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舌癌【ぜつがん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

舌癌
ぜつがん
carcinoma of the tongue
舌に発生する癌腫をいい,口腔癌のなかで最も多い。一般に舌の前方 3分の2の部分に生じるものをさし,その奥の,口腔内から見えない部分のものは特に舌根部という。中年以上に多く,男性は女性の約 2倍である。ほとんどが側縁部に発生する。不適合な義歯や充填物,う蝕虫歯)の鋭い辺縁などによる慢性の刺激誘因となる場合がある。潰瘍と,それを取巻く堤防状の硬い部分があるものが多いが,きのこ状に盛上がるものもある。周囲に広がると,口腔底や下顎骨に侵入する。しばしば癌細胞リンパ管を伝わって顎下部や頸部のリンパ節に転移し,また,血液中を流れて肺や肝臓に遠隔転移する。治療は,手術,放射線照射制癌剤を併用して行い,リンパ節転移には頸部郭清術を行う。遠隔転移のある場合は予後が悪い。舌根部癌は発見が遅れやすく,治療も困難である。

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デジタル大辞泉

ぜつ‐がん【舌×癌】
舌にできる癌。合わない義歯・金属冠や虫歯のとがった部分の刺激が誘因となる。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ぜつがん【舌癌 cancer of the tongue】
口腔癌の一種で,舌にできる癌。最近歯肉癌より多い傾向にあり,50~60歳代のいわゆる癌年齢に多発するが,20~30歳代にもみられる。臼歯部に相当する舌の辺縁から下面にかけて多く,舌尖や舌背には少ない。最初,痛みのないはれや潰瘍に気づく場合が多いが,舌の運動障害や違和感により発見されることもある。やがて,痛みが強くなり,発音・咀嚼(そしやく)・嚥下障害が増してくる。 肉眼的に膨隆(腫瘤)型,潰瘍型,肉芽型,白板型,乳頭型,糜爛びらん)型がみられ,潰瘍型,膨隆型,肉芽型が多い。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ぜつがん【舌癌】
舌に発生する癌腫。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

舌癌
ぜつがん
舌に発生する癌腫(がんしゅ)をいい、口腔(こうくう)癌のなかでは、もっとも頻度が高い。年齢別では50~60歳代に多く、性差では男性が女性の2倍多い。好発部位は側縁部で、初期には自覚的には口内炎と似た症状のことが多いが、進行すると深い潰瘍(かいよう)や、硬い膨隆を形成する。早期にリンパ節転移をきたすことが多い。治療は外科的切除、放射線療法、抗癌剤による化学療法の単独または併用療法が行われる。[池内 忍]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ぜつ‐がん【舌癌】
〘名〙 舌にできる癌腫。口腔粘膜に発生する口腔癌のうち、最も多い。普通舌縁から舌下面にできる。はじめは痛みはなく厚ぼったい感じがするだけだが、次第に硬いしこりとなり、潰瘍になる。〔医語類聚(1872)〕

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