Rakuten infoseek

辞書

財産権【ざいさんけん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

財産権
ざいさんけん
property right
経済的利益を対象とする権利をいい,非経済的利益を対象とする身分権など (たとえば親権) と対比される。物権,債権無体財産権などがある。近代憲法私有財産制度を保障し,財産権の不可侵を強調する。しかし,この不可侵原則も絶対的なものではなく,「公共福祉」によって制限される (憲法 29条2項) 。私法上では非経済利益を対象とする身分権など非財産権が侵害された場合にも,その損害賠償は,金銭に評価される (民法 710) 。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ざいさん‐けん【財産権】
財産的な価値を有する権利。物権債権知的財産権など。私権一種で、人格権身分権に対して用いられる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ざいさんけん【財産権】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ざいさんけん【財産権】
財産的価値を有する権利。経済的取引の客体を目的とする権利の総称。身分権・人格権などと並ぶ私権の一。主要なものとして物権・債権および無体財産権などがある。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

財産権
ざいさんけん
私権のうち権利の内容が財産的価値を有するもの。所有権・抵当権などの物権、金銭債権・賃借権などの債権、工業所有権(産業財産権)・著作権などの知的財産権がこれに属する。人の人格的利益(身体・名誉など)を目的とする人格権、特定の身分上の地位に基づいて生ずる身分権(親権など)、団体的法律関係に基づいて生ずる社員権(株主権など)に対する概念である。近代初期においては、財産権(とくに土地所有権)は無制約の絶対的な権利であると考えられ、そうした考えが資本主義経済の発展を支える素地となった。しかし、19世紀後半ごろからは、財産権も公共の福祉のために制限されうるものとされ、今日に至っている。わが国の憲法でも、「財産権は、これを侵してはならない」(29条1項)と定めると同時に、「財産権の内容は、公共の福祉に適合するやうに、法律でこれを定める」としている(同条2項)。[高橋康之]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ざいさん‐けん【財産権】
〘名〙 財産的利益を目的とする権利。物権、債権、無体財産権などが主なもので、身分権や人格権に対するもの。
※民法(明治二九年)(1896)一六七条「債権又は所有権に非ざる財産権は二十年間之を行はざるに因りて消滅す」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

財産権」の用語解説はコトバンクが提供しています。

財産権の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.