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自然言語処理【しぜんげんごしょり】

デジタル大辞泉

しぜんげんご‐しょり【自然言語処理】
natural language processing》人間が日常的に使っている日本語や英語などの自然言語コンピューターで扱う処理技術総称機械翻訳音声認識などを指す。自然言語技術

出典:小学館
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IT用語がわかる辞典

しぜんげんごしょり【自然言語処理】
人間が日常的に使っている自然言語をコンピューターで取り扱う技術の総称。日本語のかな漢字変換機械翻訳構文解析など。◇「自然言語技術」ともいう。

出典:講談社
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世界大百科事典 第2版

しぜんげんごしょり【自然言語処理 natural language processing】
プログラム言語のような人工的に設計された人工言語に対して,歴史的経緯を経て自然発生的に形成された日本語や英語のような言語を自然言語という。両者区別は自明ではないが形式言語理論によれば,その文法の数学的性質は明らかになる。さて,自然言語を扱う学問として歴史的には言語学がある。これに対して自然言語処理は自然言語を計算機で扱うことを念頭においた情報科学の一分野であり,比較的新しい。言語学にせよ自然言語処理にせよ,その対象は記号化されたデータとしての自然言語である。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

しぜんげんごしょり【自然言語処理】
自然言語をそのままコンピューターで処理すること。また、その技術。構文や意味、また文脈などを分析し、機械翻訳やエキスパートシステムなどの開発に応用する。

出典:三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

自然言語処理
しぜんげんごしょり
natural language processing
日本語や英語のようにわれわれが日常使う自然言語で表現された情報をコンピュータで解析,変換,生成して活用するための技術。解析には,(1) 文章中に出現する単語の活用形を見つけて,元になる単語とその活用形(→活用)を同定する形態素解析,(2) 人名,地名などの固有名詞や日時を表す表現を同定する固有表現抽出,(3) 文の構造を推定する構文解析,(4) 文の構成要素の間の意味的な関係を解析する意味解析,(5) 文章における省略や照応表現を解析する談話解析などがある。自然言語を用いて人間にわかりやすく伝えるために,コンピュータの内部表現(→解読マトリックス)から伝えたい情報の意味を表す意味表現を生成し,聞き手の背景知識と談話の流れを考慮しつつ,自然言語の単語と構文を使って目的とする文章を生成する技術も研究開発されてきた。さらに文章の自動要約,情報抽出,情報検索,質問応答,会話,機械翻訳など,タスクに応じた技術も発展した。当初は,自然言語の文法や意味にかかわる理論に基づき文法ルールを人の手で定義する手法が用いられたが,インターネットによる豊富な言語資源が利用できるようになった今日は,統計的な手法やニューラルネットワーク,特にディープラーニングを用いてルールを導く自然言語処理技術が広く用いられるようになった。(→自然言語理解

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

自然言語処理
しぜんげんごしょり
コンピュータの出現により、プログラミングのための「言語」がつくられ、利用されるようになった。その文法や意味は人為的に正確に定められているため、これを人工言語とよぶならば、日本人が昔から使っている日本語などは自然発生的にできたものなので、自然言語とよぶことになる。この自然言語をコンピュータに入力し、目的に応じてなんらかの情報処理を施すことを自然言語処理という。
 1950年代後半にFORTRAN(フォートラン)など、いわゆる高級プログラム言語が出現してまもなく始められた機械翻訳の試みが、自然言語処理の始まりである。日本では、ローマ字で届いた電文をかな漢字交じり文に変換する研究が早くから始められており、これが現在のかな漢字変換処理につながり、日本語の表記法に革命をもたらした。しかし、人間の行う翻訳などの自然言語処理に比べると、コンピュータの能力はいまだにはるかに非力である。人間と同程度に行うには、正しい意味理解が不可欠である。ここでいう理解とは、入力文を内部モデル(内部に構築した外部世界のモデル)に照応することによって適切な反応を返すことである。この課題は、いまもってコンピュータ技術にとっての難問である。たとえば、イギリスの数学者チューリングが人工知能の実現度判定問題としたように、詩の音韻やニュアンスについて、コンピュータが人間と同じように自然言語で議論できるプログラムが実現できるかどうか。少なくともチューリングが予言した2000年までの実現は達成されていない。[田村浩一郎]
『岡田直之著『自然言語処理入門』(1991・共立出版) ▽田中穂積監修『自然言語処理――基礎と応用』(1999・コロナ社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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