にし、著者の視察・見聞に基づいて、農事・農法を体系的に解説したもの。農業技術書として詳細をきわめ、以後の農学書に大きな影響を与えた。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社日本史事典 三訂版

農業全書
のうぎょうぜんしょ
江戸中期,福岡藩士宮崎安貞の農書
1697年刊。11巻。中国明代の『農政全書』の影響もあるが,主として先進地畿内諸国の巡歴見聞の総合であり,わが国最初の体系的農業技術書として広く流布した。また文字を解さない一般百姓にも理解しやすいように,絵図を多く用いている。近世農業・経済史資料として重要。付録1巻は貝原楽軒の著。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
金澤利明 竹内秀一 藤野雅己 牧内利之 真中幹夫
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

農業全書」の用語解説はコトバンクが提供しています。

農業全書の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.