Rakuten infoseek

辞書

舎利【しゃり】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

舎利
しゃり
サンスクリット語 śarīraの音写で,本来は「身体」の意。ときに死体や遺骨を意味するが,一般には釈尊の遺骨をいい,それを安置した塔を舎利塔などと称する。また,形が似ていることから米つぶ,米飯を舎利という。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

さり【舎利】

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

しゃり【舎利】
《〈梵〉śarīraの音写。身骨と訳す》
仏や聖者の遺骨。特に釈迦(しゃか)の遺骨をさし、塔に納めて供養する。仏舎利。
火葬にしたあとの遺骨。
「お―になって砂に埋まっちゃやそれっきりだからな」〈中勘助・鳥の物語〉
《形が1に似ているところから。多く、仮名書きにする》白い米粒。また、米飯。白飯。「すし種も舎利もいい」「銀舎利
蚕の病気の一。糸状菌(カビ)におかされ、白く硬くなって死ぬもの。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

しゃり【舎利】[謡曲]
謡曲。五番目物。旅の僧が京都東山の泉涌寺(せんにゅうじ)仏舎利を拝んでいると、足疾鬼(そくしつき)が舎利を奪って飛び去るが、韋駄天(いだてん)が取り返す。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

葬儀辞典

舎利
火葬などにして、後に残った骨。=遺骨(いこつ)

出典:葬儀ベストネット
Copyright Interlink. All Rights Reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、内容は地域・宗派によって異なる場合があります。

世界大百科事典 第2版

しゃり【舎利】
遺骨のこと。とくに釈迦の遺骨を指して仏舎利(ぶつしやり)ともいう。サンスクリットのシャリーラśarīraの音写。古代インドには,偉大な聖者の遺骨を供養することによって天界に生まれることができるという観念があったらしく,釈迦の遺骨も当時の有力な部族や王によって八つに分配され,それらを祀るストゥーパstūpa(塔)がそれぞれの地に建てられたことが古い仏伝に記されている。また,アショーカ王はそれら八つの中の七つの塔から釈迦の遺骨をすべて集め,あらためて細分して各地に分配し,それらを納めたストゥーパを8万4000基建てたと伝えられ,いくつかは残っていたことが玄奘の《大唐西域記》などにも記されている。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

さり【舎利】

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

しゃり【舎利】
〘仏〙 遺骨。特に仏や聖人の遺骨をいう。仏舎利。さり。 「 -容器」
白い米つぶ。また、米飯。 「銀-」
おしゃり(御舎利)」に同じ。
[句項目] 舎利が甲になる

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

しゃり【舎利】
能の一。五番目物。旅僧が泉涌寺で仏舎利を拝しているところへ、里人が来て舎利のいわれを語る。里人は足疾鬼そくしつきと変じて舎利を奪って逃げるが、韋駄天いだてんが現れて舎利を取り戻す。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

舎利
しゃり
サンスクリット語シャリーラarraの音訳で、原義は身体のことであるが、転じて遺骨、とくに仏陀(ぶっだ)(釈迦(しゃか))の遺骨をさし、仏舎利、仏骨という。骨崇拝は先史時代よりあったものと考えられるが、仏教で舎利崇拝がおこったのは、仏陀がクシナガラで入滅し、その遺体が火葬に付され、遺骨と灰が仏陀ゆかりの八つの土地に分納され、塔が建立され供養されて以来のことである。アショカ王は、上記八つの仏塔のうち七つを開けて舎利を分け、インド各地に多数の仏塔を建てたと伝えられる。スリランカのキャンディにある仏歯(ぶっし)寺には、古く仏陀の歯骨が伝えられ、今日も人々の熱心な崇拝の対象となっている。わが国でも舎利供養のための法会(ほうえ)が行われたことが、『日本書紀』などにもみえる。1898年(明治31)ネパールにおいて、仏陀の遺骨とみられるものが発掘されて仏教諸国に分与された。日本では名古屋市覚王山の日泰(にったい)寺に安置奉祀(ほうし)されている。なお、舎利を安置する塔を舎利塔、舎利を納めておく堂宇を舎利殿という。[高橋 壯]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

さり【舎利】
〘名〙 (śarīra の音訳。身、遺身などと訳す) 仏の遺骨。仏舎利。しゃり
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「骨、さりの中よりも、あまき乳房は出で来なん」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

しゃり【舎利】
[1] 〘名〙 (śarīra の音訳。身体、身骨、遺身などと訳す)
① 仏語。遺骨。普通、聖者の遺骨、特に、仏陀の遺骨をいう。仏舎利。さり。
※続日本紀‐文武四年(700)三月己未「三蔵以持舎利経論。咸授和尚而曰」
※赤染衛門集(11C中)「しゃりをさめ奉りたる御塔あげさせて」 〔法華経‐序品〕
② 火葬の残りの骨で砕けたり腐ったりしないでいつまでも残っているもの。
※雑俳・柳多留‐三(1768)「里がたでおしがるしうとしゃりに成」
③ (形が①に似ているところから) 米粒。米。また、白飯。
浄瑠璃・妹背山婦女庭訓(1771)三「氏子どもが下用櫃にしゃりを切らしてむらつぎをする」
④ 白殭(はっきょう)病で白くなって死んだ蚕。おしゃり。
※続春夏秋冬(1906‐07)〈河東碧梧桐選〉春「脱ぎ捨てて舎利を止むる蚕かな〈幾句拙〉」
⑤ 僧侶が生ませた子。
※洒落本・一事千金(1778)「昔は出家も世を憚り、〈略〉かこひは大こく、子は舎利(シャリ)と、表向をばつつしみしに」
[2] 謡曲。五番目物。各流。古名「足疾鬼(そくしつき)」。作者不詳。僧が京都東山の泉涌寺で仏舎利を拝んでいると、足疾鬼が里人に化けて現われ、仏舎利を奪って逃げ去る。そこへ韋駄天(いだてん)が現われて足疾鬼を追いつめ仏舎利を取り返すという筋。
[語誌]((一)について) ③の意は、仏舎利が米粒に似ていることによっており、近世から例が見え始める。ただし、仏舎利と米粒とを結び付ける発想は中国唐代に既に見られ、日本でも空海撰「秘蔵記」に「天竺呼米粒舎利。仏舎利亦似米粒。是故曰舎利」とある。もっともこれらの記述自体は、梵語の「米śāli」と「身体śarīra」との混同に基づくらしい。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典

舎利
しゃり
歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
元禄1.2(江戸・長州侯邸)

出典:日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

舎利」の用語解説はコトバンクが提供しています。

舎利の関連情報

他サービスで検索

「舎利」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.