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【は】

デジタル大辞泉

は【葉】
植物のや枝につき、光合成蒸散を主な役割とする器官。秋に落葉するものと越冬するものがある。ふつう緑色で、葉身葉柄托葉の3部分からなり、葉身の形から単葉複葉とに分けられる。「青々とが茂る」「街路樹がを落とす」
[下接語]麻の葉斑(いさ)葉浮き葉枝葉枯れ葉桐(きり)一葉木(こ)の葉粗(そ)葉照り葉一葉本(もと)葉譲(ゆずり)葉(ば)青葉明日(あした)葉末(うら)葉上(うわ)葉押し葉落ち葉飼い葉貝割り葉・硬(かた)葉・草葉朽ち葉言葉榊(さかき)葉獅子(しし)葉・慕い葉・下葉新葉酸(すい)葉末(すえ)葉・一つ葉・干(ひ)葉檜(ひ)葉二(ふた)葉・古(ふる)葉・本(ほん)葉松葉丸葉三つ葉紅葉(もみじば)湯葉四つ葉若葉病(わくら)葉(ぱ)菜っ葉

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よう〔エフ〕【葉】
[名]木の葉の縁(ふち)のような、とがった切れ込み。
「これは―の入りて、木にて縁をしたりければ」〈徒然・三三〉
[接尾]助数詞。
木の葉や紙など、薄いものを数えるのに用いる。「三の写真」「一の絵はがき」
小舟を数えるのに用いる。
「一―の舟の中の万里の身」〈和漢朗詠・下〉

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よう【葉】[漢字項目]
[音]ヨウ(エフ)(呉)(漢) ショウ(セフ)(呉)(漢) [訓]
学習漢字]3年
〈ヨウ〉
草や木のは。「葉柄葉緑素荷葉紅葉(こうよう)子葉枝葉霜葉単葉竹葉嫩葉(どんよう)落葉広葉樹
薄く平たいもの。「金葉肺葉胚葉(はいよう)前頭葉・複葉機」
重ね継ぐ世。時代。「後葉中葉末葉万葉
血筋などのわかれたもの。「末葉門葉
千葉(ちば)。「京葉
〈ショウ〉梵語の音訳字。「迦葉(かしょう)
〈は(ば)〉「葉陰葉巻青葉枝葉草葉言葉
[名のり]のぶ・ふさ
[難読]粘葉装(でっちょうそう)紅葉(もみじ)嫩葉(わかば)病葉(わくらば)

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世界大百科事典 第2版

は【葉 leaf】
高等な植物(維管束植物)のからだは根,茎,葉の三つの基本的な器官から成り立っている。茎と根が軸性の器官であるのに対して,葉は茎に側生する器官で,平面的な広がりをもつ。コケ植物や藻類でも,植物体のうち平面的な構造を葉ということがあるが,維管束植物の葉と相同の器官ではない。コケや藻類の植物体を葉状体ともいうが,コケなどの葉は,形態学的に厳密にいえば葉的器官というべきものである。
[形状]
 葉にはさまざまの形のものがある。

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Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

よう【葉】

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大辞林 第三版

は【葉】
維管束植物の基本器官の一。枝や茎につき、主として同化・呼吸作用を行う。多様な変態を示し、機能や形態によって子葉・普通葉・包葉・鱗片りんぺん葉・花葉などに分ける。普通葉の形態は種によって異なり、分類上の手がかりとされる。 「 -が茂る」

出典:三省堂
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よう【葉】
[1] ( 名 )
木の葉の縁のようにとがって角かどをなしているところ。 「これ(=櫛形ノ穴)は-の入りて、木にて縁をしたりければ/徒然 33
( 接尾 )
助数詞。
木の葉や紙など、薄いものを数えるのに用いる。 「一-の写真」
小舟を数えるのに用いる。 「一-の舟の中の万里の身/和漢朗詠

