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【ぎょう】

デジタル大辞泉

あん【行】[漢字項目]
こう

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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ぎょう〔ギヤウ〕【行】
[名]
文字などの、縦または横の並び。くだり。「を改める」「かう段」
仏語。
㋐《〈梵〉saṃskāraの訳》十二因縁の一。過去に身・口・意の三業(さんごう)によってなした善悪すべての行い。
㋑《〈梵〉saṃskṛtaの訳》因縁によって作られた、一切の無常な存在。
㋒《〈梵〉carita, caryāの訳》僧や修験者の修行。
㋓《〈梵〉gamanaの訳》住・座・臥(が)とともに四儀の一。歩くこと。
哲学で、行為。実践。
数学で、行列または行列式で横の並び。
表計算ソフトリレーショナルデータベースにおける、横一のデータの単位。複数のデータの組み合わせをひとまとめにしたもの。ロー。⇔
行書」の略。「楷(かい)、、草(そう)」
律令制で、位官を連ねて書く際、位階が高く官職が低いときに位官の間に置いた語。⇔
「正三位兼―左近衛大将」〈宇津保・内侍督〉
[接尾]助数詞。文字などの縦または横の並びの数をかぞえるのに用いる。「16目」

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ぎょう【行】[漢字項目]
こう

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くだり【行】
《「下(くだ)り」と同語源》
[名]
着物の縦のすじ。
「袂(たもと)の―まよひ来にけり」〈・三四五三〉
上から下までの一列。文章などの行(ぎょう)。
「―のほど、端ざまに筋かひて」〈・常夏〉
[接尾]助数詞。文章の行を数えるのに用いる。「三半」

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こう〔カウ〕【行】
[名]
どこかへ行くこと。旅。「をともにする」「千里のも一歩より起こる」
人のすること。おこない。ふるまい。行動。
楽府(がふ)の一体。もとは楽曲の意。唐代以降は、長編の叙事詩的なものが多い。「琵琶
中国の隋・唐時代、営業を許された同種の商店が集中している区域。
中国で、唐・宋以後発達した業種別の商人組合。西洋のギルドに類似。
[接尾]旅に行くことの意を表す。「単独」「逃避

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こう【行】[漢字項目]
[音]コウ(カウ)(漢) ギョウ(ギャウ)(呉) アン(唐) [訓]いく ゆく おこなう
学習漢字]2年
〈コウ〉
ゆく。ゆかせる。「行軍行進移行運行逆行血行徐行進行随行直行飛行平行夜行連行
旅。「紀行壮行旅行
おこなう。おこない。「行為行使行動敢行挙行凶行決行現行施行実行遂行善行素行犯行非行品行励行
書物を世に出す。「印行刊行発行
店。「銀行洋行
「銀行」の略。「行員
漢詩の一体。「琵琶行(びわこう)
〈ギョウ〉
ゆく。「行幸行商遊行(ゆぎょう)
おこなう。おこない。「行事行政興行知行奉行(ぶぎょう)乱行
仏教の勤め・修練。「行者苦行勤行(ごんぎょう)修行(しゅぎょう)難行
人や文字の並び。「行間行列改行
世界を成り立たせる要素。「五行諸行
漢字の書体の一。「行書
〈アン〉ゆく。旅をする。持ち歩く。「行火(あんか)行脚(あんぎゃ)行宮(あんぐう)行灯(あんどん)
[名のり]あきら・たか・つら・のり・ひら・みち・もち・やす・ゆき
[難読]充行(あてがい)宛行(あてがい)行潦(にわたずみ)流行(はやり)三行半(みくだりはん)行縢(むかばき)

