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茂陵【もりょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

茂陵
もりょう
Mao-ling
中国,前武帝。長安 (現在の西安) の北西,渭 (い) 水をへだてた丘上にある。この付近には文帝,宣を除く前漢9帝の陵があり,茂陵はそのなかの最大の陵で方台状をなし,方約 250m,高さ 36m。漢代の陵はすべて寿陵 (生前に築く) で,武帝も建元2 (前 139) 年に右扶風槐里県茂郷に戸1万 6000を移して県とし,陵を営んだ。陪冢 (ばいちょう) として李夫人衛青霍去病 (かくきょへい) らの墓があり,霍去病墓前の石獣は,すぐれた石像として有名。

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世界大百科事典 第2版

もりょう【茂陵 Mào líng】
中国,陝西省興平県にある前漢武帝陵墓。渭北高原の前漢陵墓中最も西辺にあり,かつ最も規模が大きい。陵は東西231m,南北約234m,高さ46.5mの方形台状である。四周に東西430m,南北414mの土壁をめぐらし四方門闕をもつ。陵の西北に李夫人墓があるほか,東方には衛青・霍去病(かくきよへい)墓が北寄りに,霍光(かくこう)墓ほか十数基の陪冢(ばいちよう)が南寄りに,それぞれほぼ東西にをなし,始皇陵と同じく陵が東向きであった可能性がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

茂陵
もりょう
中国、陝西(せんせい)省興平県にある前漢の武帝(在位前141~前87)の陵で、付近には武帝に仕えた功臣や愛姫の陪冢(ばいちょう)が点在している。対匈奴(きょうど)戦争の英雄霍去病(かくきょへい)の墓には茂陵文物管理所が置かれており、かつてその墳丘を飾っていた多数の石獣を陳列している。いずれも2メートルから3メートルもあるような花崗(かこう)岩の巨石でつくられており、匈奴の兵士を踏みつけている馬、獲物をねらってうずくまるトラ、ものうげに寝そべっているウシなど、天然の素材を生かした傑作。実にリアルで生命感にあふれている。「左司空(さしくう)」という文字を記した刻石があり、土木をつかさどった官署に所属した工人の作と考えられている。[吉村 怜]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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