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角膜【かくまく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

角膜
かくまく
cornea
眼球壁の外層前面をおおう透明な膜。光線を通し,入射光線を集束させるために,水晶体とともに重要な役割を果している。角膜の直径は横 11mm,縦 10mmで,横径が縦径より約 1mm大きい。中央の厚さは 0.5mmで,周辺部に比べてやや薄い。角膜上皮には神経終末が多数分布しており,感覚が鋭敏である。

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デジタル大辞泉

かく‐まく【角膜】
眼球の前面を覆う透明な膜。後方につながる強膜とともに眼球壁をなし、後面は前眼房に接する。

出典:小学館
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栄養・生化学辞典

角膜
 眼球の前方正面部分にある膜.強膜とともに眼球膜を構成している透明な組織.

出典:朝倉書店
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レーシック関連用語集

角膜
眼球の表面を覆う、透明な膜状の組織。レーシックでは、この角膜の形を変化させて屈折率を調整し、視力を回復させます。角膜は断面が5層に分かれていて、 一番表面の上皮をめくってフラップを作り、中心にある最も厚い角膜実質層にレーザーを照射して変形させ、その後フラップを戻します。角膜の薄い人や、角膜 のカーブが極端に急峻または平坦な方は、レーシックを受けられないことがありますが、使用する医療器具の種類や、医院によって、対応が異なることがありま す。

出典:レーシックNET
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世界大百科事典 第2版

かくまく【角膜 cornea】
眼球の前方最表層にある透明な球面状の膜。眼球壁の一部を構成するとともに,光を取り入れ屈折させる重要な働きをする。成人では,直径は11~12mm,表面での曲率半径は約7.5mm,厚さは中央では約0.5mmであるが周辺部では0.7~0.8mmと厚くなる。光学的屈折率は1.372であり水よりも大きい。光は空気中から角膜に入るため,ここで大きく屈折されるが,その屈折は水晶体での屈折よりもはるかに大きい(水生脊椎動物の場合には角膜にレンズ作用がない)。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

かくまく【角膜】
眼球の前面中央にある、円形皿状の透明な膜。瞳孔と虹彩をおおう。 〔オランダ語 hoornvlies を hoorn (角)と vlies (膜)とに分け、漢字をあてた訳。「眼科新書」(1815年)にある〕

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

角膜
かくまく
cornea
一般に「くろめ」とよばれ、強膜とともに眼球の形態を保つための強い組織であり、また眼球のなかでももっとも大きい屈折力をもった透明な組織でもある。角膜には血管は存在せず、コラーゲン線維が各方向に規則正しく配列しており、栄養はほとんどが前房水から供給されている。角膜の表面は平滑で、つねに厚さが6マイクロメートルくらいの涙液で覆われている。角膜の知覚は非常に敏感で、三叉(さんさ)神経の支配を受けている。したがって、わずかな刺激や異物に対しても防御機構が働き、そのようなときは、まず反射的に眼瞼(がんけん)を閉じ、さらに多量の涙液が出てくる。このような反射を角膜反射という。角膜の表面は、角膜乱視がなければ球面の一部のはずであるが、だれでも多少彎曲(わんきょく)の度合い(曲率)が異なり、曲率半径の差が認められる。この角膜の各主径線における曲率半径および屈折力を計測する機械が角膜計とよばれるもので、とくにコンタクトレンズの処方には欠かせない。
 角膜にも種々の疾患がある。生まれつき角膜が小さすぎたり大きすぎたり、また混濁していることもある。さらに、ある年齢になってから症状の出現してくる病気もある。たとえば円錐角膜(えんすいかくまく)では、10歳代くらいからほぼ時期を同じくして両眼の角膜中央部が突出してくる。突出した頂点は薄くなり、症状がさらに進行すると破裂してしまうこともある。症状のあまり強くないときはコンタクトレンズでの視力矯正が可能であるが、混濁が強くなったり突出があまり強くてコンタクトレンズ装用が不可能になったら、角膜移植を行う以外には治療法がない。このほか、角膜にウイルスや細菌の感染をおこして角膜の混濁を残すこともある。このような場合は抗ウイルス剤や抗生物質で治療するが、混濁が残ればやはり角膜移植を行う。[中島 章]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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