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【タイ】

デジタル大辞泉

たい【貸】[漢字項目]
[音]タイ(呉)(漢) [訓]かす
学習漢字]5年
かす。「貸借貸与賃貸転貸

出典:小学館
監修:松村明
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精選版 日本国語大辞典

いらし【貸】
〘名〙 (動詞「いらす(貸)」の連用形の名詞化) 貸すこと。貸し付けること。租税として納めた官有の稲を、春季、農民に貸し付け、秋の収穫時に利息をつけて返納させること。〔伊呂波字類抄(鎌倉)〕

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いら・す【貸】
〘他サ四〙
① 貸す。貸し付ける。⇔借(いら)う
※書紀(720)天武四年四月(北野本訓)「中戸より以下に与貸(イラシ)たまふ応し」
② ものを貸し付けて利益を得る。利子をかせぐ。
※霊異記(810‐824)中「酒を作り、利(うまはし)を息(イラシ)〈国会図書館本訓釈 息 イ良之〉」

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かし【貸】
〘名〙 (動詞「かす(貸)」の連用形の名詞化)
① あとで返してもらう約束で、一時的に他に金品を与えること。あるいは、そのようにしてあること。また、その金品。⇔借り。〔名語記(1275)〕
※坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉六「一銭五厘返して仕舞へばも貸もない」
② 江戸時代、上方(かみがた)の遊里で、先客に揚げられている遊女が、一時、他の客のもとへ行くことを、先客や遊女側からいう。
※浮世草子・好色一代男(1682)五「此里の習ひにて、たびたびかしに立つ事を」
③ 人から受けた損害や負担を許して、相手に恩をきせること。
抱擁家族(1965)〈小島信夫〉四「俊介には、みちよを自分の家においておきたい、と思う気持があった。貸しがあるような気持かもしれなかった」
④ =かしかた(貸方)③〔英和記簿法字類(1878)〕
※塵芥集(1536)一五五条「ばくちの事、〈略〉やどならびにかしいたし候ともがら」

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か・す【貸】
〘他サ五(四)〙
① あとで返してもらう約束で、一時的に他人に金銭や物品を渡す。また、ある期間、場所を使わせる。
※万葉(8C後)一八・四〇三二「奈呉の海に船しまし可勢(カセ)沖に出でて波立ち来やと見てかへり来む」
※伊勢物語(10C前)八二「一年(ひととせ)にひとたび来ます君まてば宿かす人もあらじとぞ思ふ」
② 遊里で、ある客の相手をしている遊女を、他の客に回す。遊女、または先客からいう語。
※浮世草子・好色一代男(1682)五「一時程のうちに、七八度宛(づつ)かす程に、さてもはんじゃうの所ぞ、馴染の客数も有かと下を睨(のぞ)けば」
③ 体の一部を人のために使わせる。労力、能力、時間などを人に提供する。仮す。
※洒落本・当世嘘之川(1804)四「彦様 一寸(ちょっと)耳かしトささやき」
※金色夜叉(1897‐98)〈尾崎紅葉〉続「敢て拯(すくひ)の手を藉さんと為るにもあらで」
※卍(1928‐30)〈谷崎潤一郎〉一五「何ぞ智恵貸してくれへんか」
④ (動詞の連用形に助詞「て」を添えた形に付いて補助動詞のように用いる) 相手にしてやる。また、してくれる意を表わす。
※浄瑠璃・奥州安達原(1762)四「こなた何ぞ落したか、尋ねるのなら、火をともしてかしてやりましょ」
[補注](1)近世以前は「借」の字を用いることが多かった。
(2)④の用法は連用形が命令法として用いられ、「…てくれ」の意となるが、「かしんか」「かしい」となる場合もある。「十界和尚話‐五」の「咄してかしんか」、「浪花聞書」の「何何してかしいはしてくれ也」など。

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