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贈与【ぞうよ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

贈与
ぞうよ
gift; Schenkung
一方の当事者が一定の財産無償相手方に与える契約 (民法 549) 。目的の財産は財産権のほか債務の免除や労務の提供などの財産的利益でもよい。民法はなんらかの方式がなくても (口約束でも) 贈与の成立を認めるが,当事者の軽率な契約を戒めるとともに,性質上生じやすい契約の存否をめぐる紛争を防止するため,書面によらない贈与 (契約) の未履行の部分については,いずれの当事者からも取消しうるものとする (550条) 。外国では書面によらない贈与の効力を認めない例が多いが,その場合でも現実に履行されたものについてはそのまま効力を認めるので,この点では日本法との差はあまりない。贈与者は目的の財産的利益を相手方に与える債務を負うが,履行前に著しい事情の変更があれば書面による贈与であっても契約解除の理由になるとされる。なお特殊な贈与として,定期贈与 (552条) ,負担付き贈与 (553,551条2) ,死因贈与 (554条) など他の契約や制度の性質をあわせてもつものがあり,それぞれの性質に応じ一般の贈与と違った扱いを受ける。 (→遺贈 )

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ぞう‐よ【贈与】
[名](スル)
金品を人に贈ること。「現金を贈与する」
当事者の一方が自己の財産を無償で相手方に与える意思を表示し、相手方が受諾することによって成立する契約。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

ぞうよ【贈与】
他人に無償で金銭・物品を与えることを一般に贈与というが,贈物の習慣・儀礼等は,〈贈物〉の項で詳述しているので,そちらを参照されたい。ここでは,法律関係に限定して説明する。 当事者の一方が,ある財産を無償で相手方に与える意思を表示し,相手方がこれを受諾することにより効力を生じる契約(民法549条)を民法上,贈与という。季節の贈答謝礼のための贈物はもとより,老後のめんどうをみてもらうための財産分けなど,なんらかの対価を期待する動機からなされたものであっても,それが単に動機にとどまって行為自体が無償であるかぎり,すべて贈与である。

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

ぞう‐よ【贈与】
〘名〙
① 人に金品を贈ること。贈り与えること。また、そのもの。
※東京日日新聞‐明治二六年(1893)一二月三〇日「金二百円を淳に贈与し」
※大塩平八郎(1914)〈森鴎外〉附録「表紙の右肩には『川辺文庫』の印がある。川辺御楯君が鈴木君に贈与したものださうである」
② 特にある者が自己の財産を無償で相手方に与える意思を表示し、相手方がこれを受諾することによって成立する契約。〔仏和法律字彙(1886)〕 〔民法(明治二九年)(1896)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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