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典



leaf
植物体を構成する主要器官の一つ。平らで薄い構造で,茎から重なり合わないように側出するのが典型的な型である。主として光合成や蒸散作用などを営む。茎頂分裂組織から外生的にこぶ状の葉原基として発生し,普通その生長は有限である。本来の機能を営む葉を普通葉または同化葉といい,このほか胚に生じる最初の葉である子葉,冬芽の外側をおおう鱗片葉とか,花の下につく包葉,萼片,花弁,おしべなど花を構成する成分 (花葉という) も,すべて元来は葉の変形とみなせる。
普通葉は葉身,葉柄,托葉の3部分から成るが,葉柄,托葉の両者またはいずれか一方を欠く場合もある。葉の全体の形,葉先,葉縁,葉脚および葉質,色つや,毛の状態など多種多様で分類学上重要な形質とされる。また単一の葉身から成る葉を単葉,いくつかの小葉に分れたものを複葉という。葉は表皮,葉肉,葉脈から成る。表皮はろう質やクチクラに被膜され,気孔,水孔,毛などを分化する。葉肉は葉緑体を含む同化組織から成り,光合成を営む。葉脈は維管束組織で,葉肉内に水その他を送り,また同化産物を集めてほかの場所へ運ぶ。葉はまた巻ひげ,針,捕虫嚢などに変形していることがある。
葉は春から夏にかけて葉緑素を他の色素よりも圧倒的に多くもっている。しかし秋になると,葉における物質合成の働きが衰え,葉緑素はこわれて白くなるため,他の色素が現れはじめる。カロテノイド (黄色) ,キサントフィル (薄い黄色) ,アントシアン (液汁が弱酸性なら赤,弱アルカリ性なら青みがかった色,中性ならその中間の色) ,ベータシアニン (赤) などである。葉は本質として短命なものである。針葉樹や常緑広葉樹などの葉は2~3年生延びるが,1年目以降はその植物に対してかなり貢献度が低いとされている。落葉は,葉身の基部や葉柄の付け根に離層と呼ばれる特殊な細胞層がつくられ,この部分で生じる。離層は,昆虫による食害,病気,乾燥などの理由で,葉が重い損傷を受けたときに形成される。秋に起る自然の離層形成は,日長が短日になることが原因である。おそらく,短い日照時間が,老熟による変化を早めるためであろう。その結果,葉柄部分の細胞が柔らかくなって,葉が落ちる。葉が落ちた跡にはやがてコルク質の癒創層が形成され,傷口をふさぐ。あとに残った葉痕は,冬期に小枝から樹木の種類を特定するのに役立つ。

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よう
lobe
生物学上の種々の器官ではっきりした境界線によって2つ以上の部分に分れている場合に,その1つを葉という。たとえば肝臓は右葉と左葉に分れ,大脳は前頭葉,側頭葉後頭葉などに分けられている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)



leaf
植物の器官の一つ。普通は茎の周りに規則的に配列し、光合成を行う扁平(へんぺい)な形をもつ緑色の器官である。しかし、なかには光合成の機能をもたない葉、扁平ではない葉などさまざまなものがある。[原 襄]

普通葉

(1)葉身・葉柄(ようへい)・托葉(たくよう) 光合成を行う緑色の葉を普通葉とよぶ。普通葉には、葉身と葉柄と托葉の三つの部分が区別されるが、このすべての部分を備えている葉を完全葉、このうちの一つまたは二つの部分を欠く葉を不完全葉とよぶ。葉身は、普通、平面的な形で日光を受けやすく、葉の主要な働きである光合成を活発に行う部分である。葉柄は茎と葉身を連絡する部分であるとともに、この部分がその成長過程で適当にねじれて、葉身を日光のくる方向に向ける働きももつ。托葉はシダ植物や裸子植物にはなく、被子植物のうち、とくに双子葉植物に多くみられる。普通、托葉は葉の基部に一対あり、若い葉身を保護する役割をもつと考えられるものが多い。また、葉の基部の托葉に相当する部分が葉鞘(ようしょう)となるものも多く、葉鞘と托葉との関係が問題とされることもある。
(2)単葉と複葉 葉は、葉身の部分の形から、単葉と複葉とに区別することができる。単葉とは葉身が一つの葉状の部分からなる葉であり、複葉とは葉身が複数の葉状の部分、すなわち小葉に分かれている葉をいう。一般に葉柄から葉身の中央を通って葉の先端に至る部分を葉軸というが、複葉のうち、葉軸を挟んで複数の小葉が左右に並ぶものを羽状複葉といい、このうち、先端に小葉のつくものを奇数羽状複葉、先端に小葉がないものを偶数羽状複葉とよぶ。また、葉柄の先端に小葉が放射状に三つ以上つくものを掌状複葉とよぶ。
 複葉の小葉の一枚と単葉の一枚とはよく似ている場合がある。とくにフジ、バラなどの奇数羽状複葉は1本の枝につく単葉と似ている。しかし、単葉であるか、複葉の小葉であるかの区別は、腋芽(えきが)によって知ることができる。腋芽は一枚の葉の葉腋につくものであり、小葉と単葉は、腋芽のつく位置、葉柄と茎との組織の相違などによって区別できる。
 単葉の葉身、小葉の小葉身には線形、針形、円形、卵形などさまざまな形がある。また、葉の周縁に鋸歯(きょし)(ぎざぎざ)のあるもの、欠刻(切れ込み)のあるもの、鋸歯も欠刻もないもの(全縁とよばれる)などがある。なお、一つの個体に形や大きさの著しく異なる葉があるとき、これを異形葉とよぶ。
(3)葉脈 葉には、葉の中における物質の移動に役だつ葉脈がある。葉脈は次のように大別される。おもな葉脈から比較的細い葉脈に至るまで葉脈が網目をつくる場合を網状脈とよび、このうち、おもな脈が羽状となる場合を羽状脈、おもな脈が掌状に分かれる場合を掌状脈とよぶ。また、おもな葉脈が平行となる場合を平行脈、葉脈が二又に分かれることを繰り返す場合を二又脈とよぶ。網状脈は双子葉植物に多く、平行脈は単子葉植物に多い。また、二又脈は、多くのシダ類と裸子植物のイチョウにみられる。
(4)葉の組織 普通葉が光合成を行うことから、普通葉の組織には、光合成を行う葉緑体を顕著にもつ葉肉(葉肉組織)が目だつ。もっとも普通の場合、葉の横断面をつくってみると、いちばん上に上側の表皮、その下に葉肉組織の一つである柵(さく)状組織、ついで同じく葉肉組織の海綿状組織、そしていちばん下に下側の表皮がある。表皮のところどころには気孔があり、特別の形をもった二つの孔辺細胞に囲まれている。気孔は葉の下側に多い。孔辺細胞の働きによって気孔が開閉し、光合成、呼吸、蒸散といった植物体内と外界との間のガス交換が行われる。葉肉組織の細胞間には、豊富な細胞間隙(かんげき)(空気間隙)があり、葉の組織の細胞はこの間隙と気孔を通して外界との気体の交換を行うことができる。[原 襄]

