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貯蔵穴【ちょぞうけつ】

防府市歴史用語集

貯蔵穴
 食料などを貯えておくために掘られた穴です。縄文時代から弥生時代にかけて見られます。

出典:ほうふWeb歴史館
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世界大百科事典 第2版

ちょぞうけつ【貯蔵穴】
食料などを蓄えるため地中に掘りくぼめた〈あなぐら〉。屋内に作りつけたものと屋外に設けたものとがあり,後者には,蓋あるいは屋根を備えた跡をとどめるものがある。平面円形で口広く底の狭いのが一般だが,屋外の貯蔵穴には,逆に底の方を広く作ったものもある。概して屋内の貯蔵穴は小さくて浅く(径・深さとも数十cm),屋外の貯蔵穴は大きく深い(1~3m)。現在知られている最古の貯蔵穴は,後期旧石器時代(約2万年前)に属し,屋内の貯蔵穴,屋外の貯蔵穴ともに建築材・骨器の素材としてマンモスの骨が蓄えてある(ロシアのコスチョンキ遺跡群,ドブラニチェフカ)。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

貯蔵穴
ちょぞうけつ
食糧などを地中に蓄える穴蔵。古代には集団生活を維持するうえに重要な役割を果たした。縄文時代の前・中期、東北から関東地方の遺跡では数十ないし数百の群集した穴がよくみつかる。深さ1~2メートルの口が狭く底が平坦(へいたん)な穴で袋状土壙(ふくろじょうどこう)などとよばれる。ドングリ、トチなど堅果類を共同の食糧として備蓄したらしい。栃木県槻沢(つきのきざわ)遺跡では大量の土器や獣骨、炭化物片の出土例があり、廃絶後の穴には食糧残滓(ざんし)などを投棄したことがわかる。類例は弥生(やよい)時代の前・中期に北九州から関門地方でみられる。米など食糧を集落で共同管理したもの。古墳時代には竪穴(たてあな)住居内に貯蔵穴をつくった。東国では竈(かまど)と結び付いた「台所セット」として一時期盛行した。[海老原郁雄]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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