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超ウラン元素【ちょうウランげんそ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

超ウラン元素
ちょうウランげんそ
transuranium elements
原子番号ウランの 92より大きい元素。天然には存在せず,ウランに中性子を順次吸収させ,あるいは質量数 200以上の原子核に重イオンビームを照射吸収させてつくる。1940年アメリカ合衆国のエドウィン・マクミランとフィリップ・エーベルソンが原子番号 93のネプツニウムをつくり,以後次々に新しい超ウラン元素がつくられた。(→人工元素

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デジタル大辞泉

ちょうウラン‐げんそ〔テウ‐〕【超ウラン元素】
ウランより原子番号の大きい元素。すべて人工放射性元素で、93番ネプツニウム・94番プルトニウムなど。

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世界大百科事典 第2版

ちょうウランげんそ【超ウラン元素 transuranic elements】
周期表ウランよりも原子番号の大きい元素,すなわち93番元素以降の元素の総称。1937年,それまで地球上には存在しないと思われていた43番元素がはじめて人工的につくられ,さらに40年ころまでに85番元素や61番元素の製造に成功して以来,天然に存在する最も重い元素のウランよりもさらに重い元素をつくる試みがなされるようになった。そして40年,アメリカのマクミランE.M.McMillanらがウランに中性子を照射して93番元素ネプツニウムをつくり,さらに238Uを重陽子で衝撃して238Npをつくると,これがβ崩壊して94番元素プルトニウムが得られることを見いだした。

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大辞林 第三版

ちょうウランげんそ【超ウラン元素】
原子番号九二番のウランよりも、原子番号の大きい元素。すべて人工放射性元素。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

超ウラン元素
ちょううらんげんそ
trans-uranium element
原子番号92のウランよりも原子番号の大きい元素の総称であるが、すべてが人工合成された放射性元素である。1940年にアメリカのE・M・マクミランらによって93番元素ネプツニウムが合成されて以来、加速器、原子炉の発達によって、主としてアメリカにおいて次々に103番ローレンシウムまでが合成された。104番以降の元素も超ウラン元素であることに違いはないが、アクチノイドの元素ではなくなる。98番カリホルニウムまでは、化学実験が可能となるマクロ量で得られており、物理的性質や化学的性質の研究が進んでいる。
 一般に超――元素とは、その元素より原子番号の大きな元素群をさし、超ウラン元素のなかでも、歴史的経過や便宜のうえで、超プルトニウム元素、超キュリウム元素などとよばれた分類が行われたこともある。104番以降については、超ローレンシウム元素あるいは超アクチノイド元素とよぶこともできる。[岩本振武]

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精選版 日本国語大辞典

ちょうウラン‐げんそ テウウラン‥【超ウラン元素】
〘名〙 (ウランはUran) 原子番号九二番のウランよりも原子番号の大きい元素。このうち Np (ネプツニウム)・ Pu (プルトニウム)・ Am (アメリシウム)・ Cm (キュリウム)・ Bk (バークリウム)・ Cf (カリホルニウム)・ Es (アインシュタイニウム)・ Fm (フェルミウム)・ Md (メンデレビウム)・ No (ノーベリウム)・ Lw (ローレンシウム)の一一元素は周期律表第3族のアクチニド元素に含まれる。原子核にα(アルファ)粒子・中性子などをあてて人工的につくりだした人工放射性元素で、ネプツニウム、プルトニウムが鉱物中に微量に存在するほか、天然には存在しない。
※技術革新(1958)〈星野芳郎〉一「その物質を超ウラン元素と名づけたが」

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