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貧困【ひんこん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

貧困
ひんこん
poverty
生活必需品が欠乏したために肉体的,精神的な生活力が耗した状態。かつて貧困は天変地異悪政,個人の怠惰などの結果,社会の必然的現象として現れるなどと考えられた。しかし,現在では社会の経済的機構ゆえに生じる社会的問題であり,貧困者を救済し国民の最低生活を保障することは社会の義務であると考えられている。この考え方は日本国憲法にもうたわれ,さまざまな社会保障制度が発達してきている。

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朝日新聞掲載「キーワード」

貧困
サハラ砂漠以南のアフリカは経済成長率が高く、天然資源にも恵まれているため、投資先として世界の注目を集めている。だが、世界の他の地域と比べ、極度の貧困の中で暮らす人は減っていない。世界銀行の推計によると2015年に1日1.9ドル未満で暮らす人は世界に7億3600万人おり、このうち4億1300万人がサハラ以南に住んでいた。また、世界の最貧国28カ国のうち、27カ国がこの地域に集中していた。
(2019-08-21 朝日新聞 夕刊 社会総合)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

ひん‐こん【貧困】
[名・形動]
貧しくて生活に困っていること。また、そのさま。「貧困の中に育つ」「貧困な家庭」
大切なものが欠けていること。内容に乏しいこと。また、そのさま。「政策の貧困」「貧困な精神」

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

ひんこん【貧困 poverty】
貧困は時代や社会によりそのあらわれ方は大きく異なるが,現代資本主義社会における社会問題としての貧困は資本主義そのものの所産である。また貧困の原因は,怠惰,無知などの個人的責任や天変地異その他にあるとされていたが,資本主義の進展とともに,むしろ社会そのものにあると考えられるようになった。労働力以外に生産手段をもたない労働者階級が成熟するなかで,極貧の過剰人口が累積し,膨大な沈殿層を形成していく。こうした貧困者は生活が非常に低位にあり,必然的に肉体的・精神的荒廃をもたらし,社会的に見放され,制度的に遠ざけられ,陰蔽される。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ひんこん【貧困】
名 ・形動 [文] ナリ 
まずしくて生活に困っている・こと(さま)。 -家庭 -な生活
必要なもの、大事なものがとぼしいこと。また、そのさま。 -な発想 政治の-
[派生] -さ

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

ひん‐こん【貧困】
〘名〙 (形動)
① 貧乏で生活に困っていること。また、そのさま。困窮。貧窮。
※三代実録‐元慶六年(882)五月二九日「是月霖雨、賑給京師貧困病患之輩
※史記抄(1477)一四「御内はつよく貧困なれば」 〔史記‐管仲伝〕
② 欠けて不足していること。乏しいこと。また、そのさま。
※善財(1949)〈石川淳〉二「おのれの語学力の貧困をかくさうとする苦衷にほかならず」

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