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論証【ろんしょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

論証
ろんしょう
reasoning
思考を働かせ,判断とその論拠を結ぶ推理過程命題連鎖によって示したものをいう。普通,論拠を前提,判断を帰結という。妥当な推理の連鎖が前提と帰結を結ぶとき,その判断は可証であるといい,さらに前提がであるとき,真であるという。このため,恒真なる命題と妥当な推理の形式が究極的に必要とされるが,現在,恒真なる命題群は唯一でないこと,また推理の形式も唯一ではないことが明らかになっており,普遍的で唯一な論証形式の存在はされている。このため,ある公理系と恒真なる命題を出発して,どのくらい論証が簡潔かつ有効に行いうるかという論証力の評価が問題とされる。なお,論証は,証明,立証,定立ともいい,厳密には複雑な構成の有無,命題の連鎖を律する規則の有無によって,推理一般とは区別される。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ろん‐しょう【論証】
[名](スル)ある与えられた判断が真であることを妥当な論拠を挙げて推論すること。その論拠が公理公準などか、または経験的事実かによって演繹(えんえき)的・帰納的の別があり、また帰謬(きびゅう)法によるか否かによって間接的・直接的の別がある。証明。立証。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

ろんしょう【論証】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

論証
ろんしょう
reasoning 英語
probation 英語
raisonnement フランス語
Beweis ドイツ語

いくつかの命題が成り立つことを前提として、他の命題が成り立つことを示す手続で、とくに、言語によって表されるものをいう。政治や裁判の場面で使われたのが初めではないかと思われるが、古代ギリシアで哲学や数学に採用されてから、西洋流の学問では欠くことのできない手段になった。論証のなかでも、数個の前提から一個の結論が直接出てくることを示すごく短い論証を「推論」という。論理学の成果によれば、推論は、有限個のパターンに分類ができ、すべての論証は、この推論の積み重ねの形に分析できる。なかでも数学の論証、すなわち証明の構造は、もっともよく分析されている。

[吉田夏彦]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ろん‐しょう【論証】
〘名〙
① 物事の道理を証拠をあげて説明もしくは証明すること。また、与えられた判断の真理性を、理由をあげて証明すること。
※春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉壱円紙幣の履歴ばなし「西洋の史乗より種々の実例を挙げ『天外漂泊者は概して不人情なり』と論証(ロンシャウ)し」
② 数学、論理学で、いくつかの前提をもとにして、正しい推論のつみかさねによって与えられた命題を導き出すこと。〔工学字彙(1886)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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