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世界大百科事典 第2版

こう【行 háng】
中国で商人組合をさし,また商店,商社名をも意味する語。最近では商店名は記とか号とか呼ぶ方が多い。起源は,戦国期の市で,同業商店が集まったものを列とか肆(し)とか廛(てん)とか称したのに始まるという。列・肆が集合する慣行は,秦・漢時代に先秦の市を県に再編,整理したときにもひきつがれ,各県城の一郭官設の市を設け,商人を市籍に登記して市租を徴するかたわら,市の町並みを整えて同業商工業者を業種別に配列した。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ぎょう【行】
[1] ( 名 )
文字などの並び。普通、縦書きの場合の縦の並び、横書きの場合の横の並びをいう。 「 -を改めて書きはじめる」 「 -と-の間に書き加える」
〘仏〙 〔 samskāra〕
五蘊ごうんの一。初めは心の意志的働きをさしたが、のちには存在物一般をさす。 「諸-無常」
十二因縁の一。あらゆるおこないのこと。また、現世の結果を生む原因となった過去世のおこない。
〘仏〙 〔 caryā〕 宗教上の実践。悟りを開くための修行・行法。
〘仏〙 〔 gamana〕 進みゆくこと。歩くこと。行住坐臥ぎようじゆうざがの四威儀の行。
漢字の書体の一。行書。 「真・-・草」
律令制で、位に相当していない低い官についている場合に、位と官との間に書く語。 ⇔ しゆ 「正三位兼-左近衛大将/宇津保 初秋」 → 位署
〘数〙 行列または行列式で、横の並びをいう。
( 接尾 )
助数詞。文字などの縦または横の並びの数を数えるのに用いる。 「五-削る」

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くだり【行】
〔「下くだり」と同源〕
[0] ( 名 )
文章の縦たての行ぎよう。 「 -の程、はじざまにすぢかひて/源氏 常夏
(着物の)縦の線。 「手本たもとの-まよひ来にけり/万葉集 3453
( 接尾 )
助数詞。文章の行ぎようを数えるのに用いる。 「ただ三-ばかりに、文字ずくなにこのましくぞ書き給へる/源氏 梅枝

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こう【行】
行くこと。特に、旅行などで歩きまわること。 「 -を共にする」
隋唐時代、都市の特定地区(市)に限って営業を許された同業種から成る商店街。
唐の中期以後、同業者が営業独占と互助の目的で作った商人組合。
〔もと楽府がふの楽曲のこと〕 古詩の一体。唐代以降は、多く叙事詩。 「琵琶-」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


ぎょう
仏教用語。 (1) サンスクリット語 saṃskāraの訳。過去の行為の結果と,新たな状態を条件づける経験。特に十二因縁の第2にあたると解されることもある。また五蘊の第4にあたる。行蘊 (ぎょううん) に同じ。また「 (諸) 条件」または「条件づけられた (存在の) 状態」の意から,すべての,つくり上げられた存在を意味する。 (2) サンスクリット語 caryāの訳。身体的,あるいは言葉による,あるいは心理的な行為をいう。また,特に求道者である菩薩の行為 (あるいは修行) をも意味する。 (3) 浄土真宗では,阿弥陀仏の救済を信じて,念仏することをいう。

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ぎょう
「こう」ともいう。律令制上,令 (りょう) には官位相当の定めがあるが,官位が相当しない人の位署書きの場合,位が高すぎるとき,位と官の間に加える字。官位相当の場合は,「大納言正三位」などと書くが,位が高い場合には,たとえば「従二位行大納言」というように書いた。

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こう
hang
中国の商人組織。漢以来,都市の商業区域である市には,同業商店ごとの並び (列,肆) があり,この同業者の並びおよび仲間組織を唐代に行と呼んだ。行頭,行老が一般の行戸,行人を代表,管理する。行は長安で 220行,洛陽で 120行あったと伝えられる。宋代に入ると市の制度がくずれ,営業場所は自由となったが,行は同業組合的機能を強くして存続,官の必要とする物資の調達まで引受けるようになった。行が同業商人のギルド組織であったのに対し,手工業者もこれにならって同職ギルドを組織するようになり,これを作といった。近世になると仲買,問屋 (→牙行 ) のことを行と呼ぶのが一般化し,免許料 (牙税) を納官して官許の牙帖を給された商人とそのグループが行になった。有力な行組織はギルドとみてよく,広東貿易の特別御用商人団「公行」もその一種。

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日本大百科全書(ニッポニカ)


