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虹彩【こうさい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

虹彩
こうさい
iris
ブドウ膜の最前部を構成する円盤状の膜。中央に円形の瞳孔があり,孔縁は水晶体前面に接触し,彩周辺部は毛様体に移行する。虹彩の色は眼色といわれ,褐色,青色,灰色などがある。機能的にはカメラの絞りに相当し,眼内への入射光線量を調節する。虹彩中のメラニン色素の多少と配列とが虹彩の色を決定する。メラニン色素が少ければ,強烈な光のもとでは虹彩を通して外光が後眼房に漏れ,結果として瞳孔を通じて得られた映像をぼかしてしまう。日光の弱い高緯度地帯では,虹彩のメラニン色素量が少くても視覚に影響をもたらすことはないが,日光の強い低緯度地帯では,視力は著しく弱まり,生存上重大な影響をもたらす。北ヨーロッパに住む人々の間では,色素量の少い青い眼や灰色の眼が一般的であり,赤道に近い地方に住む人々,特に黒人の虹彩は漆黒に近い。日本人の虹彩は褐色であり,人により若干の濃淡がある。青い眼は虹彩の最後層以外の部分に色素細胞が欠如している。メラニン色素の欠如傾向は,皮膚や毛髪の色素消失と深く関連する。

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朝日新聞掲載「キーワード」

虹彩
眼球の角膜と水晶体との間にある環状の模様組織。いわゆる「黒目」の部分に当たる。模様は2歳ごろに安定し、一生を通じてほぼ変化しない。双子の間や同一人物の目の左右でも違うため本人認証に使われる。
(2006-06-21 朝日新聞 朝刊 オピニオン1)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

こう‐さい【虹彩】
眼球の血管膜の前端部で、角膜後方にある環状の膜。色素に富み、その沈着状態によって、茶色や青色の眼になる。中央の瞳孔(どうこう)開閉を行って光の量を調節する。

出典:小学館
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栄養・生化学辞典

虹彩
 水晶体の前面にある膜状組織で,中央に瞳孔をもち,カメラの絞りの役割をもつ.

出典:朝倉書店
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レーシック関連用語集

虹彩
眼球の角膜と水晶体の間にある円盤状の薄い膜でのこと。虹彩の中の平滑筋の伸縮によって、中央の黒い部分(=瞳孔)の開き具合を調整し、眼球内に入る光の 量を加減します。虹彩は人種によって様々な色があります。虹彩のしわの模様は、指紋同様、個人固有のパターンがあり、個人を特定するセキュリティシステム (バイオメトリクス認証=生体認証)にも利用されています。

出典:レーシックNET
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世界大百科事典 第2版

こうさい【虹彩 iris】
眼の水晶体の周囲を包む膜で,眼球正面から角膜を通してみえる部分。目の色はこれによる。色素を含み,日本人の場合,茶褐色であるため,茶目とも呼ばれる。虹彩は,虹彩表面,虹彩実質,虹彩色素上皮からなる。虹彩表面には通常多数のひだがあり,紋理という。虹彩実質は粗な結合組織の網目で,中に血管と色素細胞が埋まっている。虹彩色素上皮は外胚葉由来のもので,元来は2層だが,前層は瞳孔散大筋に分化し,後層だけにみえる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

こうさい【虹彩】
眼球の角膜と水晶体の間にある輪状の薄い膜。中央の孔が瞳孔どうこう(ひとみ)で、虹彩中の平滑筋の伸縮によって瞳孔の開きを調節して、眼球内に入る光の量を調節する。色素に富み、その色合いは人種によって特徴がある。また、個人によってそのパターンが異なり、生涯不変である。アイリス。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

虹彩
こうさい
目のぶどう膜の最前部に位置する膜様組織で、色素と血管に富み、色素の量によって虹彩の色が異なる。虹彩の瞳孔(どうこう)を囲む部分は瞳孔縁といい、虹彩の外縁は毛様体に移行する。毛様体は前方からは見えない。瞳孔の後方は水晶体と軽く接し、ここを通って後房水(こうぼうすい)は前房へ流れ、さらに隅角(ぐうかく)を経て眼外に流れ去る。虹彩には瞳孔を小さくする瞳孔括約筋と、瞳孔を大きくする瞳孔散大筋とがあって瞳孔の大きさを調節している。[小暮美津子]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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