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致死性不整脈【ちしせいふせいみゃく】

日本大百科全書(ニッポニカ)

致死性不整脈
ちしせいふせいみゃく
放置したままでいると意識消失から突然死に至る危険性が高く、緊急な治療を必要とする不整脈。拍動が異常に速くなる頻脈性不整脈のうち、心室頻拍や心室細動を致死性不整脈という。
 心室頻拍は、心室から発生した異所性刺激によって毎分100~200回という非常に速い発作性の頻脈を呈す。血液の拍出が阻害されて血圧も低下し、さらには心室細動に移行する可能性のある危険な病態である。また、心室頻拍の特殊なものにトルサード・ド・ポアントTorsades de pointes(倒錯型心室頻拍)がある。心電図の波形がねじれて(トルサード)見えることが名称の由来で、これも突然死に至る危険な不整脈である。薬剤の副作用がこの原因としてとりざたされている。
 心室細動は、心室の無秩序な興奮により異常な刺激を受け、拍動が極端に速くなる病態である。心室が小刻みに不規則に震える細動を伴って心停止と同様の血液の拍出が不能な状態となり、数秒以内に意識が消失するため、早急な治療をほどこさなければならない。心臓突然死の多くは心室細動が原因で、即座にAED(自動体外式除細動器)などを用いて細動を取り除かなければ、循環停止から呼吸停止に陥り死亡する。[編集部]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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