こう
中国で商人ギルド、また商店の業種をさす。日本の銀行という語はこれに由来する。中国ではすでに戦国(前403~前221)のころ、各地の市場地で肆(し)、次(じ)、行列(こうれつ)などの名で同業商店が軒を並べる習慣が生じた。秦(しん)・漢から唐まで国の商業統制の強い時期に、都市に置かれた市(し)で、こうした習慣をもとに魚行、肉行、衣行、金銀行などが配列され、行老、行首が選ばれ、成員の行戸(こうこ)、行人(こうじん)を統率する組織があった。唐・宋(そう)の変革期に国の統制が緩むと、自律性と競合性を増した行は、実質的にギルドに転生し、価格統制、品質管理、徒弟店員の規律、対官折衝、福祉、祭神などの活動を多彩に行うようになった。宋代では行役(こうえき)という官庁用度の納入が有力な行に課されていたが、明(みん)・清(しん)時代になると、辺地の大商業都市では少数の有力な行がギルド・マーチャントをつくり、防衛を含む市政を牛耳(ぎゅうじ)るようになった。広東(カントン)の公行(こうこう)、張家口の保正行(ほせいこう)、台南の三郊(さんこう)、湖南の十館首士、重慶の八省会館などである。[斯波義信]
『加藤繁著『唐宋時代の商人組合「行」を論じて清代の会館に及ぶ』(『支那経済史考証 上』所収・東洋文庫)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

いき【行】
〘名〙 (動詞「いく(行)」の連用形の名詞化)
① 行くこと。また、出て行く時。行く途中の道。
※雑俳・川傍柳(1780‐83)五「いきに騒でへこたれる野かけ道」
② 行く先。
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)四「衒(かたら)れた金のいきは、詮義しぬいて御損はかけぬ」

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い・ける【行】
〘カ下一〙 (「いく(行)」の可能動詞)
① 行くことができる。
※和英語林集成(初版)(1867)「コノ ミチワ ikeru(イケル)カ」
② することができる。やっていくことができる。特に、うまくできる。じょうずにやれる。→いけもしない
※歌舞伎・幼稚子敵討(1753)二「それ、渋と脂とに固まる松。いけるものじゃない」
※婦系図(1907)〈泉鏡花〉前「学位は持っちゃ居らんけれど、独逸のいけるのは僕が知ってるからね」
③ なかなかいいものである。多く、美しい、おいしい、すばらしいなどの意に用いる。→いけもしない
※洒落本・辰巳之園(1770)「『すかねヱ子だがねヱ』『まだなれねヱからさ』『いけるのじゃねヱ』」
※鱧の皮(1914)〈上司小剣〉四「鱧の皮、細う切って、二杯酢にして一晩ぐらゐ漬けとくと、温飯(ぬくめし)に載せて一寸いけるさかいな」
④ 酒が、相当の量飲める。また、食物が相当の量食べられる。→いける口
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)三「未だ腹(おなか)が能(いい)かと思って、食て見たら、又いける」

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おこない おこなひ【行】
〘名〙 (動詞「おこなう(行)」の連用形の名詞化)
① おこなうこと。行動。ふるまい。
※書紀(720)允恭八年二月・歌謡「我が夫子(せこ)が 来べき宵なり ささがねの 蜘蛛(くも)の於虚奈比(オコナヒ)今宵著(しるし)も」
② 仏道修行。勤行(ごんぎょう)
※書紀(720)天智一〇年一〇月(北野本訓)「吉野に之(まか)りて、脩行(オコナヒ)せむ、と請したまふ」
③ 特に、年頭の仏事勤行(修正月)。
※蜻蛉(974頃)下「などいふほどに、おこなひのほどもすぎぬ」
④ 神事をつとめること。
※讚岐典侍(1108頃)上「あしたの御おこなひ、夕の御笛の音」
⑤ 年頭または春先に行なわれる祈祷行事。近畿地方を中心にいう。もと農事祈願の神事であったが、仏教の感化を受けて修正会(しゅしょうえ)や修二会(しゅにえ)の行法に似たものがおこなわれている。寺や堂、または村人が当屋(とうや)組織でおこなう。
⑥ 道徳的な見地から見た人の行状。身持ち。品行。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※開化のはなし(1879)〈辻弘想〉上「表面(うはべ)の虚飾もなく行状(オコナヒ)正しきをこそ文明とも開化とも云へる事でござる」