普通葉以外の葉

葉には、普通葉のほかに、植物体の最初の葉である子葉、シュート(苗条(びょうじょう))の比較的下につく低出葉、シュートの上のほうにつく高出葉がある。芽を包む鱗片(りんぺん)葉は低出葉の一つであり、花を葉腋に抱く包葉は高出葉である。花の構成要素である萼片(がくへん)、花弁、雄しべ、心皮も葉に類するものと解釈することができる。このように、普通葉をはじめとして葉に類するものをまとめて葉的器官とよぶことがある。サボテン類の針は形態学的には短枝の葉に相当するとみられるところから、葉的器官の一つとして扱われ、葉針とよばれる。メギの針も葉針である。しかし、ニセアカシアの針は托葉に相当するものであり、エンドウの巻きひげは葉身の一部に相当する。[原 襄]

葉の寿命

幼い葉は、芽の中で、種類によってさまざまな形に巻いている(幼葉態という)が、芽の展開に伴って平面的な形となるのが普通である。展開のあとの普通葉の寿命は、落葉樹であれば春から秋の紅葉までの期間であるが、常緑樹では1年から数年のものまでとさまざまである。マツ属のある種では、針状葉が40年近くも生きていると報告されているし、アフリカの砂漠に生育する風変わりな裸子植物であるウェルウィッチアは終生伸び続ける一対の葉をもち、しかも、それが1000年を超える寿命をもつといわれている。[原 襄]

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図書館情報学用語辞典

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動植物名よみかた辞典 普及版

葉 (カシワ)
学名:Quercus dentata
植物。ブナ科の落葉高木,園芸植物,薬用植物

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葉 (モミジ)
植物。カエデ科の木本類,とくに高雄紅葉の別称

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精選版 日本国語大辞典

は【葉】
〘名〙 茎に側生する扁平な構造で、光合成・水分の蒸散・呼吸作用を営む主要な器官。表皮系・基本組織系・維管束系よりなり、葉身、葉柄、托葉などに分化する。葉身の形により単葉・複葉、あるいは普通葉、鱗片葉、苞葉などの区別がある。葉が本来の形・作用を変え、保護・貯蔵・生殖作用などを営む変態葉を呈すこともある。
※古事記(712)中・歌謡「狭井河よ 雲たちわたり 畝火山 木の波(ハ)騒ぎぬ 風吹かむとす」

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よう エフ【葉】
[1] 〘名〙
木の葉のふちのようなとがった切込み。
※徒然草(1331頃)三三「閑院殿の櫛形の穴は、まろく、縁(ふち)もなくてぞありし〈略〉これはえふの入りて、木にて縁をしたりければ、あやまりにて、なほされにけり」
② 長い時代の中の一時期。代。
※東関紀行(1242頃)序「もとより金張七葉の栄えを好まず、ただ陶潜五柳の住みかを求む」 〔詩経‐商頌・長発〕
③ 住持の世代など、職や位を継いでその職・位にある期間、また、その人。
※蔭凉軒日録‐長享三年(1489)一〇月一日「蓋建仁五葉茂秋柏弟子也」
④ 木の葉のように薄いもの。
※医語類聚(1872)〈奥山虎章〉「Lobe 葉(肺葉肝葉ノ如シ)」
[2] 〘接尾〙 木の葉・紙などのように薄いものや小舟を数えるのに用いる。
※和漢朗詠(1018頃)下「千株の松の下の双峯の寺 一葉の舟の中の万里の身〈白居易〉」

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