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【ソウ】

デジタル大辞泉

そう【走】[漢字項目]
[音]ソウ(漢) [訓]はしる
学習漢字]2年
はしる。「走行走者走破競走疾走縦走馳走(ちそう)独走帆走暴走奔走
逃げる。「潰走(かいそう)脱走逃走敗走
はしり使いをする。「走狗(そうく)走卒
[名のり]ゆき
[難読]師走(しわす)

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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精選版 日本国語大辞典

はしら・す【走】
〘他サ五(四)〙
② すばやくよどみなく動かしたり、出したりする。
滑稽本・八笑人(1820‐49)五「謾(でたらめ)に禿筆(ちびふで)を走らす事しかり」
※あひゞき(1888)〈二葉亭四迷訳〉「気の無ささうな眼を走らして」
※五重塔(1891‐92)〈幸田露伴〉二「声を迸(ハシ)らし」

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はしり【走】
〘名〙 (動詞「はしる(走)」の連用形の名詞化)
① すばやく進むこと。なめらかに動いて行くこと。滑走。
※今昔(1120頃か)二三「走りなむども疾(とく)して」
② 「はしりぎ(走木)」の略。
※太平記(14C後)一四「橋桁を渡る者あらば、走(ハシ)りを以て推し落す様にぞ構へたる」
③ 逃亡すること。出奔。かけおち。
※浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)座摩社「失物か走りか心中がかった者なら奇妙に所をさいて見せるぞ」
④ はしる人。先ばしりの者。先に立って行くしもべ。先がけ。
※浄瑠璃・公平つるぎのりっく(1661‐72頃)五「五人の人々是を見て、まづはしりをやりすごし」
⑤ 台所の流し。食器、食物などを洗った水を洗い台の隅の小穴から下へ走り流すところからいう。
※多聞院日記‐天正一三年(1585)九月一四日「成身院と一乗院と走の水の事被申出、種々及問答
⑥ 季節にさきがけて出る野菜、果物、魚鳥など。はつもの。はしりもの。
※多聞院日記‐天正一一年(1583)四月二七日「笠間より茶上。はしり一斗五升つつ、わき六升つつ」
⑦ (⑥の意から) 同種のものの中で、最初となるもの。
※東京の三十年(1917)〈田山花袋〉KとT「寧ろさうした走りの外国作家の名に馴れてゐないので」
俳諧で、前句の勢いに乗ってつける付合の手法。
※俳諧・葛の松原(1692)「走(ハシリ) 敵よせ来るむら松の音 有明の梨打烏帽子着たりけり」
⑨ 俳諧で、一句の調子がなめらかですらっとしていること。
※俳諧・去来抄(1702‐04)先師評「句のはしりよく、心のねばりすくなからん」

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わし・す【走】
〘他サ下二〙 (「わしる(走)」の他動詞形) 横に長く延べる。走らせる。
※古事記(712)下・歌謡「あしひきの 山田を作り 山高み 下樋(したひ)を和志勢(ワシセ)

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わしり【走】
〘名〙 (動詞「わしる(走)」の連用形の名詞化)
① 走ること。ある方面にひたすら進むこと。
※評判記・色道大鏡(1678)五「是に語りやうあり、睦びやうあり、努々恋のわしりにはあらず」
② 金を貸して利息をかせぐこと。金を有利に運用すること。また、その利息。
浮世草子・立身大福帳(1703)三「百五十匁を旦那殿へたのんで、月一匁五分づつのわしりにかけ」

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わし・る【走】
〘自ラ四〙
① 人や動物が勢いよく動く。また、忙しく歩く。あるいは、乗物が動いて速く進む。はしる。
※興聖寺本大唐西域記巻十二平安初期点(850頃)「帰路に(ワシラ)むとするに」
※太平記(14C後)三九「放し馬の数百疋走(ワシリ)散たる中に」
② 光、水などが勢いよく流れる。
※浮世草子・宗祇諸国物語(1685)二「いなびかり間なく走(ワシッ)て」
③ 罪や難を避けるために逃げる。逃亡する。
※俳諧・芭蕉句選拾遺(1756)士峰讚「詩人も句をつくさず、才士、文人も言をたち、画工も筆捨てわしる」
④ 功業や世俗のことにあくせくする。
※宝物集(1179頃)「まづしきものはせいろをわしりて出家之心なし」
⑤ ある方面に強く傾く。特定の方向にひたすら進む。
※こんてむつすむん地(1610)一「もえたつ心をもてたっして善のみちにわしるべし」
⑥ 金を貸して利息をかせぐ。金を有利に運用しようとつとめる。
※浮世草子・傾城色三味線(1701)京「今少しの事をわしりて、ききゃう屋の天職を、親方に断いふて、年符にしては請られしぞ」
⑦ すらすらと事が運ぶ。手や筆などが自由に、また、すべるように動く。
※俳諧・田舎の句合(1680)二番「義之が石ずり、懐素が自叙帖の筆のわしれるがごとし」

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