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おこな・う おこなふ【行】
[1] 〘他ワ五(ハ四)〙
① 順序、方式にしたがって、しごとをする。挙行する。実行する。
※書紀(720)天武一一年一二月(北野本訓)「然る後に其の状を斟酌(はか)りて、処分(オコナヘ)。因りて官判を承けよ」
② 修行する。ことに仏道修行をする。勤行(ごんぎょう)をする。
※書紀(720)天智一〇年一〇月(北野本訓)「吉野に之(まか)りて、脩行(オコナハ)む、と請したまふ」
③ あたえる。配分する。わりあてる。
※土左(935頃)承平五年二月九日「このあひだにわだのとまりのあかれのところといふところあり。米(よね)、魚(いを)など乞(こ)へば、おこなひつ」
④ 食事をする。食べる。
※実隆公記‐長享二年(1488)三月二一日「早朝行朝膳、進発可参江州御陣之由也」
⑤ 処理する。指図する。
※宇治拾遺(1221頃)一〇「頭中将、『さりとてあるべきことならず。これ、諸司の下部めして、かきいでよ』とおこなひ給」
⑥ 処罰する。制裁する。助動詞「る」を伴った受身の形も多い。
※説経節・説経さんせう太夫(佐渡七太夫正本)(1656)上「此事ぢとう聞召、しょせんやどかす物有ならば、となり三げん、ざいくゎにおこなふべきと有により」
⑦ 女を自由にする。手ごめにする。
※滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)三「ここには女房がないそうだから、きゃつめをおこなってゐるに違ひはねへ」
[2] 〘自ハ四〙 順序どおり進行する。
※徒然草(1331頃)一五五「生・住・異・滅の移り変る実(まこと)の大事は、たけき河のみなぎり流るるが如し、暫(しばし)も滞(とどこほ)らず、ただちにおこなひゆくものなり」

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ぎょう ギャウ【行】
[1] 〘名〙
① 仏語。
(イ) (saṃskāra の訳語。造作(ぞうさ)の意) 十二因縁の一つで、善悪のいっさいの行為をいう。転じて、いっさいの移り変わる存在の意にも用いる。
※秘蔵宝鑰(830頃)中「煩悩生因縁者謂不正思惟。以此為其因無明為縁。無明為因行為縁。行為因識為縁」
(ロ) (carita の訳語。行為、実践の意) 悟りに到達するための修行。
※法華義疏(7C前)一「但就第四嘆徳開為四。第一正嘆徳。第二従供養無量以下嘆行。第三従以慈修身以下嘆体。第四従名称普聞以下嘆名」
※平家(13C前)五「那智ごもりせんとしけるが、行の心みに、きこゆる滝にしばらくうたれてみんとて」
(ハ) (gamana の訳語) 住、坐、臥と共に四威儀の一つで、歩くこと。〔観経疏‐散善義〕
② 令制で官位を称する際、官職と位階が相当せず、位階が官職より高すぎる場合、位階と官職名の間に挿入する語。→守(しゅ)
※令義解(718)選叙「凡任内外文武官而本位有高下者。若事卑為行。高為守」
③ ながくつらなること。並び。列。行列。
※尋常小学読本(1887)〈文部省〉四「一行の鴈、田に下りんとして、にはかにおどろき、行をみだして飛び去るを見たり」
④ 文字の縦または横の並び。くだり。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
⑤ 哲学で、行為、実践をいう。⇔
⑥ 雅楽の楽器、笙(しょう)の管名。また、その管の出す音名で、高いイ音。さらに、この音を根音とした五つの音で構成された一つの和音の名をもいう。
⑦ 雅楽の琵琶で、第三弦の放弦音。楽譜では「行」の扁の略記である「ク」を書く。
⑧ 「ぎょうしょ(行書)」の略。
※才葉抄(1177)「真の筆は立つべき也。行の筆はひらむべき也」
⑨ 数学で、行列または行列式の横の並びをいう。
⑩ (行書のように柔らかみがあるところからいう) 神伝流泳法の一つ。
[2] 〘接尾〙 文字などの縦または横の並びの数を数えるのに用いる。
※夜鶴庭訓抄(懐中抄)(1170頃)「歌を書く様。二行ならば五七五 一行 七七 一行 三行ならば五七 一行 五七 一行 七 一行」

