Rakuten infoseek

辞書

財産区【ざいさんく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

財産区
ざいさんく
市町村および特別区の一部で財産を有し,または施設を設けているものがある場合に,その財産または公の施設の管理,処分に関し,特別地方公共団体として法人格を与えられたもの (地方自治法 294条1項) 。山林を財産として有する財産が最も多いが,このほか,土地,墓地,原野,牧野,用水施設,公会堂,公民館,温泉などに関する財産区がある。一般的な行政権能はもたず,また原則として独自の機関はもたず,財産区のある市町村または特別区の議会がその執行機関と議決機関となる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

朝日新聞掲載「キーワード」

財産区
市町村が合併する際、所有していた山林や土地などの財産を、合併後も市町村単位で所有・管理できるようにした特別地方公共団体総務省によると、2016年4月時点で長野県には191の財産区がある。
(2018-11-19 朝日新聞 朝刊 山梨全県・1地方)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

ざいさん‐く【財産区】
特別地方公共団体の一。市町村および特別区の一部で財産を有し、または公の施設を設けているもの。その財産や公の施設の管理・処分・廃止についてのみ権能をもつ。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

林業関連用語

財産区
地方自治法(昭和22年法律第67号)により市区町村の一部の山林を市区町村の財産として持っているもので、多くの場合、市区町村の条例で財産区の運営について取り決められている。
運営の実行は、財産区の総会、管理会等のどれかが行うことになっているが、最高責任者は、市区町村長である。
町村合併の際、旧市区町村の利益をそのまま旧市区町村に残すため、旧市区町村の所有山林で財産区が作られた。このため、財産区の大半は、旧市区町村を単位としたものである。
このほか財産区には、大字単位のものや2、3の町村の一部ずつが共同して設けている財産区もある。

出典:農林水産省

世界大百科事典 第2版

ざいさんく【財産区】
市町村および特別区の一部が財産(山林,沼地,原野牧野,温泉,漁業権等)を有しもしくは公の施設(用水路,公会堂,公民館等)を設けている場合,または,市町村および特別区の整理統合(廃置分合)もしくは境界変更の場合において,関係市町村等の協議に基づき市町村および特別区の一部が財産を有しもしくは公の施設を設ける場合,これらを財産区という(地方自治法294条)。財産区は,法人格を有する特別地方公共団体であり(1条の2第3項,2条1項),この制度は,1888年の市制・町村制の公布による旧来の〈村〉の大合併に際して,旧慣による旧〈村〉持山等の旧〈村〉有財産を合併市町村に一方的に統合することが旧〈村〉住民の権利を不当に侵害することになるために,旧〈村〉等にひきつづき財産または公の施設を保有しうる権利能力を認めたことに由来し,1953年の町村合併促進法や54年の地方自治法改正にも引き継がれている。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ざいさんく【財産区】
市町村または特別区の一地区で財産を有しまたは公の施設を設けているものがある場合、その財産または公の施設の管理・処分について権能をもつもの。特別地方公共団体の一。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

財産区
ざいさんく
特別地方公共団体の一つ。市町村および特別区の一部が財産(山林・原野牧野・温泉・漁業権等)を有しもしくは公の施設(公会堂・公民館等)を設けているもの、または、市町村および特別区の整理統合もしくは境界変更の場合において、関係市町村等の協議に基づき、市町村および特別区の一部が財産を有しもしくは公の施設を設けるものをいう(地方自治法294条)。財産区は、法人格を有する特別地方公共団体であり(同法1条の2第3項・2条第1項)、その財産等の管理および処分または廃止についての権能をもつが、通例、その財産が存する市町村等の長および議会がその執行機関および議決機関となる(同法294条1項)。ただし、とくに必要がある場合は、条例によって財産区固有の議会または総会を設けて、その財産等の管理・処分・廃止について議決させることができる。[福家俊朗]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ざいさん‐く【財産区】
〘名〙 特別地方公共団体の一つ。市町村および特別区の一部で山林、温泉などの財産をもつか、あるいは用水施設、公会堂などの公の施設を設けている場合において、その財産または公の施設の管理と処分についてだけ権能をもつ法人。ふつう、執行機関、議決機関は置かれず、財産区のある市町村または特別区の長および議会がその権能を行なう。〔地方自治法(1947)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

財産区」の用語解説はコトバンクが提供しています。

財産区の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.