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血縁【けつえん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

血縁
けつえん
blood relation
血のつながりをいい,生物学的な親子関係もしくはその連鎖で結ばれる関係。縁が問題になるのは,それが親族関係認知特定親族集団への所属に際して重要な契機となり,しばしば経済的,政治的,宗教的な連帯基盤となるからである。しかし親族関係や親族集団の形成は,必ずしも血縁だけにこだわっているわけではなく,非血縁でも社会的認知によって親子関係を形成することもできる。

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デジタル大辞泉

けち‐えん【血縁】
けつえん(血縁)」に同じ。
「なまめかしきうちしも、―に思はむぞ、あやしき心なるや」〈堤・虫めづる姫君

出典:小学館
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けつ‐えん【血縁】
血のつながりのある間柄。血すじ。また、血のつながっている親族。血族。けちえん。「血縁をたどる」→地縁
[補説]書名別項。→血縁

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けつえん【血縁】[書名]
木村荘十小説。昭和7年(1932)刊。第11回サンデー毎日大衆文芸賞受賞。

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世界大百科事典 第2版

けつえん【血縁】
血族相互を結びつけるきずな。血縁は産み産まれた生物学的事実の存在そのものをいうのではなく,これを親子関係あるいはその連鎖として関係者が認知しなければ,当事者は血縁親族として認められない。他面,親子の生物学的関係がなくとも,契約によって親子と認知しあえば親族となり,契約上の血縁が成立する。また,血縁が単に推定上のものでも,関係者が認知しあえば親族となり,推定上の血縁が登場する。血縁成立には,生物学的関係とともに,あるいはそれ以上に,社会的認知が重要となる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

けちえん【血縁】
けつえん(血縁)に同じ。 -に思はむぞ、あやしき心なるや/堤中納言 虫めづる

出典:三省堂
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けつえん【血縁】
親子・兄弟姉妹など血のつながっている関係。また、その関係にある家族や親族。血族。けちえん。 → 地縁

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日本大百科全書(ニッポニカ)

血縁
けつえん
kinship
「親子関係」filiationの連続としてたどることができる社会関係、いいかえれば「出生」に基づく関係をさし、「地縁」との対比においてもしばしば用いられている。ただし、ここでいう「親子関係」「出生」は、ともに社会的事実としてのそれであって、単に生物学的な事実と混同してはならない。たとえば、アフリカの父系部族の間では、しばしば婚約中の男が死亡すると、その婚約者に死者の親族男性と性的交渉をもたせ、生まれた子供を死者の子とする、亡霊婚ghost marriageの制度がみられる。また南スーダンのヌエル人の社会には、亡霊婚のほかに、女性が男性として結婚する形式もあり、「夫」である女性は、別の男性に頼んで妻に子を生ませ、自らがその子の「父」になる。いずれの場合においても「親子関係」は生物学的な意味での親子関係とは一致していない。血縁は、日本では、「血」ということばの使用からもうかがえるように、「血のつながり」といった形で、強い生物学的意味合いを込めて使用されており、分析概念としては適切ではないという意見もある。親族のつながりを「血」という擬似生物学的な隠喩(いんゆ)に訴えてとらえること自体、日本を含む一部の社会の文化特有の現象ともいえる。こういった難点を避けるため、社会的血縁、生物学的血縁の区別を明示する試みもあるが、やや煩瑣(はんさ)にすぎる難がある。[濱本 満]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

けち‐えん【血縁】
※堤中納言(11C中‐13C頃)虫めづる姫君「なまめかしきうちしも、けちえんに思はむぞ、あやしき心なるや」

出典:精選版 日本国語大辞典
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けつ‐えん【血縁】
〘名〙
① 血のつながりのある間柄。血筋。血脈。けちえん。
② 血のつながっている親族。血族。けちえん。⇔地縁
※和蘭皿(1904)〈生田葵山〉糸の縺れ「が、血縁の情緒は糸を引いて、幾多の悪行を見るにしても、其の善くならんを願ふので」

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ち‐えん【血縁】
※歌舞伎・蝶々孖梅菊(1828)三幕「この場に居合はす血縁(チエン)の者」

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