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軟質磁器【なんしつじき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

軟質磁器
なんしつじき
soft porcelain
磁器の一種で,硬質磁器に対する。媒溶原料の配合量が多く,一般的な素地の組成は石英 23.3~24.8%,カオリン鉱物 36.3~47%,長石 24.2~34% (場合によっては石灰石 1.5~2.5%,亜鉛華 1.2~4.0%を加える) 。約 1150℃でまず締焼きをしたあと,釉掛けをしてから釉焼きをしてつくるなど,磁器でありながら陶器の場合と同じような処理をする。透光性が大きく,熱衝撃抵抗が小さい。またに弱く,破面粒状を示す。食卓用容器,装飾器のほか工業用にも使われる。

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世界大百科事典 第2版

なんしつじき【軟質磁器】

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食器・調理器具がわかる辞典

なんしつじき【軟質磁器】
長石、石灰、骨灰(こっぱい)、フリット(釉薬の原料をガラス状にして細かく粉砕したもの)などの媒溶剤(融点を低くする働きをする物質)成分を多量に用い、施釉(せゆう)後の焼成を硬質磁器に比べて低温で行う磁器。白く緻密で硬質磁器よりも透光性が高いが、尖ったものでひっかくと傷が付きやすい。主として学術的・工業的な区分に用いる用語であり、厳密な規定はない。ヨーロッパでは16世紀から18世紀にかけて開発、保護されて発展したが、耐久性に欠け、また焼成中に変形しやすく大量生産には向かないため、こんにちではボーンチャイナなどの高級食器や美術工芸品など、限られたものだけが生産されている。◇「軟磁器」ともいう。⇒磁器

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