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菅茶山【かんさざん】

日本大百科全書(ニッポニカ)

菅茶山(かんさざん)
かんさざん
(1748―1827)
江戸後期の漢詩人。名は晋帥。字(あざな)は礼卿。通称太仲。茶山はその号で「ちゃざん」とも読む。備後(びんご)国神辺(かんなべ)(広島県福山(ふくやま)市)の人。青年時たびたび京坂に遊び、那波魯堂(なわろどう)に朱子学を学び、詩を好んで頼春水、葛子琴(かつしきん)ら大坂の混沌(こんとん)社の詩人と交友があった。神辺の居宅を黄葉夕陽村舎(こうようせきようそんしゃ)と号し、私塾廉塾(れんじゅく)を開いて子弟の教授にあたった。廉塾では頼山陽が一時講師を務めたことがある。のち福山藩の儒官に登用されて江戸にも出た。辺地にありながら詩名天下に高く、山陽道を往来する文人は黄葉夕陽村舎を訪うのを常とした。詩風は閑静な田園生活を温雅平淡に詠じ、その詩集『黄葉夕陽村舎詩』は江戸後期にもっとも愛読された詩集の一つであった。[日野龍夫]
『富士川英郎著『菅茶山と頼山陽』(平凡社・東洋文庫)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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