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ぎょう‐・ず ギャウ‥【行】
〘他サ変〙 ⇒ぎょうずる(行)

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ぎょう‐・ずる ギャウ‥【行】
〘他サ変〙 ぎゃう・ず 〘他サ変〙
① 物事を行なう。する。ふるまう。
今昔(1120頃か)二九「然て媱(いん)を行じつる時に」
② 仏道などの修行をする。
※観智院本三宝絵(984)中「孔雀王咒をならひ行じて」
③ 行く。歩く。
※今昔(1120頃か)一「四方に各七歩を行(ぎゃう)ぜさせ奉る」

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こう カウ【行】
[1] 〘名〙
① 行くこと。出かけること。旅。旅ゆくみち。たびだち。
※曾我物語(南北朝頃)四「千里のかうは、一歩よりはじまる、といふ老子のをしへも」
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉一「暗夜途に迷て殆んど行(カウ)を失し」 〔孟子‐公孫丑・下〕
② 昔の中国における楽曲の名称。また、その歌詞である楽府(がふ)の題名に用いられ、のち詩題に多く用いられた。「短歌行」「琵琶行」など。〔文体明弁‐楽府〕
③ つらなること。また、そのもの。特に、文字などの縦または横のならび。連(つら)。列(れつ)。くだり。〔温故知新書(1484)〕
※中華若木詩抄(1520頃)中「其なりは、旅雁の飛をくれて、行をなさずして、独り雲路に迷に似たそ」 〔春秋左伝‐隠公一一年〕
④ おこない。ふるまい。行動。行為。
※太平記(14C後)三〇「元来仁者の行を借って、世の譏(そし)りを憚(はばか)る人也ければ」
⑤ 中国、隋・唐時代、都市内の商業区域に業種ごとに集められた同業商店のならびをいう。「銀行」「薬行」などと使う。
⑥ 中国、宋以後、都市の商人の同業組合。狭義に「牙行(がこう)」、すなわち仲買商をさすこともある。
⑦ 位と官とを併せ示すとき、官名に冠して、位が高く、官の低いことを表わす。ぎょう。
※読本・椿説弓張月(1807‐11)残「従五位下、行(カウ)対馬嶋守」
⑧ 「ぎんこう(銀行)」の略。〔最新百科社会語辞典(1932)〕
[2] 〘接尾〙
① 文字や列などのつらなりを数えるのに用いる。ごう。
※名語記(1275)四「ふみの一かう二かう如何。カウは行也」
② 銀行の数を数えるのに用いる。
※法人資本主義の構造(1975)〈奥村宏〉三「短期では富士銀行、第一勧銀、三和銀行の三行が主力で」

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ごう ガウ【行】
[1] 〘名〙 縫い合わせて袈裟を作る細長い布。
※玉塵抄(1563)一六「沙彌の袈裟わ、がうも条もないぞ」
[2] 〘接尾〙 =こう(行)(二)
※天草本平家(1592)一「チュウモン ノ ラウ ニ nigǒ(ニガウ) ニ チャクザ セラレタ」

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ゆ・ける【行】
〘カ下一〙 (「ゆく(行)」の可能動詞)
① 行くことができる。また、することができる。いける。
※受胎(1947)〈井上友一郎〉「『そいで、飯が食てゆけるんか』『そら、あかん。当分まだこっちゃから持ち出しや』」
② 酒が相当の量飲める。また、食べ物が相当の量食べられる。いける。
※歌舞伎・傾城魔術冠(1766)二幕「この辛子漬では、何杯も行(ユ)ける」

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ゆこ【行】
動詞「ゆく(行)」の連体形に当たる上代東国方言。
※万葉(8C後)一四・三五四一「崩岸辺(あずへ)から駒の由胡(ユコ)のす危(あや)はども人妻児ろを目(ま)ゆかせらふも」

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